「お金じゃない」落札者ご本人が語る『MOTHER2』青チラシ案件への思い


 先月、ヤフオクに出品された『MOTHER2』のチラシが歴史的な結果となった案件について、落札者のYouTuber/MOTHERグッズコレクター・コアラ氏が、自らの動画でその真相をアツく語っている。


 ※転載の許可を得ています


 まずはおさらい――

 レトロゲーム界に激震が走ったたのは先月の20日のことだった。その謎の青チラシは、私オロチが知る限り、国内取引におけるゲームチラシ史上最高額を叩き出し、大きな話題になったのだ。

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 そもそも、このチラシはどういったものなのだろうか?

 コアラ氏によると、一般に出回ることのなかった業務用チラシであり、発売前に関係者のみに配られたものだという。まず通常版との違いは何と言ってもその色。通常版のイメージカラーが赤なのに対して、これは青なのが最大の特徴だ……

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 ※キャプチャ画面より←が青版。→が通常版(赤)


 上部に記載されたキャッチコピーは、通常版(赤)だと「大人も子供も、おねーさんも」という有名なフレーズなのに対して、青版では「発売前から、忘れられない」という、独自のものとなっている。詳しくは動画を見てね。

 続いて、コアラ氏がオークションで争ったときの心境を語ったところによると、実際の話、このチラシに42万円の価値があるか、と言われたら「ないと思う」と激白。最初は10万円もいかないと腹積もっていたが、自分の他にもうひとり、熱狂的なコレクターがいたため「札束での殴り合いになってしまった」(本人談)というのが真相のようだ。




 ただし、コアラ氏はことあるごとに何度も何度も「お金じゃない」という言葉を口にしていた。その心の内を以下のように述べている。

 手に入らないと、気持ち的に、色んな部分でやる気が起こらなくなってしまうんです。たぶん次に出てくるときは5万円くらいで終わるでしょうけど、それでもいい。手に入ったという事実が良かったんです。


 そうなんだよなあ。
 私オロチは今回の件ですごく勇気をもらったんだよね。

 それは、どういうことかというと、周りにどう思われようが、自分の信じた道を進めばいいんだってことをコアラさんから改めて教えられたというか。僕はもともと相場を気にするタイプじゃなくて、その場の出会いみたいなものを重視する人間ではあるんだけど、たとえばレトロゲームショップ巡りで、ずっと探していたものを見つけて、それが思ったよりずいぶん高かったとき、やっぱり少し躊躇してしまうんだよね。それって別にそれほど欲しくなかったってことなのかなって……

 逆にそこまで欲しくなかったものが思ったより安かったので、魔が差して買っちゃうことってあるよね。僕なんか、最近そのパターンでNEOGEO買っちゃったよ(笑)

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 ※NEOGEOはコレクションというより純粋にプレイするためのお気に入りアイテム

 でも、本当に欲しくて、最初から手放す気がまったくないものなら、値段なんていくらだって関係ないわけで、あとは「自分がどれだけ欲しいのか」という胸の内と真摯に向き合えばいいだけの話。もちろん、そのために仕事や家族や生活を犠牲にしていたら元も子もないので、それは簡単なようで、実はものすごい難しいことなんだけどね(笑)



orotima-ku1.pngなにはともあれ
おめでとう!


十字キーがジョイスティックになっている謎のファミコンについて 他


<注目!!>
ファミコン互換機で名を馳せた中国の小霸王がゲーム機市場に再参入―今後は知的財産権を尊重
 小覇王については、以前「海賊版ファミコンとチャイナドリームを叶えた男の物語」という記事で少し触れています。いや、少しじゃないかな。かなり調べたので興味ある方はどうぞ。というか、このへんのゲーム史の暗部は、まだまだ闇に包まれているので、誰か、取材して本を出せるレベルでまとめてほしい(笑)


<見逃しクン>
【いくつ知ってる?】かっこいい! そんな機能が!?  素晴らしきゲームコントローラー博覧会!
 私オロチが密かに尊敬しているコントローラ収集家・烏丸さんが素材提供してる記事だ。今の今まで気付かなかったぞ! 弊ブログのリスペクトサイトにも名を連ねる「ゲームパッド地下秘密」ていう変態的サイトを大昔からやってるすごい人物。僕が20年間、探しても探しても、市場では1度も見たことないファミコン対応のとあるコントローラを持っているのはこの方のみ。いつかその話をしてみたい……


