ゲームは楽しめばいいって時代は終わった。いや終わるべき


<ゲームでなければいけない理由>

 テトリスに出会って30年。
 どうも。熱血テトリスおじさんことオロチです。

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 先日、上の息子より1つ大きい親戚くん(8才)がうちへ泊まりに来た。我が家は一般家庭に比べたらゲームに関して寛容なので、ゲーム好きの親戚くんにとっては天国みたいなもんだ。現に彼は我が家へ泊まりに来る日のことを「ゲーム合宿」と呼んで、毎回、楽しみにしているそうである(笑)

 しかし、テトリスおじさんは思った。
 ゲームってのはただ楽しめばいいってもんじゃないと。なぜなら、楽しいことなんて他にもいっぱいあるじゃないか。そこに何かしら「ゲームでなければいけない理由」があるから、お前たちはゲームをやってるんじゃないのか。とことん追求してみろ。なぜお前たちはゲームが好きなのか?
 何も考えなしにただ楽しいからってゲームをやってるんだったら今すぐやめろ。ただの中毒だ。履歴書の趣味欄にゲームって書けない問題と根っこは同じである。ゲームは暇つぶしだと思われてる問題と根っこは同じである。逆に言えばその答えを見つけることができれば、いつか面接官に堂々と「ゲームが趣味です」って言える未来もあるんじゃないのか。テトリスおじさんは、お前たちの手でゲーム受難の歴史に終止符を打ってほしいのだ……
 そう考えると、もはや楽しさだけを伝える時代など終わった。いや、終わるべきなのではないだろうかという考えに至ったのである。

Minecraft: Pocket Edition


 現に息子らがやってることと言えばただただマインクラフト。ひたすらマインクラフト。エンチャントだの、ネザーゲートだの、訳分からん。いや、本当はわかるよ。『マインクラフト』は楽しい。その大胆に記号化された世界観、クリエイティビティを刺激される全能感、MOJANGの地元スウェーデンでは授業に取り入れている小学校すらあるという、この革命的ゲームの魅力など今さら私が語るまでもない。(私自身は3D酔いしてしまうため毎回30分以上プレイできないが、それでもこのゲームの魅力は理解できる)
 でも君らはまだ子供なんだ。可能性の塊なんだ。人生という名のリアルオープンワールドには、まだまだプレイすべきゲームがたくさんあるんだってこと知ってほしい。ひとつのことにとことんのめり込むことも大事だが10を知った上での1なのか、1しか知らないのかの違いは大きいぞ。内側ばっかり向いてると輪郭がぼやけるのだ。これはファミコン偏重主義をやめたテトリスおじさんからの教訓だ。でも憂うべきは悲しいかな「人生は有限」ってこと。

 はっきり言おう。君たちには時間がない!

 そこで今回、テトリスおじさんはゲーム合宿・特別講演「テトリスおじさんのテトリス講座」を開催することにしたのだった。




<テトリスおじさんのテトリス講座>

 さっそく息子に「テトリス」をプレイさせて熱血指導。
 本格的な内容は別の機会に譲るとして、ここでは簡単に私がどのように「テトリス」の攻略法を息子に教えたのか解説してみたい。テトリスおじさんが毎回、口酸っぱく言う鉄則は以下の3つだ。なお、テトリスの攻略に興味ないひとはこの段落を読み飛ばしてもらっても構わないぞ。

A.ブロックは回すな
B.積むときは平坦に
C.隅っこが高い法則



<A.ブロックは回すな>
 たまに、くるくる必要以上にブロックを回しているやつがいるが、お前は海老一染之助かと言いたい。くるくる回したところで別にめでたくとも何ともないのだ。大切なのはラインを見ること。たとえば図AみたいにいきなりSとか来ると困っちゃうけどHOLDする前にラインを見ろ。ラインは一番下とは限らない。図Aの赤ラインのように、2番目のラインで消せばいいってこともあるのだ。
 そもそもなぜ回さないか。それはレベルが高くなるにつれ落ちるスピードが速くなってくるからである。最高レベルにまで達すると一瞬で落ちる。いちいち回してられないのだ。しかしテトリスの醍醐味はそこから始まるといっても過言ではない。したがってスピードが遅いうちになるべく回さない消し方に慣れておけば、いざ、スピードが速くなったときでも自然に対処できるようになるという先を見据えた指導である。

