ドキドキ冒険島編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】 


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概要 ◆定義と分類 ◆目次


 みんなー、ドキドキしてるー?
 ファミコンショップシール界二大巨塔のひとつ。ドキドキ冒険島の登場だ!


◆ショップシール類◆

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 レア度:

 ファミコンショップシール自体が、100本に1本あるかないかの世界なのだが、その中でドキドキ冒険島に遭遇する確率は極めて高い。こちらはレギュラーサイズの文字タイプ。文字色は青。右にバーコードが貼られているが、貼られてないバージョンもある。店員さんが貼り忘れたのか、あとから剥がされたのかは不明。


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 レア度:

 こちらは文字タイプのSFC版。というかSFCは文字タイプしか見ない。FC版と同じように右にバーコードが貼られており、文字色は赤である。そしてなぜか知らないが、スーパーファミコンの純正シールを貼るスペースより横幅が少し長いため、必ずはみ出てしまっているのも特徴のひとつ。

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 このはみ出具合は右側のときもあれば左側のときもあれば両側のときもある。最初、ファミコンのシールを流用したのかと思ったが、サイズがぜんぜん違ったので発注するときにサイズを間違えたのかもしれない。
 ただ、興味深いのは同様の現象が他店のショップシールにも数例、見つかったこと。シールの規格サイズなのだろうか!?



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 レア度:

 レギュラーサイズの絵柄タイプ。センターに勇者、左右に鳥のキャラクタとお姫様が配置された構図。「やたらに光る剣」、「背景と同化した薄いおっさん」など、ゲームパッケージに脈々と受け継がれる様式美を押さえているところは評価できるが、いまいち、このひとたちの関係がよくわからないところが難点だ。


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 レア度:

 こちらはほぼ同じ構図の絵柄タイプ・フルサイズバージョン。なぜか絵柄がデフォルメされ勇者やお姫様がパックマン目になっているのが特徴。というか、こちらのほうが本来のドキドキ冒険島のキャラクタに近いデザインなので、むしろさっきの、レギュラーサイズバージョンの絵柄が「急に少年漫画っぽくなった」と見るべきかもしれない。

 細かく見ると、お姫様がちゃんと怯えてるし、勇者もやたら汚れてる黄色い服じゃないてそれっぽい鎧を着ているし、背後に敵なのか味方なのかわからん鳥のキャラクターじゃなくて明らかなモンスターたちが配置されているし、意味ありげな、背景と同化した薄いおっさんがいないなど、わかりやすい構図になっている。

 あと、今気づいたけど、これ、勇者じゃなくて王様かな。王冠かぶってるし。いずれにしてもドキドキ冒険島のショップシールは全体的にやたら見るのでレアではない。


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(画像提供:BAD君 様)

 レア度:★★★

 こちらはSPACE社製「ファミリーコンピュータカセットケース」のドキドキ冒険島バージョン。お店によってはこのような専用プラケースがあったようだ。



◆制覇MAP◆
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 文献によると1号店は、ウサギ好きの聖地「調神社(つきじんじゃ)」があることで知られる武蔵浦和にオープンとあるので埼玉県を制覇だ。まだ3県であるが中国、近畿、関東と、バランスよく制覇できていて、順調そのものである。

 ちなみにさきほど出てきたケースのメーカー、SPACE社の本社も埼玉だった。何か関係あるのだろうか。


◆基本データ◆

名称:ドキドキ冒険島
運営:株式会社ボックスグループ
開業:1983年 
所在:埼玉県北浦和
公式サイト:www.dokidoki.net(閉鎖)
https://www.boxgroup.jp/(ドキドキ冒険島関連のみ閉鎖)
通販サイト:http://www.tobi.com/box.html(閉鎖)


◆ロゴ・キャラクタ◆
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 王冠をかぶった少年のデザイン。悠久の太古から天空を旅してきた伝説の王国「DOKIDOKI王国」という設定でホームページなどを展開していた。

◆外観◆
doki東川口店 doki北浦和
 ※埼玉県東川口店(左)と埼玉県北浦和店(右)。いずれも直営店。画像:公式サイト(Webアーカイブ)

 入口の王冠の看板が素晴らしい。

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 ※千葉県君津店(フランチャイズ) 画像:Googleストリートビュー

◆沿革◆
 1989年10月に1号店を武蔵浦和にオープン。わずか2ヶ月で10店舗を突破。1992年3月には100店舗を突破。その後、ますます勢いに乗り、全盛期は北海道から沖縄まで全国に220店舗以上にまで拡大したが、1994年12月、中古ゲーム裁判騒動の影響により、フランチャイズが150店舗にまで落ち込む。2003年6月、上昇(カメレオンクラブ)と業務提携。2013年フタバ書店に事業が継承されたが、現存している店舗はフランチャイズと思われる。
 ボックスグループ自体も健在で、都内でリラクゼーションサロンを運営している。


