ゲームトマト編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】


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 トマトをめぐる冒険、、、

◆ショップシール類◆

gametomato03.jpg
 レア度:★★★☆ 

 緑色のインクでロゴ+注意書き+バーコードがコンパクトにまとまっているデザイン。注目すべきは注意書きに「CDログソフトはケースに入れて保管し、読みとり面をキズつけないようご注意下さい」という文言があることだ。つまりこのシールは、早くてPCエンジンのCD-ROM2が出たくらいの時期、遅くてもPS時代につくられた可能性が高いということだ。

 少なくともCD媒体がまだ世間に普及してなかった時代だったと思われる。そのことは“CDログ”という派手な誤字からも伺い知ることができよう。

 誤字があるファミコンショップシールは滅多にないのでそれだけでも貴重な一枚だ。

gametomato02.jpg
 レア度:★★★ 

 こちらはスーファミ版である。色はオレンジ。ロゴ+注意書き+バーコードのデザインは同じだが、サイズがファミコン純正サイズからスーファミ純正サイズ(ちょっとはみでてるが)へと変更されているため、全体的にせせこましい印象である。

 誤字が修正されているという観点から見ても、おそらくファミコン版よりはレアではないと思う。


◆ロゴ◆

gametomato01.jpg

 とぼけた顔したトマトがゲームソフトを持ってるデザイン。下の「PRO SHOP」というフレーズに矜持のようなものを感じる。


◆いったいどこのお店?◆

 ご覧の通り、このシールには電話番号や住所が記載されていないことから、このままでは制覇する都道府県がわからない。私はさっそく「トマト」というキーワードを手がかりに調査を開始した。まずヒットしたのは「ファミコンショップトマト」という愛知県西春日井郡(現在の清須市)にかつて存在したと思われる店舗だ。

famicomshoptomato1.jpg
 ※今でも残っているファミコンショップトマトのホームページ

 しかしお店のキャラクター(サングラスをかけたトマト)が似ても似つかないため別店舗と判断。次にヒットしたのはかつて中野ブロードウェイにあったトマトランドであるが、こちらはロゴマークが似ても似つかない。

tomatorando.jpg

 そもそも名前が違うし、ということで、次にヒットしたのはその名も「ゲームとまと東大宮店」という店舗。とうとう見つけたかと思ったのだがどうやらゲームセンターのようで、、、

 祈る思いで調査を続行したところ、電話帳検索サイト「実」2000年度版の茨城県下館のページに以下のような店舗を発見。

gametomato04.jpg

 ゲームトマト下館店!

 さっそく下館の情報を集めていると「ゲーム探検倶楽部」というサイトのゲーマーズマップに以下のような記述を見つけた。

 「ブックトマト」は古本屋ですが、一緒にゲームソフトを取り扱う「ゲームトマト」もあります。佐野や久喜にあった「トマトクラブ」とは別物のようです(赤ぷよいないし)。
(引用:Gamer's Map 102
 続いて、その向かいにある「ブックトマト」に行きました。もちろんゲームを扱う「ゲームトマト」も一緒です。確か下館にもあったような…。
(引用:Gamer's Map 108
 ※引用の許可を頂いております

 どうやらゲームトマトはブックトマトというお店がやっていたゲーム屋さんらしい。ということでさっそく「ブックトマト」で調査をしてみると、福島県にあるゼビオ株式会社が、かつて運営していたチェーン店だということが判明。

 少なくとも白河店(福島)、大田原店(栃木)、下館店(茨城)の3店舗が、現在WEB上で閲覧できる最も古いファミコンショップリストのひとつである「ファミ通TOP30協力店リスト」に掲載されていることがわかった。

famituukyouryokutenrisuto.png

 このリストに載っているということは、実在したゲーム屋さんと思って間違いない。

 ちなみにゲーマーズマップで言及されていた「久喜にあったトマトクラブ」というゲーム屋さんを調べてみたところ、Googleマップにて以下のような店舗を発見。

tomatokurabukuki.jpg

 埼玉県久喜市にあったようだが、とてもやってるようには見えないね、、、


◆制覇MAP◆

 制覇マップである。

 本プロジェクトの規定では、住所が書いてあったらその都道府県を制覇することになっており、書いてなければその店舗の1号店のあった場所を制覇することになっていた。しかし住所もわからない。1号店もわからないということになるとお手上げである。

 ゲームトマトはどうやらブックトマトから独立したゲーム屋であり、その会社が福島であるから制覇も「福島」と言いたいところだが、あくまでも今回はゲームトマトのシールでありブックトマトではない。したがって、ゲームトマトとして唯一電話帳に載っていた店舗が下館店のみだったことから、今回は下館市のある茨城県を制覇したことにしようかなとも思ったのだが、、、

