究極のレアソフト『マイティ文珍ジャック』は存在した!!!


 『マイティ文珍ジャック』とは数あるファミコンのレアソフトの中でも、長い間その存在すら知られていなかった超マイナーなソフトである。どれくらいマイナーか知りたいひとは検索すればわかる。どんなレアソフトだろうが、画像や動画がわんさか出てくるこの時代に、このソフトの話題を扱ってるページは数えるほどしかないのだ。
 当然、僕の知る限りではあるが、このソフトは今まで市場に出てきたことは一回もなく、いったいどれくらいの価値があるのかすらわかっていない。まさに究極のレアソフトなのである。
 ここで軽くおさらいしよう。『マイティ文珍ジャック』とは以下のようなソフトである。

・「マイティボンジャック」の爆弾が桂文珍の顔になっている内容
・1986年4月放送「痛快テレビゲーム!ファミン子全員集合」というテレビ番組に登場
・番組を観覧していた子供たちに配られた
・ラベルも何も貼っていない黄色いソフト
・本数はおそらく30本程度

 さて、ことの発端は去年の11月。私オロチは「究極のレアソフト「マイティ文珍ジャック」についてのまとめ」という記事をブログに掲載した。そのときたくさん頂いたコメントの中に「持ってるひとを知っている」という人物が現れたのだ。ツカサと名乗るその方に僕は探してみてくださいとお願いした。
 すると年明け早々ツカサさんから「それらしいソフトがあったので動作確認をしてほしい」という連絡が来たのだ。マジすか。僕でよろしければ是非とお願いしたところ、先週の1月15日、ついにそのものが届いたのである。

 こちら↓
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 おお、噂どおりの何も貼ってないROM!
 ラベルを剥がした形跡はない。ちなみに裏もツルツルである。僕は飛び上がるほど感動した。でもまだ早い。つけてみなければわからない。ということで僕は震える手を押さえつつ、カセットを本体に差し込み電源をつけた……

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 あれ!?
 おかしいなあ。真っ白だ。僕はもう1度つけてみた。やっぱり同じ反応だった。でもまあ1度や2度はつかないことなどよくあること。僕はもう1回やってみた。駄目だ・・・・・・
 その後、何度もトライしたがウンともスンとも言わなかった。僕の長いファミコン人生の中でも、ぜんぜんつかないカセットってのは珍しい。無いことは無いけど、ファミコンのカセットってけっこう頑丈で、どこかの動画で見たけど、たとえ窓から投げたって壊れないんですよ。(よいこはマネをしないでね)

 そこから僕の戦いが始った。
 まず僕はカセットを引っこ抜いて息をフーってやった。愛を込めて端子のほこりを飛ばす。たいていのカセットはこれでイチコロである。それでも駄目ならブーってやれ。霧状になった唾液が潤滑剤となるのだ。(ホントかよ)
 しかし画面はあいかわらず真っ白だった。ならばと綿棒を取り出し専用クリーナーで端子を磨いてみた。っていうか初めからそうしろよというツッコミは無しだ。でも結果は×。ファミコン本体の端子も磨いてみたけど同じ結果だった。
 
 じゃあカセットを浮かす作戦だ。よく最初からがっつり奥まで入れちゃうひとがいるけど、あれは間違いだ。カセットを手に持って前後位置を微調整しながらリセットボタンを連打する方法が一番いいのだ。

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 このような状態である。本当はこの技は門外不出、オロチ家秘伝の奥義なんだけど、この際公表してしまおうじゃないか。
 すると……、真っ白い画面の一部に文字が混ざったのだ。僕は直感した。このカセットは死んでない、生きてると。そのときなぜか頭をよぎったのはスーパーマリオの超有名なバグ技「256W」である。そうか。その方法があったか!

 僕は普通のマイティボンジャックを出して来て、とりあえず本体に差し込んだのだ。当然、普通にタイトル画面が出るでしょ。で、スタートボタンを押す。当然1面が始るでしょ。そこで思いっきりカセットを引っこ抜いた。

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 当然画面はこうなる。バグ画面だ。
 それからどうするかと言うと…・・・
 普通のマイティボンジャックをもう1回差し込むんじゃなくて、送られてきた黄色いカセットのほう、つまりマイティ文珍ジャックだと思われるカセットを差し込むのだ。慎重にやさしくゆっくりと確実に差し込んでいく。

 すると・・・!?

