FFシリーズ屈指の謎「つるぎざき」 ついに本人が真相を語る!!


<謎の隠れキャラ「つるぎざき」>

 まずは前回の記事のおさらいだ。

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 ファミコン版『ファイナルファンタジー3』に登場するFFシリーズ屈指の謎キャラ「つるぎざき」について、我々は驚くべき真相を知ることとなった。すなわちそれは彼女が実在するFFファンであり、とある事情によって隠れキャラとして登場することになったという経緯である。

 簡単にまとめると以下。

つるぎざきという人物からスクウェアファン冊子
「TIMES SQUARE」にたくさんハガキを届く
 
あまりにもたくさん届くので、「TIMES SQUARE」誌面で
「ハガキばっかり出してないで勉強しろ」というコーナーができる
 
その後、つるぎざきという人物からのハガキがぱったりと止む
 
ノリだったとはいえ、言い過ぎたことを反省したスクウェアは
お詫びの印に『FF3』に隠れキャラとして彼女を登場させる


 流れはだいたい合ってると思うが、問題なのは、なぜハガキが来なくなったのか?という部分だろう。



<もう一人の当事者フォアグラ長谷川氏>

 turugisizkki00.jpg
 ※プライバシー保護のため名前のところは黒塗りしてある
 ※「フォオグラ長谷川」は「フォアグラ長谷川」の誤植だと思われる


 その理由について、このネタとともに、こちらの画像を我がブログに提供してくださった「DEATH QUEEN CITY -デスクイーン市-」市長queenさんは「つるぎざき絵師の気を悪くしてしまった様だ」と解説した。

SPECIAL No.1 -つるぎざき伝説-(デスクイーン区 -DEATH QUEEN WARD-)

 そもそも市長queenさんは、1990年、「F.F.OFFICIAL SHOP」閉店時に開催されたスクウェアのクイズ大会で、もう一人の当事者である広報のフォアグラ長谷川氏と会っており、そのとき『FF3』に「つるぎざき」が隠れキャラとして登場するようになった経緯について、直接話を聞いているのだった。



<物騒な都市伝説も>

 しかし、やがて月日は流れ、以下のような都市伝説が、まことしやかにトリビアとして語られるようになっていった。

 この子は病弱なファンであり、それでも
 一生懸命お手紙を書いてくれていたが
 やがて亡くなってしまった…… 


 まあ、これは当時の経緯を知らない誰かの創作だろうけど、もしかしたら、本当に病気になってしまって、ハガキが書けなくなってしまったということも考えられなくもない。はたして、本当の理由は何だったのだろうか……


 そんな中、市長queenさんからつるぎざきに関しての続報が届いた。

 なんでも、本人と思われる人物のブログを発見し、さっそく連絡を取ってみたところ、本人で間違いないこと確認したとか。しかも、記事にすることを許可してもらったとのことだ。

 市長queenさんが1990年に開催されたスクウェアのクイズ大会で、もう一人の当事者である広報のフォアグラ長谷川氏から聞いたという「つるぎざき」が隠れキャラとして登場した経緯が、詳細に語られている。

SPECIAL No.2 -つるぎざき伝説 完結編- (DEATH QUEEN CITY -デスクイーン市-)



<ついに本人が降臨!!>

 そしていよいよ「つるぎざき」ご本人の口から真相が語られた。

 こちら↓

未解決かもしれない。。。(1) (おもいでがたり) ※2015年リンク切れ
turugizaki012301.jpg


 まず『FF3』に「つるぎざき」が隠れキャラとして登場した経緯について本人は

両者共の行き違いの可能性が高かったのではないか


 としている。

 その上で、つるぎざき氏はスクウェアファン冊子とのやりとりをこう語った。

 当時のスクウェアさんの会報誌(有料申し込みで届きました)にて、編集に携わったある方が、私の異常事態ともいえる投稿ペース(笑)に洒落で、「葉書ばっかり書いてないで勉強しなさいっ」みたいなメッセージを付けられたんですね。
 しかしその後の号で(季刊発行でした)は、全く逆のメッセージが掲載されていました。『勉強ばっかりしてないで、ハガキもかいてねっ』 (略)

