ハドソンを責めないで! 高橋名人が「しくじり先生」で本当に伝えたかったこと


 高橋名人がTV番組「しくじり先生」に出演して一夜明けた今朝、公式ブログに「しくじり先生にて」というエントリーを更新。番組では伝えきれなかったことを語った。

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 ※高橋名人公式ブログ「16連射のつぶやき」より


 まずは名人は「ゲームが下手」ということについて以下のように語った。

 私が「超ゲームが下手」ってのは、まぁ、そこは本当なので、何も言う事はありません



 名人が心がけていたのは「ゲームが楽しそうに見えるか」という点。当時、名人は宣伝部に所属していたので「面白そうに見せる=販売につながる」と考えていたという。

 「ゲームは一日一時間」発言については。「TVゲーム=健全な遊び」ということを伝えたかったという。また、一時間は練習が集中してできた時間とも説明している。

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 ※番組キャプチャ


 最後に、ハドソンについて誤解がないよう弁明したいとのことで以下のように語った。 まず「給料が0円だった」という発言について。

 番組の中でも言っていた様に、会社はチームなんです。
 私が名人として、ハドソンを代表して、「このゲームは面白いよ」と言えたのは、開発陣が頑張って面白いゲームを作ってくれたからなんです。そして、私が宣伝した物を、営業が販売してくれないと、給料にさえなりません。また、その会社を基礎で支えてくれるのが総務のメンバーなんです。(中略)だから、私が目立ったからと言って、私だけが貰うわけにはいかないのです。



 そして会社について。
 

 これをやらないと子供達の笑顔が見られないと言う事だけを、全スタッフが考えていました。そこにこの仕事をしていると言う誇りがあったので、皆んな頑張れたんだと思います。なので、昨晩のしくじり先生を見て、会社を悪く言うのは、絶対にヤメて頂きたいです。



 詳しくは公式ブログ「16連射のつぶやき」まで。

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 ※ファミコン体操
 
 我々ファミコン世代は、もういい大人になってしまいました……
 でも高橋名人は僕たちの中では永遠のヒーローです。番組でもちらっと言ってましたが、名人は自分の中で、何か区切りをつけたかったのかもしれませんね。大人になったからこそ、そんな気持ちも少しわかる気がしたのでした。
[ 2017/05/29 09:20 ] 高橋名人 | コメント(1)
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高橋名人が「しくじり先生」に出演 全告白まとめ


 2017年5月28日、我らが高橋名人がテレビ朝日の人気バラエティ番組「しくじり先生」に出演。「実はゲームが超苦手なのに名人を名乗っていた」と、しくじりを16連射していた過去を告白した

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 画像:キャプション

 生徒役はオードリー若林、伊集院光、あき竹城さんなどなどの面々……


 まずは、高橋名人の経歴を改めて見てみよう。

 1959年5月23日生まれ年、北海道生まれ。
 1982年 札幌フードセンター青果部主任
 1983年 ハドソン入社 営業部→宣伝部
 1985年 「第1回全国ファミコンキャラバン大会」にて「名人」を名乗る
 1987年 PCエンジン発売、同機宣伝のためファミコン界から離れる
 (1990年以降から2000年代初頭にかけて目立った活動がなくなる)
 2004年 役職名も「名人」となる
 2005年 ハドソンがコナミの子会社になる
 2011年 ハドソンを退社
 2011年12月 一般女性と入籍
 2014年 株式会社ドキドキグルーヴワークスを設立し「代表取締役名人」に就任



 それではその全告白を見てみましょう。

「ゲームが超下手」
「スーパーマリオは1-3までしか行けない」
「元々は単なる会社員」
「お前、今日から名人な」 By Hudson
「社長が言うなら仕方ない」

 全国キャラバン 60か所 動員9万人
「2分間のデモプレイをしろ」 By Hudson

「ゲーム開始2分間だけ猛練習した」
「メーカーの人間だから発売前から練習できる」
「簡単に騙せました」 悪い顔
「16連射の高橋名人」

 16連射を披露

「子どもたちに申し訳ない」
「160連勤」
「すぐ新作が発売になる」
「一から練習」
「熱狂的な子どもたち250人」
「親たちが鬼の形相で睨んでいた」

「ゲームは1日1時間」 名言誕生

「ゲーム会社の偉いひとが大激怒」
「翌日、役員会」
 しかし結局は支持を得た

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 映画『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』の紹介

