作者公認&謝罪!! 伝説のクソゲー『スーパーモンキー大冒険』の発売記念に開かれた謎の全国大会「天竺ファミリーゲーム駅伝」がとんでもねえ一大イベントだった件


◆クソゲーで申し訳ない◆

 先日、クソゲーとして有名なファミコンソフト 『元祖西遊記 スーパーモンキー大冒険』の作者さんがBEEPリレーブログに登場。クソゲーだったことを認め謝罪するという一幕があった。

【リレーブログ(クリエーター編)第2回】”スーパーモンキー大冒険”tks様 | BEEP
nagaitabi1.jpg


 作者さんの名前はtks氏。ふとしたことからタイトーの子会社テクノクエストに入社。新人なのに、なぜかVAP発売のファミコンソフトを担当することになったんだとか。のちの 『元祖西遊記 スーパーモンキー大冒険』である。

 記事では、個性豊かなメンバーとファミコンソフト制作に悪戦苦闘した当時の状況を赤裸々に告白。同ソフトが不名誉ながら「伝説のクソゲー」と呼ばれるようになってしまった原因を、製作者の立場から以下のように指摘した。

・本来没になるべき作品がそのまま世に出てしまった。
・しかもファミコンブームのせいで30万本も出荷されてしまった

 30万本も売れていたとは驚きだ。
 そして作者のtksさんは、以下のように言葉を続けたのである。

nagaitabi0.jpg
 今動画見ても「ながいたびがはじまる…」の下りからもう我ながら笑ってしまいますが、本当にクソゲーで申し訳ない! この場を借りて、当時買っていただいた皆様にスタッフを代表してお詫び申し上げます。





◆謎の全国大会◆

 さて、私オロチがこの記事で気になったのはtksさんがふと口にした「スーパーモンキーラリー」という言葉。

 スタッフ全員、当時のイベント「スーパーモンキーラリー」の会場で台上に立たされて、満員の子どもたちの冷ややかな目線にさらされながら抱負を述べるという強烈な罰ゲームをやらされた


 正直、これがどんなイベントだったのかわからないのだけど、それで思い出したことがあったのだ。たしかこのゲーム、発売記念で謎の全国大会をやってたなあって。

 さっそく調べたところ資料が出て来たよ。こちら↓
 
tennjiku4.jpg
 出典:87年当時の雑誌「ハイスコア」より


 そうそう、天竺ファミリーゲーム駅伝だ!

 試しにググってみたけど、まったく情報が出て来ないぞ。いったいどんな大会だったのだろうか。




◆驚きの競技内容◆

 さっそく記事を読みんでみよう。

 2人交代で天竺までクリアした時間を競う大会が、全国各地で行われていた。

 いやいや、想像以上にムチャクチャだよ!(笑)

 クリアすること自体が困難な、作者すら認めるクソゲーで、クリアした時間を競う大会が開かれていたなんて、こんな話、誰が信じるだろう。日本全体がファミコンという名の熱病に浮かされていたとしか思えない所業だ。

 しかもこれ、適当に「全国大会」とか言って、東京でチョロっとやって終わり、みたいなやつじゃなかったのだ。

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 出典:87年当時の雑誌「ファミ通」より

 別の資料によると、この大会は旭川、新潟、関東、静岡、中京、大阪、広島、福岡、熊本、山形の10か所でそれぞれ予選をやって、勝ち抜いたグループが上京し、東京ヒルトンで決勝大会をおこなって日本一を決めるという、とんでもねえ規模の一大イベントだったのである!