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<B.積むときは平坦に>
 たとえば図Bのとき、四角ブロックはどこに置くのがいいだろうか。正解は1である。2は50点。3は0点だ。ブロックを積むときはなるべく平坦にすること。一番いけないのは中国「石林」みたいに凸凹になっちゃうことである。
 ちなみに3が0点の理由は3ブロック以上の穴ぼこができてしまうためである。この穴ぼこには棒しか入らない。つまりみずから選択肢を狭めてしまっている積み方は悪手なのだ。敗着にもなりかねないぞ。
 そもそもなぜ平坦にしなければいけないのか。これも選択肢の問題である。フィールドが石林状態よりも平坦のほうが圧倒的に積む選択肢が多いということを憶えておこう。


<C.隅っこが高い法則>
 図Cのとき、どこに積むのがいいだろうか。正解は3である。2は50点、1は0点だ。平坦にすることのほうがプライオリティは高いが、それができそうにないとき、高くすべきは隅っこなのである。図Cの場合、テトリス穴を左につくっているので、隅っこは右。極端な話、一番右はどれだけ高くしてもかまわない。これが隅っこが高い法則である。
 ちなみに1が0点の理由。それは詳細は省くがテトリス穴周りでいろいろなライン消しテクニックができるからだ。これはどうしても処理の困ったブロックを「テトリス穴にぶち込む」という最終手段の余地を残しておくためである。

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 ※中国の石林の様子(Wikipedia Creative Commons


 以上。
 テトリスを30年間、研究してきたテトリスおじさんのテクニックを、ほんの一部だけ紹介させてもらった。もちろん、これ以外にもさまざまな細かいポイントがあるが、その解説はまた別の機会にでもさせてもらおう。




<みるみる息子がテトリスを嫌いになっていく>

 まあ、こんな感じで、ああでもない、こうでもないと熱血指導してたわけだ。ただただ世の中にはこんなに奥の深いゲームがあるってこと知ってほしい。その一心だった。しかし息子の反応はいまいち。それどころか「自由にやらせてよ」と怒りだす始末。
 つづいて親戚くんにも同じように指導したが何か言うたびに、慌ててボタンを押してしまうのかクルクルとブロックが空回り。画面の中に出来損ないの現代アートみたいなオブジェが形成されるばかりであった。見ていられなくなって思わずコントローラを奪い取る。

 いいか、こういうときはこう!
 そしてこう、こう、こうだぁぁぁっ!!!
 
 テトリスおじさんの熱量とは裏腹に、明らかにテンションが落ちていく子どもたち。なぜだ。テトリスの次はあのゲーム、このゲームと往年の名作ゲームを順番に熱血指導していくつもりだったのに、もはや子どもたちはそんなテンションではなさそうだ。なぜだ。なぜなのだ……

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 そこで私はハッと気づく。あれは大学を卒業してバイトしながらゲーム制作を行っていた頃、題材としていたオカルト学や宗教学について、自主的に図書館へ出向きひたすら研究していたことを。ことこまかくレポートをまとめたノートは何十冊にも及んだ。図形や挿絵などはコピーせず、あえて模写することで体へ憶えこませた。
 学生時代に自主的に図書館へ行ったことなど一度もなかった私が、なぜそこまですることができたのか。その理由はたったひとつしかない。自分がやりたかったからだ。人間、誰かにやれと言われることほどやりたくないものはない。たとえそれが大好きなゲームだったとしても……

 


<ゲームなんて上手くなってどうなるの問題>

 まあ、そんなことは最初からわかってたんですけどね(笑)
 ゲームに関してはどうしても熱くなってしまうのだ。いつか息子たちが大人になって「あのときは嫌だったけど、そういうことだったのか、オヤジ!」みたいなパターンを希望している。子どもに媚び売るクソみたいな父親だけにはなりたくないのだ。しかしここでひとつの問題が浮上してくる。

 ゲームやキャバクラなど、手っ取り早く承認欲求を満たせることばかりに時間を使っていると、身につくスキルがひどく偏ってしまって、将来を生きていくためのスキルがロクに身につかないまま、歳をとってしまう