16 連射でスイカが割れるんですか?
「夢、壊していいですか?」
「空気で割っていた」
「給料以外のギャラ0円」
「名人になってから2年」
「ストレスと過労で前身にじんましん」
「58年間生きて来てこのときが初めて」
「なんで俺が行かなきゃいけないの?」
「仕事のキャパが越えてきた」
「心が折れた」

「4000人規模のイベントを寝坊で欠席」
「急きょ、ほかの社員が代役に」
 ※川田名人、桜田名人のことでしょうか?(番組ではそこまで言及せず)

「高橋名人逮捕説の流布」
「一日警察署長の噂が間違って広まった」

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 ※その真相についてはファミマガ1986年11月7日号に詳しい(オロチ所有ファミマガより)

1987年夏休みの終わり
ファミコンの名人からPCエンジンの名人へ
「徐々に仕事が減って行き、内心、ホッとした」


<最後の一言>
会社からの支持を何でも
「はいはい」と聞いているあなたへ
常にうなずきを連射せず、
時にはストップボタンを押して考えよう

将来はゲームの名人ではなく
みんなを笑顔にする名人になりたい。
人生楽しまなきゃハド損



 内容は、名人がずっとマスコミのインタビューや、イベント等で話していた「名人誕生」エピソードをテレビ風に味付けした感じでしたね。ちなみに一日一時間のくだりはこちらのサイトに詳しく載っています。

テレビゲームのちょっといい話 (PDF)

 あの名言には以下のような続きがあったことがわかります。

 ゲームは一日一時間
 外で遊ぼう元気よく
 僕らの仕事はもちろん勉強
 成績上がればゲームも楽しい
 僕らは未来の社会人!



 出演が決まった当初から「名人がいったい何をしくじったのか」という疑問の声が上がっていたが、まとめとしては、その最大のしくじりは「会社の言うことを聞きすぎて体を壊した」といったところでしょうか。

 このような番組に出ちゃうあたり、言うことを聞きすぎてしまうサービス精神は今でも健在なようですが……


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 オロチ所有『はっちゃき先生 東京ゲーム』のビデオ

 ちなみに高橋名人が教師役といえば『はっちゃき先生 東京ゲーム』という映画がありました。あき竹城さん、ちゃっかり共演してますやん(笑)
[ 2017/05/28 22:41 ] 高橋名人 | コメント(4)
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高橋名人「ゲーム下手」発言は時効か!? 「しくじり先生」出演の波紋


<まだ放送前だが……>

 高橋名人の「実はゲームが下手だった」という衝撃の告白に、波紋が広がっている。当時、子どもだった我々ファミコン世代は騙されていたのだ……

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 名人「簡単に騙せました」
 女「いやぁぁぁ~」
 男「ひゃはは、悪い顔してんなー」



 テレビならではの過剰演出なのか。はたまた、夢ぶち壊し系という新たなキャラに開眼したのか(笑)

 ネット上の反応は様々だ。もう時効だからいいんじゃね?という意見がある一方、やはり「ショックを受けた」という声が多いようである。




<ゲーム下手疑惑といえば無敵ROM事件>

 高橋名人の実力を疑う声は、昔からないことはなかった。最たるものが、デモプレイを披露するとき「名人は無敵ROMを使っていた」という黒い噂であろう。

 その発端となった出来事がある。1986年7月に公開された映画『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』だ。

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 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』より有名な16連射でスイカを割るシーン


 その撮影では無敵ROM(自機が死なないよう改造されたROM)が使用されていたという話が「超ファミコン」に収録されているのだ。

超ファミコン

 (前略)だから名人が死ぬわけにはいかない。(中略)公開収録でそういうことになったら大変な事故だし、何より高橋名人ブランドも地に堕ちちゃう。(中略)だから僕が密かに無敵ROMに差し替えたんですよ。