 こんなの、ただのeSportsじゃん(笑)



◆作品の価値◆

 さらに言うと、地方予選を勝ち抜いた選手たちは、東京まで無料で招待されていたり、余興でアイドルのコンサートがあったりと、無駄に豪華だったようだ。

 そして気になる結果は以下の通り。
 
 優勝は南九州地区に決定。30分19秒というタイムだった。

 これはもうファミコン史上に残る30分19秒ですよ。

 優勝したグループの子らは大会に向けて、毎日、毎日、『スーパーモンキー大冒険』を練習していたに違いない。やっとの思いで予選大会を突破し、春休みになって、はるばる九州から上京。日々の努力が実って見事、日本一に輝いたんじゃなかろうか。

 私はつくづく思う。作品の価値は作者の手を離れる、とはよく言ったものだが、とくにゲームの評価が難しいのは「そのひとの体験がともなうから」だと……




 たとえ、作者自らクソゲーの烙印を押したどうしようもないゲームであろうと、その子らにとっては汗と涙の結晶なんだ。努力して日本一になったソフトに何も思い入れがないわけがないじゃないか。

 ほら、子どものときバカみたいに頑張ったことっていつまでも憶えているよね。きっと今でも彼らの中の『スーパーモンキー大冒険』は、宝石のように輝いていることだろう。素敵なゲーム体験として。



orotima-ku1.png作者にとってクソゲーでも
誰かにとっては名作なんだ





 ちなみに以下、余談だが……

 冒頭で紹介した記事では、あの例のメッセージについても言及がされていたのだ。たぶんWeb媒体で、作者がこのメッセージに言及するのは初めてだと思われる。

hajamonki1.jpg
 そしてもうひとりのデザイナーのNさんは、もう例の件(笑)で有名な方ですね。彼については、一言で言うとあの隠しメッセージのまんま!の人というか(笑) あの裏技を知った時には、怒るどころか爆笑してしまいました(大体いつどこで仕込んだかは見当がついてます)

 まあ、ご本人が笑ってるなら、まあ……




 そして、tksさんはあの名作ボードゲーム系おつかいRPG『百の世界の物語』も手掛けていたんだとか。昔、バンドのメンバーと遊びまくったなあ。
[ 2018/05/24 22:24 ] 謎・調査シリーズ | コメント(7)
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剥き出しのファミコンソフト『SRADIUS(スラディウス)』の真相が判明!!


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 前回、お伝えした謎のファミコンソフト『SRADIUS』の記事には、おかげさまで本当に多くの反響を頂いた。その中で我々調査班はついにその真相を知る人物との接触に成功したのである!!

 さっそく、そのやりとりをQ&A形式で公開させてもらおう。


登場人物

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石之丞さん(落札者):接触に成功した張本人。インタビューアー。

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関係者さん:
今回、貴重な証言をいただけることになった、スタッフロールに名を連ねる当時の関係者さん。

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オロチ:記事制作・編集。あとがき担当。


出品者さん:25年前にヒューマンクリエイティブスクールの学園祭にて『SRADIUS』をGetした人物。



『SRADIUS』がつくられた経緯

Q:『SRADIUS』が制作された経緯を教えてください。
A:HCSでの課題と、自主的な6502の学習だったと思います。
 ※HCSはヒューマンクリエイティブスクールの意
 ※6502はファミコンのCPUの意

Q:見本となるゲームはあったのですか?
A:教材的なゲームを参考にしたとは思いますが、ソースコードやキャラドット、MMLなどはオリジナル。または他の学生の提供だと思います。

 ハックROMではなかったようだ。

Q:スタッフロールがあるということは、この作品は共同制作だったのでしょうか?
A:基本はナカジマ君一人でつくっていたと思いますが、もしかしたら、学園祭で配布するにあたり、スタッフロールの方々が協力して完成度をあげた可能性はあります。
Q:関係者さんも名前が載っているということですが、何を手伝ったのでしょう。
A:それが全然記憶になく…… シューティングゲームが好きなので何かディスカッションしたのかもしれません。

 関係者さんの話では、当時、学生たちはX68000というPCで動くファミコンエミュレータで授業と制作を行っており、一学年に200人いて、ひとり2,3本はつくっていたので、1年で400~600本はゲームが誕生していたという。しかし完成までこぎつけたタイトルとなると50本もなかったのではないか、とのこと。

 さらに、FC実機で動かすためにはそれなりの改修が必要だったため、実際にその手順を踏んだのは一期生がつくった『エジプト』と、この『SRADIUS』だけかもしれないとの貴重な証言を得ることができた。



 おお、やっぱりある意味では第二の『エジプト』だったではないか!