 「認められたい」熊代亨 (著) via Books & Apps 
 
 最近、目にした気になる論調である。いわゆる「ゲームなんて上手くなってどうなるの問題」だ。

 正直、言いたいことはわかる。でも言っておくが私はキャバクラが大嫌いだ。付き合いで何十回と行ったが心の底からくだらないと思っている。なぜ金を払ってまで女と喋らないといけないのか。ファミコンをやってたほうが100倍楽しいじゃないか。支払いのとき「この金で初代ロックマンの完品が買えるなあ」とか何度思ったことか…… 
 ちなみにキャバ嬢に年齢を聞いて「え、マジ? セガサターンといっしょじゃん」などと同じ年齢のハードを挙げ自然にレトロゲームの話に持って行くのが私の常套手段である。けっこうファミコンやったことある子も多いし、なに、はじめてやったゲーム機がPSPだと?とジェネレーションギャップを楽しむのも良いだろう。
 また、私の統計によるとキャバ嬢はポケモン好きが多いので、予習していくのもいい。まあ中にはぜんぜんゲームやらない子もいるけど相手はプロ。たとえ興味なくても興味ありそうに聞いてくれるぞ……

 って、けっこう、楽しんでんじゃねえかっ!
 そういうことじゃないんだよ。私が言いたいのはゲームとキャバクラをいっしょにするなってことだ。

 手っ取り早く承認欲求を満たせるゲームなんてただの消耗だ。そういう意味ではこの主張も間違ってないが、ゲームの奥の深さを知らなさすぎる。そうじゃないゲームもたくさんあるってことを知らなさすぎる。でもそのような誤解が生じる原因は、ゲームやってる側にもあるのではないか……
 だからテトリスおじさんは声を大にして言わなきゃらないのだ。ゲームは楽しめばいいってもんじゃないってこと。楽しいだけじゃないってこと……

昔ながらの玩具屋で店主から言われたひとことに絶句した話


<玩具屋めぐって20年>

 オロチです。ファミコン・レトロゲーム集めに東海地方の玩具屋・ゲーム屋を巡って20年以上になります。

 結婚してから数年間のブランクを経て最近、再開したんだけど、当然のことながら、この20年間で玩具屋・ゲーム屋さんをとりまく環境は大きく様変わりしましたね。一番の変化はやっぱり「昔ながらの玩具屋さん」をほとんど見かけなくなってしまったことでしょうか……

 僕が廻っていたとき、東海地方に玩具屋・ゲーム屋は300店舗以上はありました。そのうち昔ながらの玩具屋は僕の知る限り5、60軒くらいあったと思います。でもその8割が最初の5、6年でつぶれましたね。まさにリアルタイムで毎週どこかの玩具屋がつぶれていたといっても過言じゃないスリリングな状況でした。


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 ※イメージ図 by いらすとや

 あれは岡崎だったかな。店内がやたら臭いことで有名な個人経営のゲーム屋さんありました。なぜかというと店で大量の犬や猫が飼われてたんです。店内はもはやカウンターとショーケースくらいしかなくて、あとはがらーんとしてて、犬猫がのさばっているという謎のゲーム屋さんでした(笑)
 15年くらい前にその店長さんに聞いた話では、個人店でゲームを扱うには契約料などが高くて儲からないとのことです。したがって、現在、残っている昔ながらの玩具屋さんは、ベビー用品に特化していたり、プラモデルやカードゲームなどゲーム以外のホビー用品に特化していたりする店舗が多いですよね。



<名古屋郊外の玩具屋で>

 さて、今回、行ってきたお店はそんな数少ない「昔ながらの玩具屋」のひとつでした。場所は名古屋郊外です。しかしながら最近まで僕は(タイミングとか色々な事情により)そのお店に入ったことがなかったんです。

 初めてその店に入ったのは2年前だったかな。たまたま通りがかったので寄ってみました。ガラス戸を開け薄暗い店内に入ると、まずは、なわとびなどお遊戯系玩具がお出迎えしてくれます。カウンター周りはプラモデルの塗料などホビー用品で、店の奥がベビー用品でした。中央にショーケースがあり、その中にはパズルや電子ゲームが入っていました。残念ながらファミコンなどビデオゲーム系は見当たらなかったです。ちなみに電子ゲームはバンダイのLSI系が5,6種類。とくに欲しくなかったので、ひとしきり眺めてから、結局、家族が欲しがっていたフラフープを買って帰りました。700円くらいだったでしょうか。
 店番はおばちゃんでした。とくに愛想がいいというわけでもなかったですが、不愛想でもなかったです。ごく普通の対応でした。

