バーチャルコンソール 2009年7月 ナーシャ・ジベリの話


 2009年7月のバーチャルコンソール、ファミコンからは「ファイナルファンタジーⅢ」が登場。ここのところ3ヶ月連続でFFシリーズが出てるね。といってもファミコン版は3で打ち止め。4以降はスーファミ、プレステとかになる。
 FF3といえば天才プログラマー、ナーシャ・ジベリが関わった最後のFFシリーズとしても有名。本当はファミコン版FF4にも関わっていたらしいが、こちらのほうは開発中止になっちゃったからね。

 ちなみにナーシャ・ジベリという人物、一般にはまったく知られていないが、数々の逸話が残っている。そのいくつかを紹介しよう。



世界を放浪する天才プログラマー

 アメリカでゲーム会社を設立するもアタリショックの影響で倒産。その後、世界を放浪する。そんな中でスクウェアの坂口博信氏と知り合い同社に入社。ファミコンのFFシリーズを手がけた後、ふたたび放浪の旅に出たという異色の経歴を持つプログラマー。


プログラムの中に勝手にミニゲームを挿入

 FF1のとき、ナーシャがプログラムの中に勝手に15ゲームというミニゲームを挿入していたことが判明。彼にとってはほんの遊び心だったが、当時の貧弱なゲーム容量のなかで彼がどうやってそれをやってのけたのか誰も理解できず、なんだか知らないがすごいぞ、ということで、そのまま採用となった。


バグをも利用していた!?

 彼のプログラムはファミコンの限界を超えていたと言われており、それはファミコンのCPUを故意にバグらせることによって実現していたという。(これは都市伝説に近い)


ノーチラスの尋常じゃないスピード

 FF開発スタッフは飛空挺ノーチラスにどうしても影がつけたかったが、どう頭をひねっても無理だった。しかしナーシャに相談したところ、いとも簡単にやってのけたという。それどころかスピードが従来の4倍になっており、関係者の度肝を抜いた。


電話越しデバッグ

 FF 3のプログラムにバグが見つかり、当時の開発者が困ってナージャに電話したところ、電話越しで修正コードを語り始め、すべて直してしまった。


あまりにもプログラムが難解すぎて移植が不可能だった

 当時彼が組んだFF3のプログラムがあまりにも高度で、複雑で、難解だったため、移植しようとしても理解できる者が誰も現れなかった。長い間FF3が移植されなかったのはそのためで、とくにバグを利用したんじゃないかといわれる飛空挺の高速移動が再現不可能だったと関係者が具体的に語ったらしい。



 他にもスタッフロールで一番最初に名前が出てくる、任天堂の宮本氏と友だち関係にある、など数々の逸話が語られている。しかしその一方で、彼のプログラムには非常にバグが多かったという一面もあったという。あれ、バグを利用していたんじゃなかったのかよ、というツッコミは無しで。
 まあ、なんにしても放浪の天才プログラマー、ナーシャが日本のゲーム界、および後世のゲームに多大なる影響を与えたことは言うまでもない。



バグの神様!? ナーシャ・ジベリのインタビュー動画(2011/06/21(火)更新)

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[ 2009/06/30 01:36 ] リメイク・新作 | コメント(0)
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任天堂からマリオの履歴書が流出!?


 任天堂からマリオの履歴書が流出しているという情報をキャッチした。マリオといえばもはや日本のみならず世界的ヒーローだ。そんな彼が任天堂に持参した履歴書が流出したのだろうか。僕は真相を確かめるべく調査を開始した。
 だが調べてみたら何のことはない。それは『N.O.M(ニンテンドウ・オンライン・マガジン)』という任天堂公式オンラインマガジンのバックナンバー、99年8月号のことだったのだ。当然本人も同意のうえの公開だろうね。

 任天堂マガジン表紙・99年8月号(No.12)
 
 京都生まれの超国際派著名人マリオの履歴書。とりあえず目を通してみてください。しかし10年前ってところがすごいな。任天堂はすでにオンラインマガジンなんてやってたんだね。(確認できる一番古いバックナンバーは1998年9月)


 ではさっそくプロフィールから見ていこう。 
 彼の初出演は「ドンキーコング」。主人公ではあったがソフトは敵の名前、言われてみればそうだ。彼は名前すらなかったという。やがて任天堂アメリカにドンキーコングが持ち込まれたとき、主人公が倉庫係のマリオおじさんに似ているということで、マリオを呼ばれるようになった。これは有名な話だよね。そして弟のルイージはマリオに類似しているからルイージなんだってさ。おいおい、駄洒落かよ・・・

 彼がヒゲを生やし、帽子をかぶり、オーバーオールを着ている理由は当時のコンピュータ技術ではそうでもしないとキャラが立たなかったというのは有名な話。だが職業についてはあまり知られてないことが書いてあった。
 皆さんマリオの職業はなんだと思いますか。テニスの審判?プロゴルファー?ドクター?たしかにやってたけど違います。ちょっと知ってる人なら配管工と答えるんじゃないかな。でも違うんです。なんとこの履歴書には大工と書かれてるのだ。配管工は映画版での職業なんだってさ。