その場でドット打ち・焼きの真相

Q:学園祭の日は、その場でドットを打ち、その場で焼かれたとのことですが、詳細を教えていただけますか?
A:当時の学園祭は近隣の小学校を借りきるという凄い規模のものでした。それは蕎麦打ち体験みたいなもので、子どもさんにドット絵を描かせ、ROMに焼いてプレゼントしていたと記憶しています。おそらく発案はHCSの教員か、学園祭実行委員会ではなかったかと……

Q:このゲームが選ばれた理由は?
A:当時完成していて、マッパー的にもROMに焼けそう、かつ、配布に向いているということで『SRADIUS』が選ばれたのだと思います。

Q:配布数はどのくらいだったのでしょうか?
A:せいぜい数十本といったところでしょうか。その場でドット打ちしていたのですべて自キャラが違うはずです。

 その場でドットを打ち、その場で焼いたという話は本当だったようだ。しかもすべてのドットが違うということはひとつひとつがオンリーワンということか!

 ただし関係者さんは学祭当日、近くの別現場にてROMではなく焼きそばを焼いていたとのことで、そこまで詳しいことはわからないという。いかにも学園祭らしいエピソードで思わずほっこりしたよ^^

 あと、当日はゲストで山下章さんと渡辺浩弐さんが来ていたとのことで、これは出品者さんの証言と一致した。(前回記事の追記参照)


ガムテープが妙に新しい理由

Q:ROMはどんな状態で渡していたのですか?
A:ガワがなく剥き出しの基板にROMを刺してお渡ししていたと思います。

 ということは、この「マエ」と書かれたガムテープは出品者さんの所業だった可能性が高い。

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 しばらくもらったままにしていたが、年月が経ち、外れそうになってきたためか、ガムテープを巻いたということなら、この“妙な新しさ”も説明できるだろう。

 なお、関係者さん曰く、記憶があいまいということで、今回語った内容については「100%の真実ではない」と付け加えられておられた。なんせ、25年も前のことだものね……



あとがき

 ゲームの基板には必ず物語が沈められている、と私は思う。
 それはゲーム内のストーリーのことではない。そのゲームがこの世に産声を上げるまでの誕生物語だ。ファミコンを集めていると、ときどき出会う「謎に満ちあふれたソフト」には、たいてい想像もできないような興味深い誕生物語が沈められているものだ。

 今回、出会った謎のファミコンソフト『SRADIUS』は、いわゆる自主制作ソフトというカテゴリーに入る代物だったのかもしれない。しかも剥き出しのROMに、無造作に巻かれたガムテープという破天荒な姿をしており、そこにどれだけの価値があるのか、と訝しむレトロゲームファンもいるだろう。

 しかし私は思うのだ。これもファミコンの歴史の1ページではないのかと……


 ※プレイ動画

 かつて日本に存在したヒューマン・クリエイティブ・スクールというゲーム専門学校で、次代のゲーム業界を担うべく、勉学に励んでいた学生たちが、モラトリアムな立場だからこそ抱ける純粋な夢や希望を、熱く語っている姿が想像できないだろうか。いや、実際はどうだったか知らないよ(笑)
 知らないんだけども、今回、基板の底から掬い取とられた誕生物語に、そんな妄想を禁じえないのは私だけだろうか。少なくともそれは誰かが紡いでいかなければ失われていたファミコンの歴史の1ページではなかったのか。そう考えるとこの『SRADIUS』というファミコンソフトが、ますます貴重な存在なんじゃないかと思えて仕方ないのである。

 そこにどれだけの価値があるのか。私は逆の意味でわからない。それほどまでに出会えて良かった。このゲームに!



orotima-ku1.png石之丞さん、関係者さん、製作者の皆さん……
その他、証言をいただいた全ての皆さんに感謝!