 出典:超ファミコン(太田出版/2013)

 この映画の構成スタッフだった渡辺浩弐氏の発言である。


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 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』スタッフロールより

 しかし、それは高橋名人がゲームが下手だったからではなく「万が一に備えて」というニュアンスだった。あくまでも一発勝負の大舞台が、どっちらけで終わらないよう、渡辺氏が独断でやったことだったという。




<魅せるプレイを重視した高橋名人の実力>

 実は私オロチはこの本が出版されたちょうど同じ年の2013年8月に、高橋名人へインタビューを取っている。

 とある団体の機関紙のための取材だったので、写真等は出せないのだが、内容のブログ転載の許可はもらっているので、そのときの話をしてみたい。

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 ※ちなみに、そのときもらったサイン

 高橋名人の話では映画のとき「毛利は本気でやってくるから困った」そうだ。

 敵をある程度、画面に出してから倒すなど、魅せるプレイを心掛けていた高橋名人に対し、若い毛利名人はただただ勝ちにこだわってきたという。しかも高橋名人は当日、高熱を押し切ってプレイしてたんだとか……

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 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』 より

 また、同じく『超ファミコン』からは以下のような証言もある。それは毛利名人が空気を読まず3連勝してしまったあとの話だ。

 面白いのは、その後、高橋名人が「じゃあ勝ちますよ」って言って簡単に買っちゃったんですよ。たぶん画的には高橋名人は満足できないんだけど(以下略)



 つまり高橋名人は魅せるプレイもできるし、簡単に勝つこともできる腕前の持ち主だったということになる。もし「実はゲームが下手だった」という発言が本当だったとしたら、渡辺氏も嘘を言ってることになってしまうのでは?




<騙されたのは当時の子どもたちだけか?>
 
 また、取材のとき「なぜ子どもたちに支持されたのか」という私の問いに対して、高橋名人は以下のようなことも語っていた。

 圧倒的な力を見せたことかな。プロの世界に憧れるのが男の子。上手さを見せつけて、すごいなと思わせたら、あとはこうやって練習しようねって言える。



 思えば私も……
 名人の圧倒的な力を見せつけられた小学生の一人だった。

ファミ通DVDビデオ ファミコン生誕20周年記念 ファミコンのビデオ
 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』が収録されているDVD

 でも当時、私が見た高橋名人のプレイが、巧妙に仕組まれたフェイクで、「実はゲームが下手だった」としたら、私オロチは小学校のときも、大人になって取材したときも騙されたことになっちゃうよ!(笑)

 そういった意味では時効なんてないよね。それどころか、今までずっとマスコミの取材に対しても嘘ついてたってことになっちゃう。

 いっそのこと一生、騙しててくれればいいのに、悪手にしか見えないのですが、いや、怒りとかそういう感情じゃなくて、そのあたり大丈夫なのかなって、僭越ながら心配なのです。名人のサービス精神が変な方向へ行っちゃってる気がして。

 杞憂だといいのだが……
[ 2017/05/26 01:48 ] 高橋名人 | コメント(7)
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高橋名人「子どもたちをダマしていた」 5月28日『しくじり先生』出演!!


 名人、仕事えらんでくださいっ!(笑)

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 ※サムネイル画像:『しくじり先生』公式サイトより

 以下、ホームページより引用。

 1980年代にカリスマ的人気を誇ったゲームの達人・高橋名人が登壇!テレビゲームブームの到来で全国の小学生の憧れだった高橋名人ですが、実はゲームが超苦手で子どもたちを騙していたと初告白。何でも「はいはい」と受け入れ、ただの会社員なのに“名人”を名乗りしくじってしまった過去から何でも「はいはい」と聞いている人たちへ渾身のメッセージ!!


 えっ、僕たちダマされてたんすか?
 どういうことなんすか、名人!
 