◆主な支店◆(2002年のファミ通協力店リストより)
福島県 矢吹店
栃木県 黒磯店
埼玉県 大井町店/東川口店/武蔵浦和店/北浦和店/坂戸店(追加)
東京都 亀有店
千葉県 君津店
神奈川県 茅ヶ崎高田店/平塚店
和歌山県 和歌山店
兵庫県 西宮市高架下の店(追加)
香川県 ウイングポート店


◆トピックス◆
【ボックスグループ特集】二〇〇三年一千店舗構想を打ち出し、メディア業界の覇権を狙う/ボックスグループの21世紀戦略(1998年06月27日)
【ボックスグループ特集】家族が楽しく過ごせる店でありたい/ボックスグループ社長 松田芳久(1998年06月27日)
 任天堂のこと。ソニーのこと。赤裸々に語っている記事。正直今回、初めて拝見したが今読んでも普通に面白かった。




◆みんなの情報コーナー!!◆

 皆さんの地元にあったドキドキ冒険島についての情報をコメント欄へお寄せください!!

 地元には◯◯店があったよ。こんなショップシール類があったよ。といったものや、当時の店舗が映った写真なども大歓迎。なお、写真素材などのご提供はこちらの窓口で受け付けております。どうぞよろしくお願いします!!



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アスクチェーン編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】


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概要 ◆定義と分類 ◆目次

 
 ファミコンショップシール界の沼……
 今回は、ゲームソフト卸売り界の大仏様。アスクチェーンの登場だ!!


ショップシール類

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 レア度: 

 これは一番よく見るタイプ。フルタイプのラベル型である。誰が呼んだかショップシール界の耳なし芳一。または通称「サターンバージョン」である。

 とにかく文字、文字、文字。他店の多くが純正デザインに準拠しているシールを採用しているのに対して、アスクチェーンのこれはそういった体裁などをまったく無視しているため、どうしても「言いたいことを一方的に書き殴ってる」という印象を受けてしまう。まるで創英角ポップ体の暴力だ。
 しかし、そのわりには、連絡先がいっさい記載されてないという怪文書チックなところもあり、不思議な魅力となっている。(結局は魅力なのか) 


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 レア度:★☆ 

 そんなフルタイプのラベル型には地味にバージョン違いが存在する。取扱いハードのラインナップからセガサターンが退場し、プレステ2が加入している通称「PS2バージョン」である。しかもサターンバージョンが発売の古い順だったのに対して、PS2バージョンは発売が新しい順にソートされているため、見事に先陣を飾るカタチとなっているところなどは忖度がうかがえるよね。(たぶん違う)

 ゲーム業界の勢力図がこんなところにも影響を与えるという興味深い例である。

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 もっと細かいことを言うと微妙にフォントが変更されていることにお気づきだろうか。「超」の字を見ると明らかである。実はこのプレステ2バージョン(右)こそ創英角ポップ体なのである。サターンバージョン(左)のフォントは正直わからない。教えてフォント職人さん!

 ちなみに判断が難しいところだが、PS2の発売が2000年3月であり、SFC最後のソフト『メタルスレイダーグローリーディレクターズカット(ニンテンドウパワー)』の配信が2000年11月29日なので、ギリギリ対象範囲ということにしておこう。サターンバージョンよりもこちらのほうがレア。


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 レア度:★★ 

 なんとこの怪文書風ラベルにはシール型も存在する。スッキリしていて芳一感は緩和されているが、あいかわらず連絡先の記載はない。全国展開が順調にいってるという自信のあらわれだろうか。連絡先など自分で調べやがれと言わんばかりである。ラベル型よりも断然レア。


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 レア度:★☆ 

 アスクチェーンが文字、文字、文字バージョンだけだと思ったら大間違いだった。なんとシール型の別のバージョンがあったのだ。通称「中古ファミコン」バージョンである。当然、こちらのほうが古いだろう。また、住所・電話番号等の記載があるところもポイントだ。
 そして何と言ってもこの謎のカラーバリエーションである。今のところイエロー、ライトグリーン、オレンジ、レッドの4色の存在が確認できている。この中ではレッドが一番見ない。黄色とライトグリーンは似ているので最初は同じかと思っていたが、実物を並べて比較してみると、やっぱり違う色だった。

 というかこんなシール、4色もつくるなよ……(おっと本音が)