[ 2018/05/17 22:02 ] 謎・調査シリーズ | コメント(3)
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その場で焼いた!? 剥き出しのファミコンソフト『SRADIUS』の謎 (※追記あり)


剥き出しのROM

 2017年9月――
 あまりにも怪しい見た目をした謎のファミコンソフトがヤフオクに出品されていた。剥き出しのROMに、無造作に巻かれたガムテープ。その姿はお世辞にも物欲を刺激するようなものではなかった。

 ご丁寧にマジックペンで「マエ」と書かれちゃっているところなど、すこぶるファンキーですらある。

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 しかし、その説明文を読むと……
 非常に興味をそそられる内容だったのだ。

 ヒューマンクリエイティブスクールの1993年か1994年ごろの学園祭で、いただいたファミコンのROMです。かなりうろ覚えですが、シューティングゲームでキャラクタのドットをその場で、好きなように打って、それを焼いたものだったと思います。

(引用:ヤフオク!※リンク先はaucfan)


 ドットをその場で打ってその場で焼いただって!?

 にわかに信じがたい所業だ。そもそもヒューマンクリエイティブスクールといえば、かつて存在したゲームメーカー・ヒューマンが1990年4月に開校した日本初のゲーム専門学校じゃないか!


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 ※かつて存在したホームページのバナー(リンク先はWeb Archive)


 同社がファミコンで出していた『エジプト』(1991年3月)はヒューマンクリエイティブスクールの生徒がつくった作品として売り出されたことはあまりにも有名だ。



 この試みは「生徒作品商品化プロジェクト」と呼ばれ、在学中にそのアイデアを認められた学生は、実際に、自らチームを率いて商品化させることができたという。以下『エジプト』に続いて同プロジェクトにより世に送り出された作品である。


・『ドラゴンズ・アース』(1993年1月)


・『セプテントリオン』(1993年6月)


・『ザ・ファイヤーメン』(1994年6月)

 いずれもスーパーファミコン作品なのを考えると、もしかしたら、この謎のファミコンソフトは幻に終わった「第二のエジプト」だったかもしれないぞ!? (想像力が豊か)




驚きのゲーム内容

 落札者・石之丞さんから調査依頼を受けた私オロチはこの謎のファミコンソフトをお借りすることができた。さっそく震える手を押さえつつ慎重に本体へセットし、恐る恐る電源をつけてみると……

 思わず息を呑んだのだ!

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 ス……
 スラディウスだと!?

 明らかに『グラディウス』を意識したタイトルだ。なんならハックROMかもしれん。横の数字「6502」はファミコンのCPUの型番だろうか。つくったのはM.NAKAJIMAという人物らしい。ヒューマンクリエイティブスクール、1993年の作品とある……

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 2人プレイもあるのか。
 自機デザインはビックバイパーより鼻先が丸いな。

 ひとまず1Pでスタートだ。

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 ステージの雰囲気は、どっちかというと『沙羅曼蛇』に似てる。
 BGMはオリジナルかな。どこかで聞いたことあるような、ないような……

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 この火の鳥みたいな敵は見たことあるぞ。
 っというか、すこぶる敵が固い。

 難易度は高めだな……

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 しばらくステージを進めると唐突にボスが出現!
 のっぺりとした造形が逆に、不安を煽ってくるデザインだ……

 どっぷり苦戦しつつ、ちょっとしたサプライズがありながらも、何とか撃破した私は、次の展開にさらに驚いてしまったのだ。こちら↓

sradius0101.jpg

 なんと、スタッフロールが流れて来たではないか!

