たった一人のファミコン少年タイトルGIF

ファミコンで唯一正規販売されたインディーズゲームとは?


海外 「なんで日本人は家庭用機向けのインディーズゲーム作らないの?欧米にはたくさんあるのに」 (秒速ニューろぐ)

 という記事を読んで僕は、ファミコンで唯一正規販売ルートに乗ったインディーズゲームがあったことを思い出した。

 その名は『クインティ』

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 1989年、ナムコより発売された『クインティ』はとあるインディーズ集団によって制作された。その中心人物こそポケモンの生みの親としてお馴染みの、株式会社ゲームフリーク社長、田尻智氏である。

 ゲームフリークのオフィシャルサイトを見ると『クインティ』は作品リストの最初に出てきており、以下のような説明が添えられている。(以下引用)

 自作の開発機材を使い3年をかけて制作した世界初のインディーズファミコンソフト。
 「新しいアクションゲームとは、新しい動詞を考えること」という田尻独自のアイデア発想法を元に、「めくる」アクションを考案。
 敵キャラクターの思考ルーチンには、田尻のあらゆるゲームデザインへのこだわりが詰め込まれている。


 普通のゲームメーカーであれば任天堂からファミコン開発機材や資料が提供(※有料です)されてるのだが、在野の士に過ぎなかった田尻氏はそんな環境を全部自分でつくってしまい、当時発行していたミニコミ誌「ゲームフリーク」の仲間たちと『クインティ』の制作を開始。
 3年後、紆余曲折の末、完成したものを持ってナムコに乗り込んだという。今そんなことやったらきっと門前払いだよね・・・・・・

 そして見事ナムコに認められ販売が決まったわけだが、驚くべきことは、そのとき田尻氏が持ち込んだ『クインティ』が、すでにファミコンソフトとしてほぼ完成していた(つまりこの時点で、市販レベルだった)という点である。
(しかもそのとき弱冠24歳だった)


 おかげでナムコ(下請けのKID)はほとんど手直ししなかったという。(このへんのエピソードが『クインティ』を唯一商業販売されたファミコンインディーズゲームとする所以なのかもしれん)

 結局『クインティ』は20万本以上を売り上げ、田尻氏はその稼いだ資金で会社を立ち上げたという。そして、その後『ポケットモンスター』という大ヒット作品を生み出すことになるのだが、つづきはまた別のお話・・・・・・。

 
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ゲームセンター「CX」のポケモン特別編でやってたよね
1003. [ 2011/08/08 10:43 ] [ 編集 ]
インディーズファミコンの定義がよくわからない。任天堂公認という意味なのか、任天堂非公認という意味なのか。公認でも少人数とか実質1人で作ったらそうということなのか。よくわからない

ハッカーインターナショナルはインディーズじゃないの?
1004. [ 2011/08/08 14:36 ] [ 編集 ]
音楽業界のインディーズの意味は 大手のレコード会社のブランド力や宣伝活動を使って売らず歌手本人の実力や歌の内容だけで曲を売る手法と聞いたことがあります。

つまりゲームのインディーズも有名会社のブランド力や宣伝活動をの使って売らず
ゲームの内容だけで売るってことなのかも
1011. [ 2011/08/09 19:50 ] [ 編集 ]
公認・非公認はまた違うと思う。
ハッカーインターナショナルもインディーズか?と言われれば違うと思う。

記事のインディーズってとこを同人に置き換えてみるとしっくりくるかも?
1014. [ 2011/08/09 20:57 ] [ 編集 ]
元記事には東方プロジェクトとあるので、あちらのインディーズには日本の同人的な意味合いも強いような
1018. [ 2011/08/10 08:30 ] [ 編集 ]
ただ単に日本の場合インディーズという持つ言葉の意味が広くて
色々な事例をくくれる状態になってるだけ
だからあれは違うこれはそうじゃないとか言っても意味ない
ハッカーだってインディーズと言える
1019. [ 2011/08/10 11:54 ] [ 編集 ]
ゲームで本当にインディーズと言うのなら、
ハッカーインターナショナルのようなゲリラ戦略だろうなぁ。

クインティはリアルタイムで遊んだし本当に面白かった。
けど、販売がnamcoだとゲームとしてのネームブランドが大きすぎて
インディーズって言われると違和感が有るな。

当時は「あのnamcoが認めたゲーム」って印象が強かった。

逸話としては面白いんだけどね。
1021. [ 2011/08/12 02:42 ] [ 編集 ]
つまり今までのコメントをまとめると
ゲーム業界のインディーズの意味はは、個人制作のゲームっていう解釈で
いいじゃないかと思う
1023. [ 2011/08/12 22:51 ] [ 編集 ]
個人製作という意味では「ドアドア」も入ると思います。
エニックス主催のコンテストで準優勝。エニックスのファミリーコンピュータ
参入第1弾として発売されました。
1032. [ 2011/08/16 12:26 ] [ 編集 ]
つか田尻さんはアーケードのゼビウスでちょっとした事件を起こしていて
それがきっかけでナムコには学生時代から出入りしてましたよ
1917. [ 2013/04/20 11:09 ] [ 編集 ]
これ新ゲームデザインか何かの本に当時のエピソードが載ってた記憶
開発機材はAppleIIの互換機で、まずはファミコンのハード解析からやったとかどうとか

開発を捗らせるために、プログラミング担当の人に当時勤めてた会社を辞めてもらい
田尻さんがライター業などで得た収入から給料を払ってたそうです
1966. [ 2013/05/10 10:15 ] [ 編集 ]
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