<ニュース>
セガゲームス「ゲーム機市場に再参入の予定はなし」と公式回答。メガドライブ復刻版、過去IPの国内販売の可能性は?
 この話題、いつまで引っ張るんだって感じですが、ぶっちゃけ、最初からわかってたんです。結論なんて。みんなわかってたよね(笑)。それにしても、なんかこの展開、既視感あるなあと思ったら、近年のメガドラ史上では最大のやぶへび事件だったアレのことを思い出したよ。はよ忘れたい(笑)


海外ゲームコレクターファミコンカセットの中から薬物を見つけてしまう (英文)
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 画像:youtubeより

子供の頃、ゲームキューブの売れ行きが心配で任天堂に手紙を書いたら返事が来た
 海外の話 

米FTC、ゲーム機などの「はがすと保証は無効」シールは違法として大手企業へ警告
 なるほど。正規でなくても自由に修理とかパーツ販売とかokになれば、消費者としてもありがたいわな。


<イベント>
国内外から、250名の夢のファミカセが勢揃い!『わたしのファミカセ展 2018』東京・中野にて4/27より開催決定!
 春の風物詩


<謎>

 あれは今から20年前ぐらいの話だったか――

 まだ数えるほどしかいなかったファミコンコレクターの間で、十字キーがジョイスティックになっている謎のファミコンがあるらしいという噂がたったのだ……

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 実は私オロチはそのとき、既に持っていたのだが、これは最初からこの状態で出荷されたものではなく、ノーマル十字キーとスティック状のパーツを入れ替えただけの代物であることを言いだせなかったのだ。

 ただし、そんな私も20年前にパーツの状態で手に入れただけの人間であり、こいつについて詳しいことは何も知らなかった。
 

 時は過ぎ――

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 先日、オークションでたまたまこのパーツを見かけた私は、そういえば持ってたなあ、とツイートしたところ、当時、おもちゃ屋で交換してくれた、他にもいろんなパーツがあった、というような証言が届いたのだった。

 個人的には第三者がつくったという確証がないかぎりは、純正品である可能性は0ではない(限りなく0に近いとは思うが)と思っているので、夢が広がるアイテムである。



orotima-ku1.pngジョイスティック十字キーについて、何かご存知の方は是非、情報ください!

ファミコン「ABCシール」の謎を追え‼︎ 経過報告まとめ (追記有)


 皆さま、多くの発見情報&画像ありがとうございます。ここらで経過報告をまとめておきましょう。

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<発見されたシール>

 現在、画像つきで発見されているABCシールは、おかげさまで23本に増えました。以下です。

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 ゴールドビッグA × 6本

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 ゴールドB × 1本

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 シルバーA(リーフ) × 6本

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 シルバーB × 3本

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 シルバーB(リーフ) × 5本

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 シルバーC × 2本

 ※万が一、送ったのにスルーされたよって方がいたらご指摘ください!!




<タイトル&発売日との相関性>

 次に発見されたタイトルを発売日順に並べてみよう。

1.『ポパイ』(1983/7/15) ビッグA
2.『ドンキーコングJr』(1983/7/15) B
3.『五目並べ』(1983/8/27) ビッグA 
4.『マリオブラザーズ』(1983/9/9) ビッグA
5.『テニス』(1984/1/14) ビッグA
6.『ピンボール』(1984/2/2) ビッグA
7.『ロードランナー(小箱)』(1984/7/31) ビッグA 
8.『4人打ち麻雀』(1984/11/2) B(リーフ)
9.『忍者くん 魔城の冒険』(1985/5/10) B
10.『ディグダグ』(1985/6/4) B
11.『スパルタンX』(1985/6/21) A
12.『レッキングクルー』(1985/6/18) B
13.『スターフォース』(1985/6/20) B(リーフ)
14.『ドルアーガの塔』(1985/8/6) A
15.『アストロロボ・ササ』(1985/8/9) A
16.『ドルアーガの塔(再販)』(???) B(リーフ)
17.『ドルアーガの塔(バーコード有)』(?) A
18.『ハイパースポーツ』(1985/9/27) B(リーフ)
19.『キン肉マン』(1985/11/8) B(リーフ)
20.『ソンソン』(1986/2/8) 
21.『ゲゲゲの鬼太郎』(1986/4/17) A
22.『B-WING』(1986/6/3) 
23.『スーパーチャイニーズ」(1986/6/20) A