 メインプログラマーだったNAKAJIMAさん以外の方の部分は念のため黒塗りにさせてもらったが、サウンドアシスタント、CGアシスタント、スペシャルサンクス含め、総勢14名の制作スタッフによる作品だったとは……

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 このあと、タイトル画面に戻った。


 全貌はこちらの動画を見て欲しい↓






25年という歳月……

 気になるのは、この謎のファミコンソフトがいったいどういう経緯でつくられたかということだ。なぜタイトルが「スラディウス」なのか。どうやってつくったのか。ハックROMなのか、そうじゃないのか。その場でドットを打って、その場で焼いたというのはどういうことか。疑問は尽きない……

 しかし、結論から言ってしまえば中心人物と思われるM.NAKAJIMAという人物については、いくら調べても何もわからなかったのだ。


 ※PS2『ファイプロ・リターンズ』

 その代わりではないが、サウンドアシスタントをしておられた人物についてはその後、ヒューマンへ入社。SFC用格闘技ゲームのアシスタント・プログラムとして関わっていたことが判明。ヒューマン解散後は、スペシャルサンクスに名を連ねていた2名他と共に、ヒューマン系クリエイティブ集団(のちに法人化)の一員として活動。PS2『ファイプロ・リターンズ』(2015年)の制作などに携わっていたらしいが、現在の活動は不明。

 その中で唯一、とあるゲームメーカーでPC-FX最後のタイトルの制作に関わっていたことが判明した人物については、そのメーカーが健在だったので思い切って問い合わせてみたが「10年以上前に退社した」との回答を得た。業務と関係ない質問だったにも関わらず、わざわざ回答していただき、この場を借りてお礼を申し上げたい。

 他3名ほどそのままヒューマンへ入社し、いくつかのタイトルに関わったことが判明した人物もいたが、いずれも現在の活動は不明である。25年という歳月は、想像以上に長かったようだ……

 当サイトでは引き続き、この剥き出しのファミコンソフト『SRADIUS』の謎を追っていきたい。


orotima-ku1.png情報求むぜ!!




 追記:2018/5/16

 配布していた日時が特定できそうな出品者さんの証言がひとつありました。その日、ゲストに「ベーマガ」などで知られるライター・山下章氏が来ていたそうです。



 追記:2018/5/16

 とある方から決定的な証言を得ました!!
 後日、改めて報告いたします。



 提供: 石之丞@iPT71niRhvOWnBF
[ 2018/05/15 20:20 ] 謎・調査シリーズ | コメント(16)
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ファミコン「ABCシール」の謎を追え‼︎ (4) ふたつの大きな発見


 ファミコン「ABCシール」について、いくつかの新発見があったので報告したい。

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<発見されたシール>

 現在、画像つきで発見されたABCシールは前回から12件増えて(半数は私オロチが愛知県内のレトロゲーム屋発見した)、35本となった。

bigA001.jpg
pinboruaA0.jpgbe-subo-ruA0.png
 ゴールドビッグA × 8本

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 ゴールドB × 2本

maruA001.jpg
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 シルバーA(リーフ) × 8本

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 シルバーB × 4本

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4ninma-janB0.jpghontaiB0.jpgeu-rto16B0.png
 シルバーB(リーフ) × 8本

maruC001.jpg
maithibonC0.jpgbaru-n0C0.png
 シルバーC × 4本

 地味に2個目のゴールドBの発見は嬉しかった。




<Dとの遭遇!!>

 注目すべきは「D」の存在だ。

gyarakusianD.jpg

 先日、このシールの第一発見者であるガロウ氏がついに、当初、見間違いと思われていた「D」と遭遇したのである。これによってABCシールにはAからDまで存在することがわかった。これは真相への大きな一歩だと思う。