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 そして先日が2回目です。
 今回も通りがかったらたまたま開いていたので寄ってみることにしました。店内に入ると奥から出て来たのは70代くらいの白髪の男性。たぶん前回、店にいたおばちゃんのご主人かな。僕はまっさきに電子ゲームが入っていたショーケースのところへ行きました。ラインナップは2年前と変動ありませんでした。すると一番下にバンダイの「パーフェクト麻雀」を発見。

 さっそく「これ、いくらですか」と聞くと「は?」と返ってきました。
 どうやら聞こえなかったらしい。
「これ、いくらですか、バンダイの麻雀のやつ……」
 もう1度、指さしながら言うと店主のおじさんは「高いよ」とだけ言いました。まあ、定価で言えば、当時、これはファミコンよりも高かった高級電子ゲームでしたからね。あながち間違いじゃない……



<店主が言い放った悲しいひとこと>

「高いのかあ」
 僕はそう言って物色を再開しました。思えば、この時点で何かを察しなければならなかったのかもしれません。きっと長いブランクで、その辺りの勘がなまっていたのでしょうね。今までいろんな玩具屋さんを巡って来ました。中にはぜんぜん売る気のない玩具屋さんもありましたよ。「ファミコンソフトありますか」と聞くと「奥にあるけど買わないなら見せない」というお店もありました。見ないと買うかどうか決められないよ!(笑)

 3分後くらいに僕は再び店主のおじさんに声をかけました。
 同じくバンダイの「ハイパーオリンピック・チャレンジ5」を指さして「これはいくらですか?」と聞いたのです。ちなみに2年前は3000円の値札がついていたような憶えがあります。すると店主のおじさんはまた「は?」と聞き返してきました。聞き返すのがデフォルトなひとかな。とくに気にせず「これです、バンダイのハイパー……」言いかけたとき「それも高いよ」と切り捨てるように言われました。

 さすがに一瞬、カチンとなりましたが、大人なので「高いってどれくらいですか。5000円くらい?」と冷静に食い下がりました。すると店主のおじさんは「もっと高い」とぶっきらぼうに返しました。
 「1万円くらい?」
 「それよりは安い」
 「8000円くらいですか?」
 「それくらい」
 「そうですか……」
 ここまでやりとりしたあと、店主のおじさんは呆れたような表情をして、思いがけない言葉を口にしたのです。


「うちの商品はインターネットでは売れないよ」

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<誰のための商売か>

 玩具屋・ゲーム屋をめぐって20年。本当にいろんな出会いがあったけど、こんな悲しい言葉をかけられたのは初めてでした。つまり店主のおじさんは僕のことを転売屋だと思っていたわけですよね。で、うちにはインターネットで高く売れるようなものは無いから、さっさと帰ってくれという意味ですよね。思わず絶句ですよ。

 アラフォーの男が一人、平日の昼間にふらっと入って来たわけですから、まっとうな勤め人じゃないと思われるのは仕方ないですよ。おそらく、そのような輩はたいてい転売屋だったのでしょう。何も知らない店主から1円でも安く買い叩いて、マニアに1円でも高く売ってやろうっていう貧乏根性丸出しなやつもいたのかもしれません。さぞかし厭な思いしてるんでしょうね。お察しいたします……
 僕は何とも言えない気持ちになりつつも平静を装い「ありがとう」と言って店を出ました。外には冷たい風が吹いていました。

 2年前は普通に買い物できたのに、みじめなものです。僕はこのとき何て言ったら正解だったのでしょうか?