 また、会報誌の最終号にても、編集スタッフの方から謝罪のメッセージがありました。が。ここでも相変わらず、気づいていませんでした。



 どうやら本人は個人としては受け止めていなかったようで、とくに気にしていなかったとのこと。ハガキを書かなくなった理由は別にあったそうだ。それは以下のように説明されている。

 あのメッセージを頂いたのと同時期ぐらいに、FFをメインとした同人サークルを立ち上げたのです。そこで、編集・原稿執筆から製本まで、一人でこなしていたため、投稿ハガキを書く時間が、必然的に減っただけなのです。



 なるほど、そういうことだったのか。つるぎざき氏はコーナーの存在は知っていたが、とくにフォローすることもできなかったという。だからスクウェア側も余計に「悪いことしちゃった」と思ったわけだね。まるで恋愛のかけひきのようだ(笑)



<さいごに>

 このブログでも数年にわたり追求してきたFFシリーズ屈指の謎「つるぎざき」についての真相は、これで本当に明らかになったと思う。正直、いざ明らかになってみれば、充実感よりも、なんか淋しい気持ちのほうが大きい気がするは、なぜだろうか……

 それは「もう、こんな時代は帰って来ない」という哀愁みたいなものだろうか。


 僕には常日頃から思っていることがある。それは「僕みたいなレトロゲーマーは過去を語ることしかできない」ということだ。だから少しでも真相に近づいて、当事の人間の声を伝えていきたい。そういうエピソードにこそ、本当に学ぶべきものがあると本気で信じている。

 したがって「つるぎざき伝説」はこれで終わりではない。むしろここからまた新たな一歩を踏み出していくのだと思う。まさに“最後の夢”で終わらないように……



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[ 2013/04/28 01:49 ] ファミコントリビア | コメント(6)
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たった一人のファミコン少年タイトルGIF
ブログに書き記したことで、私の中ではこの件に関してほぼすっきりとしましたので、今後改めて触れることはしないと思います。

この度は、このようなマイナーな話題を記事として取り扱って頂き、ありがとうございました(深々礼)
1944. [ 2013/04/28 12:42 ] [ 編集 ]
こちらこそコメントいただき光栄です。
今はもうFFシリーズをとりまく状況はだいぶ変わってしまいましたが、こうした過去のエピソードの真実を伝えることで、1人でも多くの方々に、ほんの少しでも何かプラスになるようなものを感じ取っていただけたらと思い、記事にさせて頂きました。そんな一人ひとりのプラスの力が合わさって、やがて大きな力になれば、面白いんじゃないかって。ちょっと大げさでしょうか(笑)
最後に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
1946. [ 2013/04/29 10:44 ] [ 編集 ]
大量にファンレターを送りつけていたファンだということは知っていたけど、
さらに込み入った経緯があったんですね。

「ギサール村」「ギサールの野菜」については関係ないんじゃないのかな。
「ギザールの野菜」と濁音表記なのはFF7とそのスピンアウト作品、10-2、
FF零式だけみたいだし。FF零式には両方の表記が登場するとか。ややこしい。

DEATH QUEEN CITYには「ギザール村」と書かれていますが、正しくは「ギサール村」です。
この方の間違いと同じように、もし「つ"るぎざ"き」さんからとったのであれば「ギザール村」
とするんじゃないですかね。
1952. [ 2013/04/30 20:15 ] [ 編集 ]
あんまり関係ないけどTESVに出てくる虐殺者エリクを思い出した
2792. [ 2015/02/05 22:32 ] [ 編集 ]
つるぎざきさんのブログが閉鎖されてしまったorz
2949. [ 2015/05/15 23:34 ] [ 編集 ]
閉鎖されてましたね。
それにともなって、少し記事を追記編集しました。
3054. [ 2015/07/13 17:23 ] [ 編集 ]
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