 なお、ファミコンソフト交換店のランク説で、存在が予想されている「S」や「E」はまだ発見されていない。




<タイトル&発売日との相関性>

 次に発見されたタイトルを発売日順に並べてみよう。

1.『ポパイ』(1983/7/15) ビッグA
2.『ドンキーコングJr』(1983/7/15) B
3.『五目並べ』(1983/8/27) ビッグA 
4.『マリオブラザーズ』(1983/9/9) ビッグA
5.『ベースボール』(1983/12/7) ビッグA
6.『テニス』(1984/1/14) ビッグA
7.『ピンボール』(1984/2/2) ビッグA
8.『ピンボール』(1984/2/2) ビッグA ※2本目
9.『ロードランナー(小箱)』(1984/7/31) ビッグA 
10.『デビルワールド』(1984/10/5) B
11.『4人打ち麻雀』(1984/11/2) B(リーフ)
12.『4人打ち麻雀』(1984/11/2) B(リーフ) ※2本目
13.『バルーンファイト』(1985/1/22) C
14.『忍者くん 魔城の冒険』(1985/5/10) B
15.『ディグダグ』(1985/6/4) B
16.『スパルタンX』(1985/6/21) A
17.『レッキングクルー』(1985/6/18) B
18.『レッキングクルー』(1985/6/18) B ※2本目
19.『スターフォース』(1985/6/20) B(リーフ)
20.『ドルアーガの塔』(1985/8/6) A
21.『アストロロボ・ササ』(1985/8/9) A
22.『ドルアーガの塔(再販)』(???) B(リーフ)
23.『ドルアーガの塔(バーコード有)』(?) A
24.『ハイパースポーツ』(1985/9/27) B(リーフ)
25.『ルート16ターボ』(1985/10/4) B(リーフ)
26.『キン肉マン』(1985/11/8) B(リーフ)
27.『ソンソン』(1986/2/8) 
28.『ソンソン』(1986/2/8) 
29.『ゲゲゲの鬼太郎』(1986/4/17) A 
30.『ゲゲゲの鬼太郎』(1986/4/17) A ※2本目
31.『マイティボンジャック』(1986/4/24) 
32.『B-WING』(1986/6/3) 
33.『スーパーチャイニーズ』(1986/6/20) A
34.『機動戦士ガンダム』(1986/8/28) A
 ※番号は便宜的にふってあるだけです。

 2本目が発見されたタイトルが4件(8,12,18,30)あったが、いずれも『ドルアーガの塔』のようにアルファベットとの相関性は破れていなかった。13.『バルーンファイト』が「C」でこの位置なのは地味に嫌な発見である。注目すべきは34.『ガンダム』で、この発見により、少なくともABCシールは1986年8月まで使用されていたことは間違いないだろう。

 さて、上の表を見て「何かおかしいな」と思わないだろうか?

 気付いたひとは鋭い。実は、さきほど私は「全部で35本になった」と述べたが、34本しか載せていないのだ。その理由は……
 



<ABCシール、カセットに限らなかった!!>

 この「リーフB」である。

hontaiB0.jpg

 発見したのは、先日、ダンボールの件でもお世話になった名古屋のレトロゲームショップMEIKOYAさんだ。ありがとうございます!

 シール自体は今までと変わらない「リーフB」だが、問題は貼ってあった場所なのだ。

 こちら↓

hontaiB.jpg

 本体の箱じゃないかっ!!!

 最初、見たときは驚きで、この灰色の物体が何なのかわからなかったぐらいである。この発見によって、我々が無条件で思い込んでいた「シールはカセットのパッケージに貼ってある」という前提が崩れることとなった。

 それと同時に、少なくともレーティング説の線は消えたと言えるかもしれない。

レーティング説
・問屋のマーク説
・パチンコ景品説
・ゲームショップのシール説
・交換店のランク説
 ※今まで唱えられている様々な説
 
 また、最有力だった交換店のランク説についても怪しくなってきたようだ。なぜなら、当時のファミコン本体のレートはだいたいソフト数本分であり、ただのBランクだったなんて考えにくいのだ。だって、ファミコン本体と『4人打ち麻雀』が交換できるなんて明らかにおかしいじゃないか。いったいどう解釈すればいいのやら……




<ABCシールに関する情報募集!!>

 ということで、今回はここまで。
 闇は深まるばかりであるが、だからこそ皆さんの力が必要です。

 この謎のシールについて、見たことある方、何かご存知の方、むしろそのシールを印刷してたのうちの会社だよって方、是非「こちらの窓口」、あるいはコメント頂けたら幸いです。どんな些細な情報でも喜びます^^


<ファミコン「ABCシール」の謎を追え‼︎>
1 シールの特徴・様々な説
2 交換店のランク説について
3 アルファベットの法則性
4 ふたつの大きな発見




orotima-ku1.pngどうぞ、よろしくお願いします!!