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  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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 出たぁあああーーー!!!!!!!!! 
 カセットが奥まで差し込まれた瞬間、さっきまで赤い爆弾だったグラフィックが文珍の顔になったのだ。目論見通りだった。長いファミコン人生の中でこれほど嬉しかった瞬間はない。感無量である。ふと時計を見ると夜中の4時をまわっていた。僕は3時間もカセットを入れてはつけ、入れてはつけを繰り返していたのだ。

 でも本当の戦いはここからだった。
 なぜならこれは、グラフィックが差し替えられていることが証明できる方法を示したに過ぎないのだ。一回カセットを引っこ抜いてしまったらプレイ続行はできない。おそらくこれは本物だろうけどプレイできなければ意味はない。プレイできなければその価値は半減するだろう。だから僕は意地でもこいつを起動させてやろうと思った。動作確認の依頼をしてくれたツカサさんのためにも……
 
 まあ結論から言うと結局、僕はこいつを起動することに成功したんです。2日越しでね。さんざんもったいぶっといてすみません。でも他に書きようがないのだ。なぜなら、僕はそれからただひたすらめちゃくちゃ頑張っただけなのだから。
 成功への近道なんてないってことですね。

 ということでめでたく僕は『マイティ文珍ジャック』をプレイすることができたわけだけど、今回はこれで終わりじゃないんです。実は動画を撮りました。初めての挑戦だったけどうまくできたと思う。時間はたっぷり10分、水晶玉を取るところまで。
 さあ、それでは、お待たせしました。世にも珍しいファミコンソフト『マイティ文珍ジャック』の世界をじっくりご堪能ください。



 結論、究極のレアソフト『マイティ文珍ジャック』は存在した!!!
 
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消しゴム1体3万円!? ファミコンチョコの世界!


 ビックリマンチョコが大ブームを引き起こしていた1980年代後半、同じくロッテより発売されていた食玩シリーズにファミコンチョコっていうのがあった。下箱にチョコ、上箱に塩化ビニール人形が入っているという上下箱スタイルで八百屋とかスーパーで100円で売っていたものだ。
 でも僕はビックリマンチョコは馬鹿みたいに集めたけど、ファミコンチョコはぜんぜん記憶にないんです。なぜだろう。

 ファミコンチョコの歴史をまとめると以下のようになる。(参考文献:コンプREX02)

第1弾 スーパーマリオ 全20種

第2弾 ゼルダの伝説(16種) 謎の村雨城(14種) 全30種

第3弾 スーマリ2(17種) メトロイド(14種) 全31種

第4弾 プラパーツ付(ごく稀に彩色済のものが当たる) メトロイド等 全20種

新・鬼が島シリーズ 2色人形 全20種

 けっこう出てるんだね。
 でもそれより何より驚いたのがその流通価格なんですよ。ちゃんとマニアがいて市場もあるみたいなのだ。手始めにこれを見てくれ。
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 第1弾より棒使い(スパルタンX)やドンキーコング、第2弾よりリンクや忍者(謎の村雨城)の姿が見えるね。計算すると1体500円くらい。こんな訳のわかんない消しゴム人形が1体500円ですよ!? なに、驚くほどじゃないって?

 じゃあこれはどうだ。
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 新・鬼が島シリーズの左から天狗、雪女、金太郎、犬、鬼となっている。(一番右は不明)まあ、僕みたいなもんが言うのもなんだけど、消しゴムですよ、これ。全部で6体だから1体1675円っていう計算になるんです。正気か!

 じゃんじゃん行くよ。次ぎはこれ。
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 ファミコンチョコ第3弾のマリオとピーチ姫(抱っこ)
 なかなかの蜜月っぷりです。2000円かあ。上がって来たなあ・・・

 そしてマニアの間では伝説的なシリーズとなっている第4弾です。
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 4500円って。あんたそんなにディスクのプロレス好きだったか! しかも誰だよこれ。ジャケットで踏ん張ってるオッサンか。えーと、ファイターハヤブサ! 
 え、違うの? なに、ジャイアント・パンサー? 知らねえよっ!!!