 ここはひとつ心を鬼にして指摘をしなければならいことがある。それは、そもそも「ゲームトマト」という名のゲーム屋さんの実在がわかったところで、このシールに記載された「GAME TOMATO」と「ゲームトマト下館店」が同一である証拠にはならないということだ!

shoppusi-ru53.png
 ※別にリセットされたわけじゃないが、なんとなく、、、

 ということで今回は初のNO制覇でフィニッシュである。
 無念、、、

追記:ツイッターにて情報募集したところ「福島県や栃木県に何店舗かあり、シールのマークは、お店の看板と同じものだと記憶している」という証言を得ることができました。推測通り、ブックトマトが経営していたゲームトマトが今回のシールの可能性が高いです。ただ「1号店がどこだったのか」という点についてはいまだ不明なので制覇には至っておりません。




◆基本データ◆
名称:ゲームトマト(ブックトマト?)
店舗:茨城県下館市?
会社:ゼビオ株式会社?
所在:福島県福島市
沿革:不明


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ゲームの正しい歴史とは!? 「ゲンロン騒動」に思ったこと 他


<注目>
【ゲーム文化】俺たちをなかったことにするのヤメロ【1980年代】 | 触接地雷魚信管

 そもそもこの騒動は「ゲンロン8」という批評本に掲載された座談会「メディアミックスからパチンコへーー日本ゲーム盛衰史1991-2018(井上明人、黒瀬陽平、さやわか、東浩紀)」の内容が、あまりにも「コンピュータゲームの歴史」に対する認識不足が多いとして界隈から批判が殺到。Amazonの評価が真っ二つに別れるなど、タイヘン興味深い様相を呈しているものです。



 その場に居合わせたという電ファミニコゲーマーの平進一編集長から225箇も所の指摘をもらったゲンロン編集部、及び、参加者4名が指摘に対して回答しているものが公開されています。

 【公開用】『ゲンロン8』共同討議へのご指摘に対する返答表

 膨大な量なので、まだ半分も読んでいないのですが、興味深いなと思ったのは『僕たちのゲーム史』著者でもあるさやわか氏(さわやかではない)と平氏のやりとりです。

 『スト2』は海外を意識してつくられたと発言したさやわか氏に対して、平氏がそんな話は聞いたことないと反論。それを受けてさやわか氏が『ALL ABOUTカプコン対戦格闘ゲーム1987-2000』に掲載されていた制作側による対談の内容を典拠に挙げておられました。


 
 これは非常に重要なやりとりだなと思ったのです。不勉強ながらこの本は読んだことないのですが、正直、こんなことよくあるよねと思ったからです。

 たとえば任天堂の故・山内元社長について古い文献や映像資料を漁ったりしていますと、時期や媒体によって言ってることが違うなんてケースによく遭遇するのですよ。なかなか本音を仰らなかったり、あるいは、妙にケレン味を効かせたことも口にすることもあります。いくら偉大な経営者といえども、経験を重ねることで考え方が変わることもあるでしょうし、むしろそんなことは人間にとって「成長」であり、ブレてるとか、矛盾してるとか、責め立てるようなことでも何でもないとすら思うのです。

 はたまた、そのときのインタビューアーの解釈や、編集者の技量で、意図せず内容が捻じ曲げられたりすることもあるでしょう。我々は資料を信じるしかないのですが、その資料が本当に信じるに足り得るのかも見極める必要があるな、と感じるわけです。



 マリオの生みの親・宮本茂氏もわりとそういうところがあるとして有名ですね。たとえば自らの作品(主にスーパーマリオブラザーズ)を振り返って突然、あとで考えたようなことを仰ることがあります。

宮本氏が語った『スーパーマリオブラザーズ』1-3と5-3が似てる理由

 万が一、今からご本人に突撃インタビューできたとしても、そもそも、何十年も前のこと。記憶が曖昧だったり、間違って憶えているなんてことあるんですね。つまり“正しい歴史”っていうのは「真実そのものを記すことはできない」という前提のもと、世の中に信じてる人間がどれだけ多いかで決まる多数決みたいなものなんじゃないかな、と思ったわけです。

 むしろ、だからこそメディア側には取材を重ね1mmでも真実に近づくこと、及び、当時の資料をあたることが不可欠となり、少しでも信憑性をあげる作業が求められるのでしょう。非常に勉強になりました。ありがとうございました。


<ニュース>
「serial experiments lain」の20周年を記念し,主要スタッフにゲーム版をプレイしてもらった。次作は「誰かが適当に作ったら」? - 4Gamer.net
 ネタバレするのが嫌だったので、途中で読むのを辞めました。(オロチの初プレイ所感)早くプレイを再開せねば、、、

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『ぷよぷよ』不定形47連鎖の挑戦──15時間かけて成功した秘訣は「息をするようにぷよぷよ」
 極めてる!