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 レア度:★★ 

 しかしそれだけじゃ終わらないのがアスクチェーンが「ショップシール界の沼」と呼ばれる所以だ。なんと、シールタイプのカラーバージョンにはさらにミニタイプが存在するのだ。しかもたまたまかもしれないが、発見したものはカセットの前面に貼られていた。ショップシールが前面に貼られている例は極めて少ないで、それだけでも興味深い。

 そんなことより、こいつも4色以上あったらどうしよう(笑)

 今のところオレンジのみ確保。地味に交換レートに言及しているところなどは、一定の資料的価値があるだろう。通常のシール型カラーバージョンより断然レアである。


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 レア度:★★★ 

 どうやらアスクチェーンの沼は底なしだったようだ。こちらは、さらに激レアなシールタイプ。通称金バージョンである。
 電話番号から察するにフリーダイヤルを取得する前の、さらに古いタイプかと思われる。玩具屋さんがよく採用しているメタリックなシール下地に黒い文字という慎ましいデザインが、のちに全国チェーン!とか言って大暴れする「嵐の前の静けさ」といった趣きがあって非常に良い。(良いのか)

 「ファミコンセンター」はこの頃から名乗っていたようだ。いかにも公式な肩書きを掲げてるくせに「説明コピー」とか堂々と謳っているところに時代を感じさせる。世が世なら、説明書村とか言われて吊るし上げられていただろう。



制覇MAP

 お待ちかね。制覇MAPの時間だ。

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 アスクチェーンは奈良県五條市のゲームソフト卸売業者である。シールの表記がなぜか「五条市」と簡単な漢字のほうだったので、その点について五條市役所に問い合わせてみたところ、市としては「五条」と表記することは無いが、JRの駅がなぜか「五条駅」と表記しているため、もしかしたら何か関係があるかもしれないというたいへん興味深いトリビアを教えてくださった。

 まあ、ただの変換ミスかもしれないが、一応、留意しておこう。

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 なにはともあれ、奈良県を制覇! 

 山口、奈良と、日本の人口統計でいくと上位とは言いがたい県を立て続けに制覇できたことは非常に良いスタートだ。なぜなら「人口が少ない=ファミコンショップが少ない」という図式が成り立つからである。人口が少ない県はきっと最後のほうに大きな壁となるだろう。

 それともうひとつ気づいたのは「全国的なゲームチェーン店の発祥地、意外とローカル説」である。

 こういう発見もショップシール研究の楽しいところ。必然的にその地域のことを調べまくるので、なんか、行ったこともないところなのに親しみが湧くし(笑)、知見も広がる。いいことだらけだな、この企画!


基本データ

名称:アスクチェーン
運営:?
開業:1988年?
所在:奈良県五條市
公式サイト:http://www7a.biglobe.ne.jp/~altlia/ask0.htm(閉鎖)


 旧ホームページを発見したものの(上ニョロが懐かしいね)、Webアーカイブで検索してもまったく出て来ないため、調べてみたら、なんと、数年前に、すべてのBIGLOBEドメインのページがWebアーカイブからごっそり消滅するという事件(BIGLOBE消滅事件)が起きていたらしく掘ることができなかった。
 しかも当初、BIGLOBE側がWebアーカイブに削除を依頼したんじゃないかと疑られていたが、あまりにも問い合わせが多かったのか、公式に「そんなこと知らない」という異例の声明を発表する事態になったらしい。なんだこの謎の事件は……

 ということでお次は、昔よくローカルファミコン雑誌などに載っていたファミコン交換屋さんの広告を、片っ端から調べまくったが、アスクチェーンの広告は見つけられなかった。完全に闇の中である。
 
 何か知ってる方、情報をください。


沿革
 1988年に創業(?)。保証金0円、商品無料貸出などをうたって事業を拡大していった。全盛期は全国3000店舗あったというが、おそらくそれだけのお店に「ゲームソフトを卸していた」という意味であろう。
 近年は金券ショップを営んでいたらしい(閉店済み)。2018年現在は同じ住所にバッティングセンター、隣にリサイクルショップが建っているが、アスクチェーンとの関係は不明。
 ※断片的な情報の寄せ集めで書いているので、事実と異なる部分があるかもしれません。



みんなの情報コーナー!!

 アスクチェーンについての情報をコメント欄へお寄せください!!
 
 正直、このお店に関してはほとんど何もわかっておりません。近所にお店があった。こんなバージョン違いのシールを見つけた。といった情報や、実際に交換サービスを利用したことがある方などの話をお聞かせください。なお、写真素材などのご提供はこちらの窓口で受け付けております。どうぞよろしくお願いします!!