 次に職務履歴書として彼が今まで出演したゲームソフトの一覧を見ることができる。どの作品にどんなかたちで出たかが表記されているんだけど、なんか面白いのだ・・・

 ファミコン
  ドンキーコングJR. 【1983年7月15日発売  - - -  悪役(?)】
  レッキングクルー 【1985年6月18日発売  - - -  ハンマーを持った人】
  ドクターマリオ 【1990年7月27日発売  - - -  カプセルを投げ込む医者】
  ヨッシーのたまご 【1991年12月14日発売  - - -  ヨッシーが生んだ卵をトレーで受け取る人】

 ね、「もうちょっといい言い方なかったのかな」のオンパレードでしょ。親ゴリラを誘拐しといて悪役に?はないよね。ハンマーを持った人って、なんか通り魔みたいだし・・・


 文化活動・クラブ活動などという項目では彼のゲームジャンル以外の様々な活躍が記載されております。ハリウッドで映画化したのは有名だけど、ゲームボーイ版スーパーマリオランドのBGMをテクノにしたやつが全英チャート8位を記録したとか。京都信用金庫の通帳とキャッシュカードにマリオがマスコットとして描かれていたとかね。うーん、知らんかった・・・

 
 最後、推薦状という項目では彼の出演作品の中でも選りすぐりのものが紹介されています。その中であのマリオの生みの親として有名な宮本茂氏が推薦してる作品は「スーパーマリオUSA」でした。
 宮本氏、このブログに三回連続登場ですよ。マリオUSAかあ。たしかに僕も好きです。いや本当に。だって僕、最後のスロットマシーン目押しできるんですよ。それくらいやり込んでます(笑
 一番合わせやすいのはムーチョ(ガスマスクみたいな奴)です。

 ということでマリオの履歴書の紹介でした。


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[ 2009/06/27 18:15 ] ファミコンサイト | コメント(1)
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柳原可奈子の『愛用ファミコン』がヤフオク出品中!?


 「浜ちゃんが!」という深夜番組のチャリティー企画らしいです。お笑い芸人の柳原可奈子さん直筆サイン入りスーパーファミコンがヤフオク出品中なのだ。

yanakana.jpg
 [チャリティ]柳原可奈子さん直筆サイン入り『愛用のファミコン』

 そういえば一年くらい前に任天堂の宮本茂氏のサインが入ったスーパーファミコンが日本円にして約23万円で落札されていたっていうニュースを紹介したが、(スーパーファミコン本体が23万円で落札された!?)これはあと4日の時点で4033円か。比較しちゃいかんけど、いったいどれくらい値がつくかな。

 っていうか、細かいことを言うようだけどごめんね。タイトルが『愛用ファミコン』ってなってるけど、これスーファミだからね。なに、字数制限で“スーパー”が入らなかった。じゃあそれこそスーファミ、もしくはSFCにしてくれよ。
 皆さんは、なぜ僕がこんなみみっちいことをいっているか、そんなのどっちでもいいじゃないか、ファミコンはファミコンじゃないか、とお思いでしょうが、じつは僕たちのようなファミコンオンリーのコレクターにとって、この問題は大問題なんです。実害があるんです。いやかつてあったというべきか・・・

 その昔、僕はまだ見ぬファミコンを探す旅によく出ていた。それはそんなある日の出来事。どこか知らない町のわりと大きな道路を車で走っていると、道路の反対側に「ファミコン」と書いてある看板を発見。どうやらゲーム屋のようだ。僕はさっそく次の信号でUターンし、その店に入った。
 そして愕然とするのだ。なぜならその店はスーファミしか置いてなかったからである。

「なぜ“スーパー”を付けん、たった4文字だろ、ガソリン代返して」

 ってなりますよね。ひどいところなんかスーファミすら置いてない。プレステだったりするわけですよ。おまえCDとカセットの区別もつかんのかと。○×△って意味わからんわ。それが1回や2回じゃないんです。ちりも積もれば何とやらで、貧乏学生にとってその無駄なガソリン代が大きくのしかかってくるわけですよ。まあそういうのも含めて楽しい旅だったわけだけども。
 そういった意味では僕たちはとっくの昔に偽装問題の被害者だったわけです。食品偽装ならぬファミコン偽装ですよ。(あれ、微妙にうまくない・・・古いし・・・)
 
 まあそういう僕もタイトルとぜんぜん関係ない話を長々としてるんですけどね!


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マリオ最新作はやらなくてもいい機能搭載!