 今まで整然とならんでいたアルファベットがかなりバラバラになってきた、という印象。

 注目すべきは14,16,17の『ドルアーガの塔』だ。同じタイトルでありながら「A」と「B」が発見されたことからアルファベットとタイトルの相関性が破れたわけだが、さらにバーコード有の再販版に「A」が発見されたことで、発売時期との相関性も怪しいことになってしまったのだ。

 その後、21『ゲゲゲの鬼太郎」や23『スーパーチャイニーズ』の発見によって、シール発行最晩年と思われる時期にも「A」が発見され、ますますカオス状態となっている。

 
 
<ファミコンソフト交換店のランク説>
 
 そんな中、急浮上してきたのが交換説だ。以下、レトロゲームブログ「不倒城」に言及されていたファミコンソフト交換店のシステムである。かつて愛知県内にはファミコンショップ「コスモ」、あるいは「マリオ」といった交換店が存在したのだという。

その店に行くと、A4一枚くらいの、「ソフトランク表」をもらうことが出来ます。そこには、「Sランク」「Aランク」「Bランク」「Cランク」といったカテゴリー分けと、そのカテゴリー内の様々なソフト名が書いてあって、自由に持ち帰ることが出来ました。


 さっそく私オロチはこの記事を書いたしんざきさんへお話を伺った。

 あくまでも「記憶があいまい」としながら、そこを何とか思い出してもらったところによると、しんざきさんが当時通っていたお店は2つあり、コスモの最高ランクが「S」だったのに対して、マリオは「A」までだったかもしれないとのこと。しかしながら、シールに関しては見た記憶にないという証言を頂くことができた。

謎のABCシール案件「ファミコンソフト交換店のランク説」について

 また、同じく前回の記事で「コスモ」について引用させてもらったブログのlaisoさんにも話を伺ったが同様に、シールに関しての記憶はないということである。

 まだ「S」シールが発見される可能性は0ではないにしろ、お二方の証言、また、弊ブログへ寄せられた情報を元に考えると、コスモよりもマリオ濃厚といったところだろうか……




<東海地方の遭遇率が高い傾向>

 調査を進めていく中で、実感するのはやはり東海地方のシール遭遇率の高さである。関東地方は様々な有志の方が秋葉原を中心に調査をして頂いており、関西地方ではゲーム探偵団さんが協力して下さるなど、調査の輪がひろがっているのは嬉しい限りです。ありがとうございます!
 
 ただ、やはり関東や関西は遭遇率が低いようである。不明なものもあるが、だいたい7割ぐらいは東海地方での発見ではないだろうか……

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 たとえばこちらの「ビッグA 3連発」は静岡を中心に調査してくださっているちょこさんが送ってくれた画像である。この発見により、ファミコンのローンチタイトルである『ポパイ』と、既に発見されていた『ドンキーコングJr』が、既に「A」と「B」に別れていることが判明し、アルファベットと発売時期との相関性も完全に破れることとなったのだ。

 いずれにしても、東海地方の遭遇率が高いことと、東海地方のファミコンソフト交換店のシステムがABCランク制だったことが偶然ではない気がしてならない。




<アルファベットの法則性について>

 さて、改めて考えて行こう。アルファベットが、タイトルや発売時期と相関しないのなら、いったいどんな法則で付けられているのだろうか。私オロチは当時、ファミコン雑誌に掲載されていた日本全国の交換店の広告を見ているうちに「中古ソフト◯本で、新品ソフト1本と交換」という、独特のざっくりしたフレーズに注目したのだ。

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 当時のファミコン雑誌に掲載されていた交換店の広告の数々


 つまり、新品ソフトは、どんなものであろうと最高ランク「A」だったはずなのだ。

 たとえば『ゲゲゲの鬼太郎』が86年で「A」なのは、その店に入荷したとき新品だったからと解釈できる。要するに「ABC」のランクは発売日からの鮮度で決まったのではないか。これが「鮮度の法則」である。

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 したがって、このシールはあくまでもその店に入って来たときのランクだと考えると、『ドルアーガの塔』が同一タイトルにも関わらずアルファベットが違う点や、同一アルファベットにも関わらず発売時期が違う点を説明できるのだ。

 ただし、だとすると同一タイトルに違うアルファベットシールが付いているファミコンソフトがもっと出てきてもいいものだが、今のところ『ドルアーガの塔』だけというところが引っかかる。