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ファミコンショップクリボー編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】


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 クリボーは栗じゃなくてしいたけ、、、
 ファミコンショップクリボーの登場だ!

◆ショップシール類◆

kuribo-1.jpg

 レア度:★★★★ 

 一瞬、何の変哲もない正規シールかと見せかけて、実は店名が入っているシールのことを「擬態系シール」と呼んでいるが、ファミコンショップクリボーのシールはそんな擬態系の中でもわかりやすい一品だ。中には本当に目を凝らしてよく見ないとショップシールとわからないものもあるからね。

 県名や市外局番が記載されていないところはローカル店舗の傾向のひとつ。マニア心をくすぐる玄人好みのショップシールである。


◆ロゴ◆

kuribo-2.jpg

 このロゴがそのまま店舗で使われていたかどうかは不明だが、クリボーの部分だけ白抜き・影付きになっており、良いアクセントになっている。


◆制覇MAP◆

 制覇マップである。

 小倉南区は福岡県北九州市。天然記念物「千仏鍾乳洞」(マリオで言えば1-2といったところか)があることで知られる。

seiha_map22.png

 九州地区3つめ制覇!


◆基本データ◆
名称:ファミコンショップクリボー
所在:福岡県北九州市南小倉区
沿革:不明


◆その後、、、◆

 本プロジェクトでは趣旨とあまり関係ないため、ショップ跡の様子をお届けすることはないのだが、ファミコンショップクリボーに関しては、実に興味深いケースだったので紹介しておこう。

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 ※Googleマップより

 もうとっくに閉店していることはわかっていたが、念のためにGooleマップで住所を検索したところ、同じ場所の店舗はご覧のような居酒屋になっていたのだ。少し読みにくいがその建物の看板を見てほしい。「本格炭火 焼炉ばた 久里房」とあるだろう。

 そう、店名が久里房(クリボー)だったのである!

 思わぬ痕跡の発見に、さすがの私もイスからずり落ちてしまった。調べたところ、ファミコンショップクリボーの店主はもともと喫茶店をやっており、ファミコンショップを閉めたあとは居酒屋を始めたらしいのだ。(参照

 きっと地元の子どもたちから「クリボーが進化すると久里房になるんだぜぇ」とか言われていたのではないか。ファミコンショップシールの研究はこういうことがあるから面白い。


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ぴゅ~太ランド編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】


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 ファミコンショップなのにぴゅ~太ランドとはこれいかに、、、

<追記情報>
2018/11/12 詳細情報追記



◆ショップシール類◆

pyutarand01FS.jpg
 レア度:★★★★☆ 

 ぴゅ~太ランド1号店、2号店、及びマリオワールド勝浦店が並記されたショップシールである。スーファミレギュラーサイズで、ファミコンのものは見つかっていないことから、スーファミ時代以降のファミコンショップかもしれない。注意事項の記載はなく、買取査定アップだけを謳っているのが特徴だ。



 この名前から、どうしても1982年にトミーから発売された家庭用ゲームパソコン機「ぴゅう太」を思い浮かべてしまうが、この店は「ぴゅ~太」である。「う」でなく長音なのだ。しかも伸ばす棒が「-」でなく「~」であるところは自販機の「あったか~い」と同じで、購買意欲をくすぐる心理的効果を狙ったものと思われる。どうせならファミコンの評価も「おもしろ~い」とか「つまらな~い」とかにすればいいのにね!(なんでやねん)

 なぜか四日市のブックオフで見つけた。非常にレアであり、この1枚以外見たことがない。


◆制覇MAP◆

 制覇マップである。

 正直言ってぴゅ~太ランドに関してはまったく詳細がわからないため実在した店舗であるという証拠がこのシール以外に得られていないのが現状であるが、むしろ本プロジェクトの目的はこのようなショップシール以外にまったく情報のないお店をアーカイブ化することにあるので、むしろウェルカムではあるのだが、、、

 何はともあれ「制覇できる都道府県はショップシールに記載された住所に基づく」という本プロジェクトの規定により、館山市、および勝浦市のある千葉県を制覇だ!

seiha_map21.png

 千葉県は「第16回 てんとう虫編」で制覇しているため+1である。

 そうそう、館山といえば『ファイナルファンタジーIII』のエンディングの曲がつくられた地としてFFファンの間で知られているらしいよ。植松伸夫氏が館山のホテルに一週間籠って作曲したそうだ、、、

◆基本データ◆
名称:ぴゅ~太ランド
所在:千葉県館山市
詳細:1号店はリトルロックというスーパーの斜め向かい辺り。2号店駅前郵便局の隣のビルの2階?にあった。少なくとも93年には存在し、2000年頃には閉店していたという


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 ぴゅ~太ランドについて、少しでも知ってることがあったら教えてください。館山のファミっ子魂を見せてくれいっ!
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