なぜファミコンは難しいのか? 10の回答パターン


<質問>
何で ファミコンのゲームはあんなに難しいんですか?

 Yahoo!知恵袋にこんな質問がされていた。正直あんまりそう感じたことはなかったが、たしかに即死ゲーとか多いもんな。ものすごいタイミングがシビアだったり、ヒントがいっさい無しの謎解きとか、改めて考えると、確かに難しいのが多いわ。

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 このような質問は過去にも何度かされていたようだ。

 はたしてどのような回答が寄せられていたのだろうか。今回は過去の回答なども含めて参考にさせてもらい、10種類の回答パターンを考えてみたよ。



 回答1
 最近のゲームが簡単すぎるんだよ!

 良い悪いは別として、最近のゲームはクリアすることが前提になってるようだ。本編よりもクリア後のほうが面白いゲームすら存在するらしい。
 だから初心者だろうがヘチマだろうが、誰でも簡単にクリアできないと困るのである。



 回答2
 プレイする側のゲーム観が変わったのだ

 今は、さあゲームやるぞ!って意気込んでやるような時代ではない。ゲームはあくまでも星の数ほどある暇つぶし手段の1つに過ぎないのだ。そんなものが難しい必要はないし、難しいゲームを作ったところで売れないのだよ・・・・・・



 回答3
 ゲームが上手いやつはヒーローだった。

 ゲームは暇つぶしではない。マニアのたしなみでもない。かつては(今なら歌やダンスのような)魅力的なスキルの1つだった。シューティングゲームで高得点を出せるやつはヒーローだった。それどころか連打が早いというだけで尊敬されたものだ。
 クラスの皆(SEGAしか持ってなかったやつ以外)が同じゲームをやり、しのぎを削っていたのである。メーカー側も簡単にクリアできるようなぬるいゲームなど作れなかったのだ。


 回答4
 適当に作ってたからだよ

 今と違って昔のゲームは開発費が安く、様々な他業種メーカーが参入した。しかし所詮は素人集団である。まともなゲームができるわけがない。しかも時はファミコンブームの真っ只中。ゲームバランスの調整などやってる暇があったら次のゲームの開発しただろう。
 当時のファミコン雑誌はそれらを「難易度が高い」と褒め称え喧伝した。誰も本当のことを言わなかったのだ。「ただの手抜きである」と。
 


 回答5
 昔はセーブが無かった・・・・・・

 ファミコン時代のゲームにはセーブ機能が無いものが多い。なぜならバッテリーバックアップ方式のような技術がまだ実用化されていなかったからである。そこで登場したのがパスワード方式。
 アクションゲームでは多くても20文字程度だったが、RPGでは『ドラクエ2』が50文字程。『覇邪の封印』に至っては100文字近いパスワードが要求された。それらを書きとめ、再び打ち込む行為自体がゲームの一部と化していたと言っても過言ではない。
 ただし、それらの行為があほみたいに煩わしかったのは言うまでもない。書きとめていたパスワードが間違っていて、最初からやり直しなんてことも日常茶飯事だった。
 しかし今のゲームは簡単にセーブできるではないか。コンティニュだって標準装備である。もはやゲームオーバーなど意味を成さないのだ。



 回答6
 長く遊んでもらいたいための苦肉の策です

 簡単に言ってしまえば容量の問題だ。たとえばRPGならば、キャラクタやアイテムの数が多いほうが選択肢も広がるし、マップが多ければ世界観も広がるだろう。イベントの数だって(ほどよく)多いほうがいいに決まってる。でも昔はそうはいかなかった。
 だから、少しでも長くゲームをやってもらうためには難易度を高くするしかなかったのである。そうやって足りない部分を補っていたのだ。



 回答7
 マシン性能がショボかったからじゃん
 
 容量も無いし、技術も無い。そもそもファミコンのようなショボいマシン性能では、今のゲームのような至れり尽くせりの行き届いたゲームは作れない。わざと難しくしてるわけではなく最初から無理なのだ。
 しかし現在は容量など多すぎるくらいで、技術は格段に向上した。ゲームは本来、誰でも楽しめるものでなくてはならない。老若男女が楽しめるゲームをつくろうと思えば自ずと簡単になるのは自明の理である。
 


 回答8
 操作性やゲームデザインが洗練されていなかったからだよ

 性能や容量などの問題はもちろんあったかもしれないが、それよりも操作性やゲームデザインの問題である。
 たとえば『ドラクエ』では、主人公が扉を開けるとき、いちいち「とびら」という操作をした。階段を使うときはいちいち「かいだん」という操作をした。その他の行為についても、とにかく1つの作業にやたらたくさんのプロセスを必要とした。他には、メッセージが早く飛ばせなかったり、同じアイテムを複数一気に買えなかったりと、枚挙に暇が無い。
 また、とくにシューティングやアクション、シミュレーションといったジャンルにおいても、単なる憶えゲー、作業ゲーになってるものが多かった。
 それらは難しいというより面倒なだけである。だが、時代が進むにつれ、そういった煩わしい操作性やゲームデザインは否定され、開発者たちの試行錯誤によって洗練されていったのだ。現代のゲームがサクサク進むのは先人たちの失敗と反省の賜物である。