<83年に交換店があったのか?>

 また、鮮度の法則が正しいならば、再販されたタイトルは、いちいち区別したということになるが、そこはやはり人気という基準もあったと考えるべきだろう。ごく初期は発売時期で自動的にランク別けしていたが、そのうち人気に傾向が出始めたため、それも考慮するようになったという流れがあったことは想像に難くない。そもそも人気があるからこそ再販するのだから……

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 ※ファミコン雑誌「ハイスコア」に至っては、自ら交換レートを発表するコーナーがあった


 しかしながら、この考えで行くと、コメント欄でも指摘されていたことだが83年に交換店があったのかという疑問が浮上する。ABCシールの下地色ゴールド期である83~84年にかけてはまだファミコンブーム前夜であり、交換店が成り立つのほどの需要があったとは考えにくいのだ。ましてや、ローンチタイトルにまでシールが貼ってあることを、どうやって説明すればいいのやら……

 もちろん、存在が確認されている85年以降の店舗が、それ以前のソフトに貼ったシールなのかもしれないが、だとしたら発売日が過去になるほどランクが落ちるという「鮮度の法則」に反してしまうのである。



<ABCシールに関する情報募集!!>

 ということで、結局はわからないので(笑)
 弊ブログではまだまだ情報を募集したいと思います。

 ファミコンソフト交換店に関する情報はもちろん、まだまだ幅広い可能性でこの謎を追って行きたいので、その他の情報も大募集中!! なにか知ってるよって方、むしろそのシールを印刷してたのうちの会社だよって方、是非、@oroti_famicomまでご連絡を!

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 ※大人でもよくわからないややこしいルールの交換店もある。


 もしくは「こちらの窓口」、あるいはコメント頂けたら幸いです。

 また、引き続き、シール発見情報&画像も募集中です。沖縄・九州・四国・中国・大阪以外の関西、愛知以外の東海、北陸・東京以外の関東・東北・北海道などの情報が足りません!!(笑)

 もちろん、それ以外の地域の情報もオールokです。
 どうぞ、よろしくお願いします!!



 追記:2018/4/12

 このシールの第一発見者であるガロウさんがついに「D」と遭遇したようだ。

gyarakusianD.pngbaru-nfaitoC.png

 『ギャラクシアン』(1984/9/7/ナムコ) シルバーD
 『バルーンファイト』(1985/1/22/任天堂/) シルバーC

 この発見によって、ABCシールには「D」の存在が正式に確認された。ひとまず報告まで。




orotima-ku1.png ファミコンショップマリオは現在、新橋店以外にあるだろうか。

謎のABCシール案件「ファミコンソフト交換店のランク説」について


 現在調査中「謎のABCシール案件」について興味深い説が寄せられている。

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<いくつか符合する点>

 それが「ファミコンソフト交換店のランク説」だ。
 さっそく、皆さんから教えてもらった、こちらのブログ記事を読んでみたところ、思わず「これだっ」と叫びたくなるほど符合する点がいくつかあったのだ。少し引用させてもらいます。

その店に行くと、A4一枚くらいの、「ソフトランク表」をもらうことが出来ます。そこには、「Sランク」「Aランク」「Bランク」「Cランク」といったカテゴリー分けと、そのカテゴリー内の様々なソフト名が書いてあって、自由に持ち帰ることが出来ました。


nazonosi-aa.jpgnazonosi-b2.jpgnazonosi-c.jpg

 現在、見つかっているご覧のようなアルファベットは「A」「B」「C」の3文字のみだが、「S」が出てきたら、かなり真相に近づくことになるね。しかもこの方、名古屋に住んでいたということで、東海地方に偏っている説にも符合するのだ。

 また、ブックマークに興味深いコメントを発見。
「ファミコンソフト交換店」についてのおぼろげな記憶のお話: 不倒城

知ってるのは「ファミコンコスモ」かな。そのショップ特有のシールをカセット裏に貼ってた。交換システムはそのうちなくなったけど店自体はその後も結構続いてた(そこでサターン買った記憶が)

2017/04/08 09:35

 シールが貼られていたという具体的な言及だ。

 ただ、「カセット裏に貼ってた」という点が気になる。その店では、主に裸カセットでの交換が行われていたのだろうか。そうすると現在、例のシールがパッケージの側面にしか見つかってないのが不自然に思える。




<ファミコンショップコスモ>

 続いて、弊ブログのコメント欄にも寄せられていた、かつて愛知県に存在したという、この交換店について、他にも言及しているブログ記事を発見したので、さっそく引用させてもらいます。
 
