たった一人のファミコン少年タイトルGIF

かつて国会で繰り広げられた“ファミコン論争”とは!?


 かつて日本の国会で、ファミコンついて言及するという一幕があった。正直ファミコン論争っていうほど論争してないんだけども。そのときのやりとりが国会議事録に残っているので紹介しよう。

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 それは今から26年前、1986年2月12日(水)に開かれた【第104回国会 予算委員会 第8号】である。

 予算委員会が終盤にさしかかったとき、衆議院議員の矢追秀彦氏がパソコンの健康被害について話を切り出したのだ。以下、適当に要約して引用。


○矢追委員 
 最近VDT症候群っていうのが問題になってるみたいだけど、
 政府的にはどうお考えですか?

○小粥(義)政府委員
 前調査しましたが、たしかに良くないらしい。
 ガイドラインつくったし、これから企業を指導していきます。

○矢追委員 
 実際にどれくらい良くないのか。
 労働省か、厚生省かわかりませんがデータはありますか? 

○小粥(義)政府委員
 目の疲れとか、肩こりとか。腕のだるみ、手のしびれ。

(中略)

○矢追委員 
 では家庭に対しては何か調査してますか?

○仲村政府委員
 何もやってません。

 
 そして、矢追氏は家庭内のパソコン、つまりファミコンへ話をもっていき、何を思ったかそれを総理にぶつけ始めた。


○矢追委員
 パソコンは家庭にも普及してる。総理、ファミコンって知ってますか?
 日本では620万台ほど売れております。まさに爆発的ブーム。
 昨日、百貨店行ってきたけど、ファミコンコーナーは大盛況ですよ。
 ためしにやってみたら超面白いです。家にあったら徹夜しちゃいます。
 そんなファミコンを厚生省がまだ調査してないなんて問題ですよ(以下省略

○仲村政府委員 
 がんばります!

○矢追委員 
 厚生大臣、頼みました。目の悪い子が増えちゃ困るからね。
 それと文部大臣、そして総理に答えてもらいたいのですが、
 こういった情報化社会に対して政府はどうあるべきか。
 常磐大学の教授はその著書でこう言っております。

>私たち大人は新しいメディア環境に対してどれだけ準備ができているだろうか?
>大人は機器に触れようともせず、説明書だけ読んで理解したつもりになってないか?
>子供はさっさと手を伸ばし遊んでいる。
>もちろん新しいテクノロジーにはプラス面とマイナス面がある。
>したがって大人がそういったマイナス面に配慮すべきことなど言うまでもない。
>しかし情報化に対して子供たちの示す柔軟な姿勢からは何かを学ぶべきだろう。

 ファミコンを否定するつもりはないですが、
 子供たちが家に帰ったら2時間3時間とファミコンしてるようでは困る。
 だからこそ厚生省はこういった時代にどう対処するのか。
 文部省にしても子供の教育はどうするか。考えてほしいのです。


 これに対してときの海部国務大臣と今井国務大臣がそれぞれ答弁をする。


○海部国務大臣
 今は情報化時代の入り口。
 文部省としては「読み書きそろばん」じゃなくて「読み書き情活」でやっていきます。
 情活ってのは情報活用能力ってことね。
 もちろんそれは年代に応じて段階的にやっていきます。
 肉体的な健康面はもちろん、精神的な健康面も検討しなくちゃいけないです。

○今井国務大臣
 たしかにテレビゲームをやり過ぎると目が悪くなるようです。
 厚生省としても検討していきます。


 そして最後にときの中曽根総理が答弁をした。


○中曽根内閣総理大臣 
 私は孫とパソコンの勝負をしたことがある。もちろん負けました。
 私は将棋もやるが、パソコンの場合、なぜかやったあとが虚しいです。
 時間の空費だったような感じ。
 でも将棋は人間的なものがあって、負けても息吹が伝わってくるというか・・・・・・
 しかしながら時代は矢追さんが仰った方向へ進んでいくでしょう。
 我々はセンチメンタルなのかもしれないが、だからこそ人間性を残しつつ、
 うまくやっていかないといけないって思います。

(中略)

○小渕委員長 矢追君の質疑は終了いたしました。


 以上。

 残念ながらときの中曽根総理はファミコンではなくパソコンをやっていたということだが、将棋を引き合いにだしてちょっと精神論的な発言をしたりするところなど面白い。今だったら「懐古主義者」なんて言われちゃいそうだ(笑


 いずれにしても当時のファミコンブームが国会で話題になるほど、凄まじかったということをうかがわせる一幕じゃないだろうか。




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[ 2012/03/13 18:54 ] ファミコントリビア | コメント(1)
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日本国内における電磁波盗聴が健康被害を引き起こしているらしいです。特にPC、USB、携帯電話周辺は危険らしいです。ただでさえ電磁波が高いこれらの機器を遠隔から盗聴する為に電磁波を増幅し、それにより携帯電話ですら強磁場により圏外になるとの事。携帯電話鉄塔が付近にあっても、その強力な磁場で携帯電話が不通になってしまいます。
この電磁波盗聴を行っている組織は創価学会と言われており、盗聴ターゲットになってしまった被害者らは皆さん尋常では無い健康被害を訴えておられます。
創価学会側は土地や不動産取得の為にこのような事をしているとの事で、既に全国的な被害が生じています。
全国に学会の新しい建物がフルスピードで建設されているにも関わらず非課税が許されており、公明党の権力下で犯罪を繰り返す創価学会、会長の池田大作は北朝鮮人だと言われています。

創価学会は危険な宗教法人と言えるでしょう。
1424. [ 2012/06/29 13:30 ] [ 編集 ]
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