[ 2018/04/27 00:43 ] 謎・調査シリーズ | コメント(9)
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十字キーがジョイスティックになっている謎のファミコンについて 他


<注目!!>
ファミコン互換機で名を馳せた中国の小霸王がゲーム機市場に再参入―今後は知的財産権を尊重
 小覇王については、以前「海賊版ファミコンとチャイナドリームを叶えた男の物語」という記事で少し触れています。いや、少しじゃないかな。かなり調べたので興味ある方はどうぞ。というか、このへんのゲーム史の暗部は、まだまだ闇に包まれているので、誰か、取材して本を出せるレベルでまとめてほしい(笑)


<見逃しクン>
【いくつ知ってる?】かっこいい! そんな機能が!?  素晴らしきゲームコントローラー博覧会!
 私オロチが密かに尊敬しているコントローラ収集家・烏丸さんが素材提供してる記事だ。今の今まで気付かなかったぞ! 弊ブログのリスペクトサイトにも名を連ねる「ゲームパッド地下秘密」ていう変態的サイトを大昔からやってるすごい人物。僕が20年間、探しても探しても、市場では1度も見たことないファミコン対応のとあるコントローラを持っているのはこの方のみ。いつかその話をしてみたい……


<ニュース>
セガゲームス「ゲーム機市場に再参入の予定はなし」と公式回答。メガドライブ復刻版、過去IPの国内販売の可能性は?
 この話題、いつまで引っ張るんだって感じですが、ぶっちゃけ、最初からわかってたんです。結論なんて。みんなわかってたよね(笑)。それにしても、なんかこの展開、既視感あるなあと思ったら、近年のメガドラ史上では最大のやぶへび事件だったアレのことを思い出したよ。はよ忘れたい(笑)


海外ゲームコレクターファミコンカセットの中から薬物を見つけてしまう (英文)
yakubutu.png
 画像:youtubeより

子供の頃、ゲームキューブの売れ行きが心配で任天堂に手紙を書いたら返事が来た
 海外の話 

米FTC、ゲーム機などの「はがすと保証は無効」シールは違法として大手企業へ警告
 なるほど。正規でなくても自由に修理とかパーツ販売とかokになれば、消費者としてもありがたいわな。


<イベント>
国内外から、250名の夢のファミカセが勢揃い!『わたしのファミカセ展 2018』東京・中野にて4/27より開催決定!
 春の風物詩


<謎>

 あれは今から20年前ぐらいの話だったか――

 まだ数えるほどしかいなかったファミコンコレクターの間で、十字キーがジョイスティックになっている謎のファミコンがあるらしいという噂がたったのだ……

joisthick_juujikey04.jpg

 実は私オロチはそのとき、既に持っていたのだが、これは最初からこの状態で出荷されたものではなく、ノーマル十字キーとスティック状のパーツを入れ替えただけの代物であることを言いだせなかったのだ。

 ただし、そんな私も20年前にパーツの状態で手に入れただけの人間であり、こいつについて詳しいことは何も知らなかった。
 

 時は過ぎ――

joisthick_juujikey02.jpg

 先日、オークションでたまたまこのパーツを見かけた私は、そういえば持ってたなあ、とツイートしたところ、当時、おもちゃ屋で交換してくれた、他にもいろんなパーツがあった、というような証言が届いたのだった。

 個人的には第三者がつくったという確証がないかぎりは、純正品である可能性は0ではない(限りなく0に近いとは思うが)と思っているので、夢が広がるアイテムである。



orotima-ku1.pngジョイスティック十字キーについて、何かご存知の方は是非、情報ください!

[ 2018/04/13 10:14 ] 謎・調査シリーズ | コメント(8)
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