ファミコンソフトに「Sランク〜Eランク」という格付けがされていて、もって行ったソフトのランクに応じて店の商品と交換できるといったものだった(BランクのソフトならB〜Eランクのまで交換できる)だが、主に新作=Sランク商品を求めていた俺たちには、こちらの方法はあまり人気がなかった。


 こちらでも「S」があったとの証言。さらに「D」「E」もあったようだ。同店についてこちらや、こちらのブログ記事にも言及が見られた。もしかしたら、これから先「D」や「E」が発見されるかもしれない。

 ただし、同じようなシステムを採用していた交換店は他にも東海地方にいくつかあったようだ。以下、名前が挙げられていた店舗である。

「コスモ」 岡崎 春日井 蒲郡 etc
「マリオ」 藤が丘 etc
「ワーロード」 千種 etc


 マリオといえば大久手にあった店舗にはよく行ったが、そのとき、すでにPS時代だったので、交換は行われていなかったなあ、なんて思っていたが、あそこはVISCOだったわ(笑




<当時の雑誌にみられる交換店>

 ひとまず、ファミコンソフト交換店のシステムについて、詳しく調べる必要がありそうだ。ということで当時、マイナーファミコン雑誌によく載っていた交換店の広告記事の中から興味深いものをピックアップしてみよう。
 ※いずれも「ハイスコア」「ファミコンチャンピオン」「Hacker」などから引用

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 まずはこちら。交換システムは中古ソフト4本に対して新品1本というやつ。

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 こちらは買取値段の合計によって決まるシステム。

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 こちらは5本で1本のようだ。ディスクシステムは18本か。

 注目すべきは、「必ず箱、マニュアルをつけてください」という注意文。通販の場合は、箱説でのとりひきがスタンダードだったのかもしれない。

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 こちらはテレビ・新聞で話題というお店。

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 ポイント制度を導入しているお店を発見。
 PCエンジンやマスターシステムも交換してくれたみたい。

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 こちらの広告は「1本で2本分」というコーナーが掲載されていたが、挙げられているタイトルに時代性を感じる。

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 ご覧のように、ひとまず手元にあった古いマイナーファミコン雑誌を数冊、調査した限りでは「ABC」でランク分けしているお店は見つからなかった。やはり、それは東海地方の交換店だけに見られる独自のシステムだったのだろうか?




<交換店に関する情報募集!!>

 ということで、ファミコンソフト交換店に関する情報も募集したいと思います。

 かつて東海地方にあったとされるコスモなど「ABC」システムを導入していた店舗について、何かご存知の方は是非、@oroti_famicomまで情報をお寄せください。

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 ※続々と寄せられているシール発見画像たち

 もしくは「こちらの窓口」、あるいはコメント頂けたら幸いです。



orotima-ku1.pngどうぞ、よろしくお願いします!!

ファミコン語りの夜 「ツインファミコン立体システム」編


<ファミコン時代からあった3Dの世界>

 たまにはコレクターらしく。
 所有するファミコンのコレクションについて語ってみる。

 皆さんは「3Dシステム」というファミコン周辺機器をご存知だろうか。たとえば昔、ファミコンをやっていたとき、何かの拍子に画面がブレブレになっちゃった経験ありませんか?

  

 『ハイウェイスター』『JJ』『アタックアニマル学園』など、ゲーム中にセレクトボタンを押すと画面がブレブレになる機能が備わっていたソフトがあったのだ。そのとき、専用の装置を使用することによってゲーム画面が立体的に見えるようになったんだぜ(遠い目)

 それが3Dシステムである。

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 見たことあるってひといるかな。なんなら実際にこれで遊んでいたというひともいるかもしれない。任天堂は3DSを出すとっくの前から3Dの世界へチャレンジしてたんだね!