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概要 【失われたファミコン文化遺産「ショップシール」の世界】


ファミコン界の嫌われもの

 ファミコンカセットをひっくり返すと、たまにどこかのお店のシールが貼ってあることがある。いわゆる「ファミコンショップシール」ってやつ。

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 ※代表的なファミコンショップシールたち

 現在、これらのカセットは「純正ラベルではない」と見なされるため、セール品や、福袋へ回されることもあるようだ。ぞんざいに剥がされたていたり、黒く塗りつぶされていたり、状態が悪いケースも少なくない。要するにファミコンショップシールは、昔からずっと嫌われものなのである。

 でも、世間からゴミ同然の扱いを受けていた時代からファミコンを集めていた僕から言わせると、逆に、そういうやつらほど知的好奇心をくすぐられてしまう存在だ。

 なぜなら、1983年7月15日――
 ファミコンが誕生して以来、その面白さ、魅力、価値については、あらゆる視点から、あらゆる切り口で、これでもかというほど語り尽されてきたけれども、それに比べて、ファミコンショップ関連の情報が、世の中から消えていく速度の早さよ!



失われてしまった文化遺産

 試しに、昔、よく通った近所のファミコンショップのことをググってみてたけど、出てくるわけなかった。インターネットが普及してなかった時代から、ファミコンショップなんてバンバン潰れてたからね。

 下手したらカセットの裏に貼られたシールだけが“唯一の存在した証拠”なんてお店も少なくないだろう。

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 ※個性豊かなローカル・ファミコンショップシールたち

 そう考えると僕はこのシールに失われてしまった文化遺産的なロマンを感じてしまうんだよね。かつて全国各地に存在したファミコンショップには、その地元ならではのローカルなファミコン文化が根付いていたはずで、そこには毎日、子どもたちの笑顔が花開いていたに違いない。

 ファミコンショップシールには、儚くも消えていったそんなお店たちの、誰にも語られることのなかった歴史が刻まれているのではないだろうか……



全国制覇への道プロジェクト

 魅力を語ってるとキリがないので(笑)、話を進めよう。

 今回の連載は、僕が集めているファミコンショップシール類の数々を紹介していこうというものなのだけど、それだけじゃ面白くないので「ファミコンショップシール全国制覇への道」なんていうプロジェクトを考えたのだ。

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 ※制覇MAP

 ファミコンショップシールって上述の通り、ローカル色が強いから、シールに住所が書いてあることが多い。だったら、日本のすべての都道府県が記載されたショップシールを集めてやろうじゃないかという企画である。

 たとえばこの3本をGetしたとする……

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 ドキドキ冒険島のような所在地も電話番号も記載されてないショップシールの場合、1号店があった都道府県を制覇したこととする。

 したがってまずはドキドキ冒険島について徹底的に調べ上げるのだ。まあ全国チェーンの超有名店だから、比較的簡単に調べられるけどマイナーなローカル店だったらそうはいかないよね。ともかく、調べまくって「武蔵浦和に1号店があった」という事実を突き止める。それらを記事にアップする。そうすることでやっと武蔵浦和のある埼玉県を制覇したことになるのだ。

 続いてファミコンショップヒーローは栃木県真岡市って所在地が書いてあるのでラッキーだ。そのまま栃木県を制覇。ただし調査は怠らない。最後にカメレオンクラブの場合は、発祥が徳山市だから山口県を制覇したことになる。

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 やったー! 3県制覇だ!

 まあ、こんな風に進めていくわけ。余談だけど、この制覇MAPをつくるのに、丸二日かかったよ(泣)



さらなる目的はアーカイブ化

 そして、実はこれが本当の狙いなんだけど……

 今回のプロジェクトを進めていく過程で調べたファミコンショップの所在地、運営会社、開業日、沿革、ロゴマーク、キャラクタなどのなどの情報や、その他のショップグッズって前述の通り、放っておいたら消えていってしまう貴重なファミコン文化遺産の一部だと思うので、知りうる限りデータベースとして残していけたらなって考えてるわけ。

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 ※ファミコンショップ専用ケースたち。ショップシールとはまた違った魅力がある。

 ただし僕一人の力じゃ、たかが知れてるので、全国各地の皆さんにも協力していただき、ローカルなファミコンショップの情報を集めて、かつて日本に存在したファミコンショップを網羅することが本プロジェクトの最終目的なのだ。



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カメレオンクラブ編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】