 回答9
 かつて、難しいゲームほど名作と呼ばれる時代があった

 『マインドシーカー』や『バードウィーク』など意味不明なものはさておき、ファミコンには『たけしの挑戦状』や『ロマンシア』などわざわざ難解に作っているものが多かったのは事実。
 『ドルアーガの塔』など名作と呼ばれているゲームでもノーヒント状態ではクリアできなかったのだ。しかしそれでもクリアする者がいて、彼らは賞賛された。開発者はさらに難しいゲームを作り、プレイヤーは熱狂した。すると開発者はまたさらに難しいゲームをつくる。そしてプレイヤーがますます熱狂する・・・・・・
 気づけばそれは負のスパイラルと化していた。もう誰もついていけないクソゲーの山。しかし時が経つにつれ思い出は美化されていくものだ。ファミコン世代は口を付いて言うだろう。
 「ゲームは難しくて当たり前。それが良かったんだ」と。



 回答10
 ゲームだけじゃない。昔は人生そのものが難しかったのだ

 江戸時代は風邪さえも死に至る病として恐れられていた。年貢をおさめるため農民は一生働き続けた。戦がある度に若者は徴兵された。切捨御免などという制度もあった。庶民は常に、いつ死ぬかわからないという恐怖と戦っていたのだ。
 それに比べて現代はどうだろう。目覚しく発展した医療技術。手厚い生活保護制度。いつまで経っても子離れできない親たち。人権だ、尊厳だ、と声高に叫ばれる社会に生まれた君たちは、少なくとも飢え死にすることはないだろう。
 まるで人生そのものがイージーモードではないか。人生が簡単になったのだから、ゲームだって簡単になるのが道理である。


 以上。


 皆さんの回答はどのパターンに近いかな!?


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米スミソニアン博物館にファミコンが展示されるかも!?


<ニュース>
スミソニアン美術館でゲーム展、作品選ぶ投票受付中  (CNN.co.jp)

 記事によるとアメリカはワシントンのスミソニアン博物館にて、ビデオゲーム展が開催されるようで、期間は2012年3月6日から9月9日までで、ゲーム画面のスクリーンショットや関係者のインタビューなど様々な展示を予定してるようだが、そこで、芸術の媒体としてのビデオゲームの進化40年の歴史を探求するという企画があり、その展示する80本のゲームをみんなに選んでもらおうという投票が開始されたというニュースです。

 投票はネット上で行われている。こちら↓

geujja-toosbuge-mu.jpg
 The Art of Video Games
 ※サムネイル画像 クリックでリンク先へ

 投票できるソフトはAtari VCSからプレステ3まで。年代にして1977年から2011年までの240本。その中でNESのソフトは以下の12本。

 ※表はファミコン名、NES名(発売年)の順
Target(シューティング系)
19431943: The Battle of Midway(1988)
トップガンTop Gun (1987)
沙羅曼蛇Life Force (1987)
Adventure(RPG・アドベンチャー系)
ファイナルファンタジーFinal Fantasy (1987)
ゼルダの伝説The Legend of Zelda (1986)
シャドウゲイトShadowgate (1987)
Action(アクション系)
ロックマン2Mega Man 2 (1988)
スーパーマリオUSASuper Mario Bros. 2 (1988)
メトロイドMetroid (1986)
Combat/Strategy(戦略・シミュレーション系)
アーコン(未発売)※参照Archon: The Light and the Dark (1983)
砂漠の狐Desert Commander(1989)
ノース&サウスNorth and South (1989)


 投票の際は、芸術性を考慮して欲しいとのこと。なお、スミソニアン博物館の公式サイトによると『パックマン』や『スーパーマリオブラザーズ』などのいくつかのソフトはすでに展示が決まっており、プレイもできるようだ。

 この企画が続けば、いつかはファミコンもスミソニアン博物館に並ぶかもね!!

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[ 2011/02/25 03:10 ] ファミコンニュース | コメント(2)
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伝説の任天堂ワーストゲーム機、24万円で落札される!!


 Yahoo!オークションのファミコンカテゴリで興味深いものが落札されていた。任天堂の『コンピューターTVゲーム』である。

nintendo-tbge-mumisyou.jpg
 ※サムネイル画像 クリックでリンク先へ(魚拓)

 出品者の説明によると、これはずっと倉庫に眠っていたもので、未使用品らしいが、それにしても24万2000円て、尋常じゃない値段だよ!!