 まさか、コレクション部屋の写真を見せて「僕はコレクターです」と言えば良かったのでしょうか。それとも店主からすれば僕みたいなやつも対象外だった可能性もあります。たとえば、これも15年くらい前の話。とある個人経営の古本屋の店長さんが言ってました。「東京ではファミコンソフトにはプレミアがついているらしい。でもうちは近所の子どもたちのために商売してるから、プレミアはつけない」と。※1

 ※1 当時は、古本屋でもよく中古ファミコンソフトを取り扱っていました。


 今回の玩具屋さんもそんなスタイルだったのかもしれません。ことわっておくと、僕は他人の商売にとやかく言うほど暇じゃありません。でも、それならそれでもっと言いようがあったろうに……

 ここで思い出したのはレトロゲームの海外流出問題です。様々な意見がある中で「外人だろうが何だろうが商売なんだから売れれば何でもいいじゃないか」という意見が多く見られました。面白いことにこの意見、今回のお店の対応とまったく逆なんですよね……


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 商売人の皆が皆、売れれば何でもいいって思ってるわけじゃないってこと。

 そもそも転売屋の何がいけないのかというと、感情的にはわかったような気がしていても、即座に「これだ」という言い切れない自分がいます。ダフ屋とか買占め行為とか、明らかに迷惑な連中はわかりやすんですけどね。たとえば、今では業界大手の「まんだらけ」は、まだ誰も注目してなかったときに、全国をめぐって古い漫画を買い集めたのが始まりだと言われています。それって転売屋と本質的に何が違うんですか?

 そんなようなことを考えさせる出来事でした。とにかく僕は店主のおじさんから嫌われてしまったようです。誰なら売ってくれて、誰ならダメだったのか。せめて境界線を知りたかったというのが本音ですね……

「コレクションしたい夫」と「捨てたい妻」へ贈る言葉


 2月23日放送のテレビ番組「とくダネ」で妻が、夫のコレクションを処分するコーナーが物議をかもしている。


<放送内容>
 
 WEBとくダネというサイトで自ら記事をアップしていたので引用してみよう。

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 サムネイル画像1:理解し合えない定めなのか「コレクションしたい夫」と「捨てたい妻」が大バトル

 リサイクルショップを取材すると、奥様たちが続々と来店。50代の女性が大きな袋から取り出したのは、ロボットやトラックなど、レトロ感漂うブリキのオモチャ。夫が幼いころから50年以上かけてコレクションした大事なものだが…


 おいおい、のっけからきっついなあ。

店員「4万8000円で」
妻「いいんですか?すみませ~ん」

あっさりと処分してしまった。。。


 ブリキの玩具のことはよくわからんけど、ちゃんと箱に入ってるやつだね。箱だけでも100万したりするものもあるし。

 別の妻が持ち込んできたのは夫が50年かけて集めた約1万枚の切手。段ボール13箱分を何のためらいもなく処分し、11万円をゲット。夫をどう説得したのか聞くと…「離婚か処分の2択を迫った」。あまりに無情かも…。


 決して値段じゃないんだけど、50年が11万円かあ……
 市場価値には反映されないマニア的価値ってのがあるんだよね。ファミコンでも何でもそうだけど、この夫はそっち方面のマニアだったかもしれない。つくづく胸が痛いよ……
 

 沖縄県のとあるお宅の地下室。薄暗い4畳ほどのスペースには沖縄ならでは、泡盛の古酒が50種類以上も並んでいた。(中略)「飲まないなら処分しろ」と迫る妻に対して、夫は「寝かせたらもっと価値が上がる」の一点張り。結局、もう増やさないということで、なんとか決着した。


 泡盛の古酒なんて、しぶい趣味じゃないか……

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 ※サムネイル画像2

 不満の1位が「置き場所」ってところが興味深い。



<みんなの反応>

 この放送に対してネット上では以下のようなコメントが寄せられている。

・安すぎる
・同性だけど胸くそ悪い
・やっぱり結婚はするもんじゃないなって思った
・旦那さん亡くなってるならまだしも
・ちゃんと話し合ったならいいけど無断なら人間性疑う
・自分のバッグや宝石を勝手に売られたらキレるくせに
・たとえ家族でも、誰かの物を勝手に処分するのは犯罪
・鉄道模型を勝手に捨てた妻の話を思い出した
・これ男女逆で放送したらBPO案件だな
・物の価値のわからないかわいそうな人間

 参照サイト:とくダネの“捨てたい妻”VS“集めたい夫”特集に賛否(togetter)



 ネットでは9割9分、夫側の意見なんですが。こんな偏った放送して「とくダネ」にどんなメリット(視聴対象がネットしないおばちゃん層ってこと込みで)があったのだろうか……



<私的感想>

 なんというか、まったく他人事じゃないんです(笑)、でも、ひとつだ疑問があるとしたら、夫は、なんでそんな理解のない女とは結婚したのかってことかな……

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 ※オロチのファミコン部屋
 
 最初は理解あったのかもしれない。女性は変わりますからね。あるいは夫の趣味が原因で家計が傾いているのかもしれない。だけど離婚か趣味(コレクション)か二択をせまった奥さんはある意味、正解ですよ。夫は離婚すれば良かったんだと思う。僕もたぶんそうするし。結婚だけが人生じゃないじゃん。離婚したら自由に趣味やれるよ!