 宮本茂氏、Wiiのゲームに搭載する“ヘルプ機能”の存在を認める

hamaridou000.jpg ついに来たか。
 上のニュース読みましたか。任天堂の宮本氏が海外雑誌の取材に対して興味深い発言をしたんだってさ。それは「New スーパーマリオブラザーズ Wii」で導入される予定のDemo Play(仮称)という機能について。
 簡単に言うとゲーム進行に行き詰ったとき、コンピュータが勝手にマリオを動かしてくれる機能なのだとか。つまり自分でやらなくてもいいのだ。ついに来たでしょう。そういう時代が・・・

 最近ファミマガに載ってたディス君の漫画が見事に未来を予言しているとして話題になっていたそうだが、(こちら→今から20年ほど前に「ファミマガ」で描かれた2010年のゲーム予想漫画:はちま起稿さん)それならば、今回の話題も予想してた漫画があるある。

 それは吉田戦車の「はまり道」という4コマ漫画。連載時期は正確にはわからないけどたぶんファミコン後期だから15年以上前だね。内容は次のようなものだ。


 ある日、ドラクエⅣをやると、なぜかゲームが進んでいる
   ↓
 次の日も次の日もやる度に進んでいる、そしてとうとうクリアしてしまっていた
   ↓
 そうか、AI機能か、AI機能が勝手にゲームを進めてくれていたんだ!と気づく。
   ↓
 という夢だった。(オチ)

 
 微妙に違うか・・・
 それにしてもこの記事のニュアンスからしてコンピュータが自動的にマリオを操作して面をクリアしてくれる機能なんでしょ、これは。つまり攻略本がゲームに入ってるようなものじゃないか。僕も攻略本にはずいぶんお世話になってる。だから本当にクリアしちゃうんじゃなくて、手本を見せてくれる程度だったらいいんじゃないか。クリアはあくまで自分でやれと。
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[ 2009/06/17 17:33 ] ゲーム業界 | コメント(3)
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任天堂がやっとファミコンを作った!?


 ファミコンについて面白いブログ記事があったので紹介します。

 よく考えてみたら、任天堂のファミコンって・・・(Project corruption さん)

 上の記事によると、任天堂がやっとファミコンを出したということです。どういうこと?ってひとは記事を読んでね。なるほど。ファミコン、つまりファミリーコンピュータって直訳すれば家族のコンピュータってことになるわけだ。思い出してみればファミコン時代は親たちに、何かと目の敵にされました。皆さん考えられますか。

 「テレビ見たいからゲームやめて」といわれ急いで復活の呪文を書きとめた時代。

 「今家族がテレビ見てるから」といってファミコンやりに来た友達を追い返した時代。

 今じゃ考えられないよね。昔は一家にテレビが一台だったんですよ。少なくとも僕はそうでした。だから1日1時間という制度が鳴り物入りで施行された。なによりそれを喧伝したのが本来ファミコン側であるはずの、つまり僕たちのような子供側でいるはずの某名人だったのだから仕方ない。
 でも「はいそうですか」と守ってる奴なんて皆無だったな。だから親に怒られてファミコンを取り上げられる奴なんてごまんといた。僕もそうだった。たいてい押し入れかたんすの上に隠してあって、涙流して許しを乞うた思い出があるわ。
 でももっとすごいのになると、電源をいきなりはさみでチョッキンされたり、思いっきり踏んづけられて本体が粉砕したという奴も。僕の友達のなかにはクリスマスにしかファミコンをやらせてもらえず、毎年の聖夜をすべてドラクエに費やした奴もいた。


 そう考えると昨今の任天堂ゲーム機Wiiに対する世間の認識はどうだろうか。ニュースサイトインサイドが先日伝えた内容によると、ネットエイジアが実施したゲームユーザー意識調査ではWiiは家族で、PS3は1人で遊ぶゲームだという結果が出たとか。

 Wiiは「家族で」、PS3は「一人」で…ユーザー意識調査


 つい最近の調査記事ですよ。これをファミリーコンピュータと言わずして何て言うんだいというわけだ。まあそんな迫害されてきた世代が親になったから、ゲームに対して寛容なのだという見方もあるが、さらに調べてみたらまた面白い記事を見つけた。

 ファミリーコンピューター (イカリヤのバカ野郎絵日記 さん)

 上の記事では「ファミリーコンピュータ」という名でありながら家族のだんらんを奪ったゲーム機としてファミコンが紹介されています。さらに同記事ではファミコンの開発中の名前は「ヤングコンピュータ」だったとか。開発者はこのゲーム機を出したら家族のだんらんが失われてしまうだろうと思いながらも、あえて「ファミリー」の名を冠したとか。
 でも僕はあえて違う見解を述べされてもらいます。だって初期のファミコンのCMでは最後に「家族そろってファミリーコンピュータ」って言ってるじゃない。
 任天堂は(最初からとは言わないが)かなり家族を意識してファミコンを作ってたんじゃないだろうか。(そのCM↓)

 


 正直言って僕は昨今のWiiだDSだという流れにまったくついていけない(スーファミにすらついていってないじゃないかというツッコミは無しで)。なにが脳トレだ、なにがWiiフィットだとも思った。酒におぼれ。毎晩違う女と寝たよ!(なんじゃそりゃ)
 でも脳トレならマインドシーカー、Wiiフィットならエアロビスタジオがあったじゃないか。そんなことはもうとっくにやってるんですよ。(細かいツッコミは無しで)つまり任天堂の姿勢は一貫していたのだ。そして今も自分を貫いているのだ。
 
 そう思うとなんか、すごいなあって。感慨深いものがありませんか。まあだからといって明日からWiiやりだしたりすることはないですけどね・・・




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