 1980年に任天堂より発売されたこのゲーム機はコンピュータTVゲームの歴史(オデッセイ)によると、定価が4万8000円もするし、そのくせオセロ(リバーシ)しかできなかったり、カラー画面じゃなかったりで、任天堂ハード史上最低の売り上げ台数を記録してしまったという。

 さらにこのゲーム機の悪いところはACアダプターの重量が2kgもあったところらしい。電源だけでファミコンのおよそ3台分かよ。
 
 こいつのおかげで任天堂はファミコンを登場させるまで、ゲーム市場からの一時撤退を余儀なくされたというから、まさに屈辱的なワーストゲーム機と言える存在だ。
 あの悪名高きバーチャルボーイでさえ、全世界では120万台以上も売れているのに、いったいこのゲーム機はどれだけ売れなかったのだろうか・・・・・・


 しかしマニアにはそんなこと関係ないんです。
 むしろそんなダメダメで、ぜんぜん売れてないやつほど欲しい。現にこの『コンピューターTVゲーム』は歴代任天堂ハードの中でもっとも謎に包まれてた存在だと言われており、世界中の任天堂マニアが血眼になって探してるものだという。

 その証拠に、オランダの有名な任天堂マニアが、さっそくこのYahoo!オークションの結果をブログにアップしていた。こちら↓

erikkubuiburogukiji.jpg
 beforemario
 ※サムネイル画像 クリックでリンク先へ
 
 っていうか、すごい情報力。ちなみに彼は世界的な任天堂マニアであり、彼のコレクションルームは、もはや博物館級である。(参照:My Otacool Room
 これだけのコレクションを持っている人間だからこそ、この情報力なのだろう。


 ブログによると、同ゲーム機が2009年にebayにて出品されたときは2000米ドルで落札されたという話である。当時のレートは平均で95円くらいだったから、円換算にしておよそ19万円といったところか。

 さらに同記事には彼の所有する『コンピューターTVゲーム』の写真がたくさんアップされているので、興味があるひとは必見だ!!

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[ 2011/02/23 02:57 ] レトロゲーム | コメント(5)
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祝25周年『ゼルダの伝説』のキャラクタ弁当が超かわいい!! 他


<ニュース>
2011年春、iPhoneに『ファイナルファンタジーIII』登場(INSIDE)
 移植が不可能と言われていた(※参照)FF3が今度はiPhoneか!?


<オークション>
ファミコン naxatソフト 烈火 S (魚拓)
 『サマーカーニバル'92 烈火』(箱傷み)が500円スタートで結果16,500円になりました。この微妙なタイトルが気になります(笑


<ブログ>
高橋名人による、子ども時代からの、秩序形成 (半熟ババァ -雲の彼方に?-)
 「ファミコンは1日1時間」という自虐的ともいえる標語をかかげた名人の思いは、現在の子供に通用するか!?


<サイト>
ゲーム音楽のコンサート情報ポータルサイト[2083WEB]
 ゲーム音楽の演奏会およびコンサート情報のポータルサイト。サイト名の2083とはファミコン生誕100周年という意味であり、その頃にはゲーム音楽がクラシック音楽のように親しまれる存在となっているだろうという思いがこめられているとか。


<画像>
祝25周年『ゼルダの伝説』のキャラクタ弁当が超かわいい!!(mymealbox)
mmemrmllasbszv.jpg
 ※サムネイル画像クリックでリンク先へ

 海外サイトより。リンクはトップページなので、個別の記事はこちらからどうぞ。リンクゼルダ姫。ちなみに海外では弁当のことを日本語のままbentoと言うそうです。なぜなら外国には弁当がないからだとか。それで、ものすごい憧れてるらしい。


<動画>
・ニンテンドミノ

 ファミカセもいちおう精密機器なのでお手柔らかに・・・・・・
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雑誌『TV Bros.』にファミコンのネタ!!が掲載されました


 東京ニュース通信社が発行している隔週刊テレビ雑誌『TV Bros.』(2011年2月19日号)の『ネット探偵団』というコーナーに、私オロチのインタビュー記事が掲載されました。


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 『ネット探偵団』では「あの面白いサイトはこの人が作っている」というコンセプトで、インタビュー記事を連載しており、これまでに、GIZMODO、GIGAZINE、ニコニコ動画 といったそうそうたるメジャーサイトの皆さんが出演している。

 インタビューのバックナンバーなどはこちら

 そんなすごい連載コーナーに「たった一人のファミコン少年」および「ファミコンのネタ!!」の管理人として出演できただけでも光栄であるが、普段以上に気合を入れてインタビューに答えさせてもらったので、記事もそうとう面白いことになってるぞ!!

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 ※こちらが掲載された記事


 内容は、最近のゲーム機について、最近いろいろ出てきている当時のソフト制作秘話について、ファミコンのクソゲーが愛される理由について、ファミコン文化について、忘れられないソフトについてなどなど、とても1ページとは思えないボリュームだ。
 さらに「ファミコンのネタ!!」で紹介させてもらった動画やツイッターやブログなども紹介されており、僕のプロフィールまで載ってるぞ。
 畏るべき編集力だね。僕の(脱線しまくりの)とりとめのない長々とした受け答えが、ここまで面白くまとまるとは。さすがプロ!!


 ちなみにプロフィール写真の、頭に紙袋をかぶるスタイルは僕が昔「レモンフーリガン」というバンドをやっていたころからの姿(決してDEROの管理人のパクりではない)であるが、嫁に「せっかく全国紙に載ったのに友達に言えないとガッカリされたのは言うまでもない(笑

 とにかく絶賛発売中。ぜひ買って読んでみてね!!


 関連リンク:TV bros. 公式サイト


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[ 2011/02/21 16:12 ] ファミコンニュース | コメント(0)
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