 生物学的にはさ、子どもつくった時点で男なんて用無しなんですよ。一部のクモは交尾したあとメスに食われちゃうし、カマキリなんか交尾中に食われちゃう。ミツバチはあそこを千切られて死ぬ。アンコウなんてメスの体の一部になっちゃう。悲しいもんですよ。逆に言えば子どもさえ作れば、男はあとは何をしようが生物学的には問題ないってことだよ。生物学的にはね……

 もちろん、最初から結婚しないって選択肢もありでしょう。

 ダ・ヴィンチしかり、ニュートンしかり、生涯独身を貫いた偉人は多い。結婚してない分つぎ込むお金も時間も余裕あるしね。だいたい人間なんてこれ以上、増えてもしょうがないですよ。増えて何がしたいんですか。(そりゃ言い過ぎか)

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 ※オロチのファミコン部屋

 ただ、結婚してわかったことがあります。子育てにはお金も時間もかかるってこと。つまり両立は難しい。でも、熟年夫婦ならもう子育て終わってるよね。年金暮らしなのか何のか知らないけど余裕がないのかな。余裕ってお金とか時間もそうだけど心の余裕のこと。お金かけるだけが趣味じゃないじゃん。場所取るだけがコレクションじゃない。

 僕も老後に趣味やコレクションを楽しめるくらいの心の余裕が欲しいものです。(結局は)



<さいごに>

 そんなコレクションしたい夫、捨てたい妻の方々へ僕から贈る言葉があるとしたらこれですね。僕の仲良い先輩がよく言ってます。

 「大切なことはひとつじゃない

 コレクションしたい気持ちはすごいわかります。まったく興味がないものを邪魔に思う気持ちも理解できなくはないです。でも大切なことってひとつじゃないじゃないですか。お互い視野が狭くなってませんか?

 なんて言いつつ、僕も気をつけよっと(笑)

ゲームには「ゲーム的な不気味の谷」があるのだろうか(※やや閲覧注意)


 こちらの記事を読みました。

私(40歳)が楽しんだ『ファイナルファイト』を息子(11歳)は楽しめるのか? (automaton)



 要約すると筆者である親父さん(40才)が昔、ゲーセンでハマってた『ファイナルファイト(1989年/アーケード)』を息子(11才)といっしょにやったら、コンティニュを何度かしつつもサクサク進み、ものの30分でクリア。「どうだった」と感想を聞いたら「もうやらない」と言われてへこんだという話です。

 この記事に対して、ネット上では以下のようなコメントが寄せられていた。

・無限コンテニューでは醍醐味が伝わらないのは当たり前
・ゲームを面白くする最大の要素は「制限」だってこと
・思い出補正で古いゲームを薦めてくる懐古厨はウザい



 まあ、いろいろ言われてますけど、僕が注目したいのはPS2「カプコンクラシックスコレクション」に収録されている『ファイナルファイト』を使用したという点だ。皆さんは不気味の谷という言葉をご存じだろうか?

 不気味の谷現象とは……

 主にロボット工学の分野で用いられている言葉である。たとえば小学生の工作のような原始的なロボットが、技術の進歩によって、徐々に人間らしい動作などを取り入れていくと、最初のうちは好感が持てるのだが、ある地点に達すると、とたんに不気味になるという現象である。
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 たとえば昔、キンチョーのCMで屋外で女性が虫よけスプレーしてるんだけど、なんか妙に動きがぎこちなくて、そしたら「彼女はアンドロイドです」という注意が書きが出て、「なーだん、やっぱり」なんて思ってたら最後、顔のアップが映し出されるというものがあった。その何とも言えない不気味さを憶えているひとも多いはず……