 しかしファミコンチョコの世界はこんなもんじゃない。
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 誰も知らないだろ(笑
 なに、リンクの冒険のフォッカー? あのね、今までの人生でフォッカーが好きだってやつに出会ったことある? 1万円ですよ。ある日朝起きたら突然、財布のなかの諭吉さんがこれに変わってるんです。支払いはフォッカーでっつって(笑 

 もう意味がわかりません!
 でも上には上がいるんです。
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 出たぁー!スーパーマリオ2万円!
 でもちょっと待て、マリオに見えないよ! なんか気持ち悪いキノコ持ってるし。もしこんなやつが通学路に立ってたら嫌でしょうね。「おい、キノコ、食え」みたいな。なぜか片言なんです(笑
 で、いったいどこかどう2万円なんですか。誰か説明してください!
 
 でもでも、ここで終わりと思ったら大間違い。
 さらに上を行くやつがいた!これだ!
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 ついに行っちゃった3万の大台!!!
 ああ、もうサムスたんかわいいよ状態。よっぽどレアなんでしょうね。本当に勉強不足ですみません。失くしがちな右手の銃(ビーム)のパーツがちゃんと付いてるところがポイントでしょうか。つまり無機的で無骨なパワードスーツから見える女性ならではの丸みをおびたしなやかな体躯はまさしく究極の流線美と言った感じですか。なんか書いてるうちに素晴らしいものに見えてきました(笑

 
 番外編
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 こちらは怪奇マリオシリーズという、駄菓子屋の前とかにあったガチャガチャのやつで、ビックリマンでいうロッチ的存在。なぜかマリオのキャラクタが妖怪みたいな極悪面になってしまっているというパチ物シリーズのパタパタです。なんていうか、そんなシリーズの存在自体が怪奇です。1体5000円なり。


<総評>
 ファミコンチョコ――ファミコンという名を冠していながら、こういうのってたぶん僕たちのようなレトロゲーマーとは違うジャンルのひとたちが集めてるんだと思う。フィギュアとか消しゴムマニアの方々の領域なのかな。まあそんなジャンル分けは無意味だけど、少なくとも僕は集めてません。でもやっぱりファミコンのコレクターとしては見逃せない存在なんですね。これからも注目して行きたいと思っています。
 今回はファミコンのもう1つの世界を垣間見たって感じかな。まだまだ奥が深いっす。ファミコンワールド!



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全国のGEOでファミコン半額セール実施中!!


 去年2009年の年末、なにやらGEOが中古ゲームの半額セールをやっているということで話題になった。サマーカーニバル'92烈火を半額で買ったなんて記事(俺はファミコンマニア(オタク)?maybe(鉄工の部屋「改装中」))もあったっけ。
 で、新年が明けて、ふらっと地元のGEOに行ってみたらまだやってたのだ。

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 ニンテンドー64、ゲームボーイ、スーファミ、ファミコンが全品半額なんですよ。びっくりだ。まあ何も買ってないけど。それと同時にPS2のソフトが100円っていうセールもやっていた。こちらのほうは1月11日までだそうだ。
 全店がやっているかどうかはわからないけど、たぶん全国規模で展開されているキャンペーンなんじゃないかな。お近くにGEOがあるってひとが行ってみてね!
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[ 2010/01/07 11:49 ] ファミコンニュース | コメント(3)
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2010年正月 ついにファミコンの新作が出たー!!!


 あけましておめでとうございます。
 なんと、2010年早々、ファミコンの新作が出るという話題です。今月マジで発売!? 新作「ファミコン」カセットのPV(動画あり) (kotaku JAPAN)によりますとRetroZoneというサイトから、それは買えるらしいです。さっそく行ってみよう。
 あれ、NESか・・・

『BATTLE KID』とかいうアクションゲームです。動画もあります。



 NESか・・・
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[ 2010/01/03 02:16 ] リメイク・新作 | コメント(3)
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