 気になるひとは番組をチェックだ。



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高橋名人も『ポケモンGO』でいきなりピカチュウGET!? “裏技”という発明について


<名人も思わずやっちゃう裏技の魅力>

 『ポケモンGO』が世界中を巻き込む空前のポケモンフィーバーを巻き起こしている中、16連射でお馴染みの我らがヒーロー高橋名人がいきなり裏技でピカチュウをGETするという事案が発生。

 以下、名人公式ブログ16連射のつぶやき内エントリー「ポケモンGO」」より引用。

 まずは、裏技を使って、
 最初からピカチューをゲットです。(w


 それがどうしたと思うかもしれませんけど、往年のファンなら「あれれ」ってなるはずです。

 なぜなら名人は30年前に発行した著書「ファミコン戦士に告ぐ 名人はキミだ!」の16P「名人の情報コーナー」にて、このように語っていたのですから。

 こちら↓

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 オレは裏ワザ本はキライだし
 ろくにクリアもできないくせに
 裏ワザに走ってるヤツも好きじゃない


 め、名人、そりゃないっすやん!(笑)


 なんてのはもちろん冗談で、実は名人、そうは言いつつ、こう続けています。

 だけど、裏ワザはキミたちにとって、
 かなり魅力のあるものらしいから、
 特別に発見テクニックを教えておいてやろう


 やさしいな!



<高橋名人直伝「裏ワザを見つける方法」>

 それから高橋名人は同著で「プログラムのミスが裏ワザを呼ぶ」という、かなりつっこんだ話を展開してくれます。

 まずは自ら『ロードランナー』のランナーくんがはしごに片手をかけて止まっていると無敵になってしまうというバグがあったと告白。(実はこのあまりにも有名なバグこそ「裏技」という言葉が発祥したきっかけと言われています。※後述) 

 その後、どういうことをしたらバグ(裏技)が発生しやすいかを以下のように解説してくれているのです。

 1.敵にあたる
 2.敵の弾にあたる
 3.ボーナス点が入る
 4.自分のパワーがゼロ
 5.ラウンドをクリアする
 6.残り時間がゼロになる
 7.敵をやっつける

 このうち、どれか2つを同時にやったりすると
 裏ワザが発見しやすい


 やけに具体的ですね……
 


<“裏技”というゲーム界最大の発明>

 ゲームソフトに重大なバグが見つかると最悪の場合、回収騒ぎとなってしまいます。しかしファミコン時代にバグを「裏技」と言い張ることでトラブルを回避する試みがされました。そして、その試みは大成功をおさめたのです。

 これを偉大な“発明”と言わずに何と言いましょうか。

 逆境を強みに変える。まさにコペルニクス的転回ってやつですよね!


 気になるのが「誰が発明したのか」ということですけど、それについては高橋名人が例の『ロードランナー』のバグについて、当時、ハドソンと蜜月関係にあったコロコロコミックの担当者に相談したところ「裏の技ってことにしてみては」と提案されたこと発祥だと言われています。(Wikipedia参照)

 なおこの話については今のところソースがWikipediaしかないので、補強が必要かと思いますが、それをきっかけに日本中が裏技ブームになったことには違いありません。少なくとも「裏技という言葉を広めた」という事実はあるようです。


 そしてその中心的存在となったのはファミマガの「超ウルトラ技」(通称:ウルテク)コーナーでした。2011年発行「超実録裏話ファミマガ」によると、当時のファミコン少年たちは、さながら日本全国総デバッカー状態だったんだとか……

超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集

 もちろん僕もその一員でしたよ。1度も採用されたことはなかったですけど!

 つまり、もう言うまでも無いと思いますけど、今の時代の裏技とファミコン時代の裏技っていうのは、少し意味が違うんですね。まさか、ピカチュウGETがバグじゃあるまい……

 かと言ってバグ技がファミコン時代の専売特許ということでもありませんが。



<ポケモンGOの裏技のやり方>

 ちなみに『ポケモンGO』の裏技とは、チュートリアルで現れる3匹を捕まえずに、先に進むとピカチュウが現れるというものらしいですよ。もっと早く知りたかった(笑)



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[ 2016/07/23 02:35 ] 高橋名人 | コメント(0)
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