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 ※イメージ図

 たぶん、ゲームにも不気味の谷みたいな現象があるのではないだろうか。

 テレビゲームのグラフィックもドット絵から精巧なCGへと移り変わっていった歴史があるわけだが、それはグラフィックだけではなく、ゲーム性だったり、操作性だったり、サウンドだったり、ゲーム全体ひっくるめての不気味の谷。こうなってくるとだいぶ解釈が変わってくるので“ゲーム的”とつけさせてもらうが、要するに単純だったものが複雑になっていく過程で起こる一時的な拒否反応ともいうべき現象である。
 しかもそれはファッションみたいに時代性があって、当時は何とも思わなかったものが、改めて俯瞰的に見ると気づくものかもしれない。したがってリンク記事のように、若い世代だからこそより感じてしまう。

 つまり、その息子にとって『ファイナルファイト(1989年/アーケード)』PS2版はグラフィックだったり、迫力や演出だったり、ちょうど絶妙な中途半端さだったという可能性もあるということだ。いっそのことカクカクピコピコのファミコンやらせてたら反応は違ったかもと思うのである。


<かわいい子にはレトロゲームをさせたほうがいい理由>

その1 「子供には新しいも古いもない」
その2 「堂々と買えるようになる」
その3 「レトロゲームは最高の贅沢」
その4 「父親の威厳が保たれる」
その5 「切り捨てた価値の復活」

 ※ こちらのシリーズも併せてご覧ください


 私オロチは、少なくとも個人的にはそのような懸念があったので、息子にはファミコンから順番にやらせたいと思っていた。実際に、ファミコン、PCエンジン、メガドライブと順調にやらせて来たが、スーパーファミコンへ行く前に、結局はWiiUを買ってしまったけどね(笑)
 息子は、今ではレトロゲームもそうじゃないゲームも関係なく楽しんでる立派なゲーマーに育ったよ。取っ掛かりでファミコンやらせたのが良かったと僕は信じてる。

 そもそもの話、子どもにはレトロゲームだの何だのなんて関係ないと思うんだけどね。だって考えてみたら、我々が初めてファミコンに触れたのは子ども時代だったし、ファミコンは子どもに流行ってブームになったのだから、子どもにウケないわけないと思うのだ。

 と、話がだいぶ脱線してしまったが、はたしてゲームにはゲーム的な不気味の谷があるのだろうか。そんなこと思った記事でした。まあ、何にしても、子どもに親の趣味を押し付けてはいけないぞ!(お前が言うな)

名作「ゼビウス」の最強プレーヤー決定戦「ゼビウスチャンピオンシップ」を開催! 他


<ニュース>
名作「ゼビウス」の最強プレーヤー決定戦「ゼビウスチャンピオンシップ」を開催! (GameWatch)
 埼玉のSKIPシティで開催されている「遊ぶ!ゲーム展-ステージ2」の企画だそうだ。今の時代にゼビウスの大会ってのもすごいし、この非常に詳細な記事、素晴らしい。埼玉県が主催だったのかな。若い世代が優勝したそうな。BOSEさんのコメントとかに少し感動してしまったが、優勝者のTシャツのセンスには突っ込まざるを得ない(笑)


<スイッチ>
任天堂スイッチに関する「重大な懸念」 米国人記者が指摘 (Forbes)
 とくに目新しい指摘ではないですね。外国人記者っていうだけで、なぜかありがたがる風潮。やめようぜ。


スイッチの試遊機がPCにつながってたんだが……(redditGaming) ※英語
swictpc.jpg
 どういうこと?って言う話題で盛り上がっています。わりとよくある感じらしいです。


<書籍>
・1月27日発売「負け組ハード列伝」家庭用ゲーム機編とホビーパソコン編
負け組ハード列伝 ホビーパソコン編負け組ハード列伝 家庭用ゲーム機編
 ツイッターのタイムラインに「負け組」という言葉がおどっていたのはこれか!


<動画>
スーファミで「スーパーマリオ64」を起動して爆速エンディングを遂げるTASBotのプレイムービー (Gigazine)
 記事を1度読んだだけでは意味がわからんかった。あとで読み込もう。


<訃報>
菱川文博さん死去 コナミでファミコンソフト参入 (神戸新聞)
 びっくりした。コナミがファミコンソフト作のかと思った。ご冥福をお祈りします。


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