 参照リンク:ザ・周辺機器ズ




<幻級の別バーション>

 しかし、この「3Dシステム」には、市場には滅多に出回ることのない幻級の別バージョンが存在した。それがこの「ツインファミコン立体システム」である。

 ツインファミコンが発売されたときに発売されたらしいこと以外、詳細はわかっておらず、あまりにも知名度が低いため、人気のプレミア物ってわけでもない代物だ。言っておくが、周辺機器マニアにとってそんなことは、あまり重要でない。こいつがハードオフのジャンクコーナーに100円で転がっていても、眉ひとつ動かさないだろう……

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 ※正式名はVO-U42S ツインファミコン立体システム 3D SYSTEM

 ごめん、ウソ。
 実際は小躍りするくらい喜びます(笑)

 そんなことより重要なのは、これが、数少ないツインファミコン専用の周辺機器ということだ。黒を基調とした外箱に、後期ツインファミコン(AN-505-RD)を思わせるキツめのオレンジラインなんて最高じゃないか。何気に右上の「SHARP」ってロゴも誇らしげでいいよね。ファミコン界でのシャープはソニーや東芝よりも特別感あったからね。

 え? お前らソフト出してんの?
 俺ハード(ドヤ顔)

 みたいな……



 そもそもこの型番VO-U42Sの無骨さよ。ツインファミコンシリーズが軒並みANっていう、柔らかいイメージの頭文字ではじまっているのに対して、こいつだけ急にVOだよ。発音すると「ヴォ」だ。すごくいい。

 たとえば、ドラえもんの主題歌があん、あん、あん、じゃなくて、ヴォ、ヴォ、ヴォだったら、なんかソ連の猫型兵器みたいで強そうだよね。すごくいい……

 誰か止めてくれ。




<プレミアソフトの不魅力性>

 先日、そんな ツインファミコン立体システムが久々にオークションに出品されていたので、私オロチは固唾をのんで見守っていたのだった。

 結果はどうなったかというと……

3d system 01
 ※FC シャープ SHARP ツインファミコン 立体システム 3Dシステム


 状態はあまり良くなかったものの、思ってたよりいったなあ、という印象だ。こういう話をすると「結局、金じゃねえか」というひとがいる。ハッキリ言おう。

 「愛」だ。

 いやいや、そんなのは綺麗事だろ、とツッコミが飛んできそうだが、そこは恥ずかしげもなく言い切ってしまうぞ。少なくともお金じゃない。たとえ道路に「ツインファミコン立体システム」と「8000円」が落ちてたとしても、僕は間違いなく前者を先に拾うだろうからね(わりとマジで)

 だって持ってるかどうかはともかく、お金なんてどこにでもあるじゃない?



 たとえばファミコンの『烈火』とか『バトルフォーミュラ』とか、レトロゲームショップに行くと、だいたい飾ってあるプレミアソフトってあるよね。客寄せディスプレイ的なやつ。僕は、そういうのにあまり魅力を感じないのだ。だって、持ってるかどうかはともかく、どこにでもあるじゃない。

 プレミアソフトの不魅力性とでも言おうか……
 もちろん、それぞれ素晴らしいソフトなんだけど、なんていうか、僕の琴線は「誰もがうらやむ」なんていうフックには引っかからないんだよ。もともと誰も見向きもしない時代からファミコン集めてた人間だからね。




<色んな楽しみ方があっていい>

 でも意外とみんな目ざといから、いわゆる隠れレア物でも、結局は入札合戦になったりするんだよね。オークションは戦場だよ。海外のマニアとかも参入してきてるし……

 不公平だとは思うよ。たとえば石油王みたいなやつが来日して「愛」とか言って、日本中のレトロゲームを根こそぎ買い占めて帰ったら、正直「なにが愛だ、バカヤロウ!」ってブチ切れるもんね(笑)

ish082.jpg

 そんなことより、これを見てくれよ。
 スコープを接続するパーツなんだけどさ、ツインファミコン立体システムと3Dシステムでは、表示されている文字がぜんぜん違うんだよ。こういった細部の違いをうっとり眺めているだけで、休日が過ぎ去っていくことがあるからね(笑)

 あれ?
 なんだか、おかしいな……

 こいつ、けっこう長いこと語ってるけど、いっこうにプレイする気配がないぞ、って気づいちゃったかな。気づいちゃったよね。これぞ周辺機器の醍醐味ですよ。やらなくてもいいっていうね。もう、眺めてるだけで幸せ。

 勿論、ゲームなんてプレイしてなんぼだとは思うよ。言っておくけど、僕なんか、ひくほどファミコン上手いからね。でもさ、こうやって幻の逸品を追い求めたり、バージョン違いを集めたり、個性を愛でたりするのも面白いじゃん。ゲームには色んな楽しみ方もあっていいと思うのだ。今夜はそれを言いたかっただけ。

 そうじゃなかったら20年もファミコンサイトやってないってば!
 


orotima-ku1.pngそれでは次回の夜もお楽しみに!!

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