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概要 ◆定義と分類 ◆目次


 【失われたファミコン文化遺産「ショップシール」の世界】全国制覇への道プロジェクトの記念すべき第1回目はみんなご存知「カメレオンクラブ」をフィーチャーしたい。 


ショップシール類

 経験上、ファミコンカセットを100本ひっくり返すと必ず1回はショップシール類と遭遇するのだが、その中でも「カメレオンクラブ」と「ドキドキ冒険島」の遭遇率はラベル型の中では群を抜いてると言ってもいいだろう。(ちなみにシール型では「わんぱくこぞう」がダントツ、次点で「ブルート」だ)

 ただし、私オロチの地元愛知県には、カメレオンクラブの支店がほぼ無かったので、個人的な馴染みが薄いのが残念である。


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 レア度:  
 白抜き文字のロゴに、カメレオンのキャラクタが描かれている通称キャラバージョン。非常によく見る。

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 レア度:  
 カメレオンのキャラクターの代わりに渦巻きマークが入った全国チェーンバージョン。キャラバージョンと同じくらいよく見る。いずれも住所や電話番号の記載などは無いようだ。


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 レア度:★★  
 こちらは少し控えめなレギュラーサイズバージョン。00.6.20という数字は共通しているようだが、何を意味しているのかわからない。ご存知の方、教えてください。
 よく見るとドキドキ冒険島のシールが透けて見えることから、その上から貼ったものだと思われる。このようなシールは「ダブル」と呼ばれショップシールマニアの間で珍重されている。もしここに、わんぱくこぞうの検品シールが貼ってあるものなら「トリプル」だった。残念!

 ちなみに値札の「883」も何を意味しているのか不明である。
 
 追記2018/5/23

 883という数字について「もしかしたら手打ちコードかもしれない」という情報を頂きました。当時カメレオンクラブではファミコンのコードは006から始まり、その後4桁の数字を打ち込んだそうだ。たとえば「0060001」は『アーガス』だったとのこと。おそらく、あいうえお順だったと思われる。このソフトは『ベスト競馬ダービースタリオン』なので、ディスクを含めないとすれば「883」あたりになるのかもしれない。情報提供:たなかっつ様




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 レア度:  
 SFCバージョン。カメクラのSFCシールはこのバージョンしか見たことない。

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 レア度:★★★  
 ファミコンROM用の専用ケース。

 裸ROMがギリギリ入るサイズ。イメージカラーのライトグリーンと黄色のうずまきを全面に押し出したデザインとなっている。裏に「長時間のゲームは目に悪いので気をつけましょう」と書いてあるのはPTA対策だろうか。


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 写真提供:ろぜ

 レア度:★★★☆ 
 こちらは白×黄バージョン。炎のデザインがすばらしい。緑色のバージョンよりもレア。店舗によってケースのデザインが違ったようだ。フランチャイズのものかもしれない。

 なお、FC用ケースには白×青バージョンも存在することがわかっている。


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 レア度:★★☆ 
 スーファミ用の専用ケース。

 ファミコン版ケースよりは、やや見かける気がする。こちらも大きさは、ほぼROMカセットと同じなので、ムリヤリ出し入れしていたら膨らんでしまった(泣)

 黄色い半透明のプラスチック製バージョンも存在するようだ。


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 レア度:★☆ 
 おまけ。これはFC-SFC時代のものと思われるPCエンジンHuカードの専用クリアケースである。PCエンジンHuカードの純正保護ケースが、経年によってベタベタになってくるのは有名な話。そんなところまで専用グッズを用意しているとはさすが全国チェーン。配慮が細かい。ただし、レア度はSFC用ケースほどではない。


制覇MAP

 お待ちかね。制覇MAPの時間である。

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 カメレオンクラブの母体は「株式会社 上昇」。多くの首相を輩出していることで知られる山口県の会社である。同社が運営する「ぼっくり屋」というリサイクルショップ内のゲームコーナーが発祥であった。なお、カメレオンクラブ自体は現在も存在し、ぼっくり屋も現役バリバリである。

 なにはともあれ、まずは山口県を制覇! 


 ↓ここから下はデータベースコーナー。

基本データ

名称:カメレオンクラブ
運営:株式会社上昇
開業:1986年(インストアとして)
所在:山口県下松市
直営サイト:
http://www.josho.co.jp/camereon/index.html(閉鎖)
http://www.chameleonline.jp/
主なFCサイト:
カメレオンクラブ四国 http://www.chameleonclub.jp/store/
カメレオンクラブ北陸 http://horiguchi1988.co.jp/test001/index.html
http://ygm.jp:80/www/chameleon.html(閉鎖)
http://www.three-p.com:80/came_new/top.html(閉鎖)
http://homepage2.nifty.com/fw-chameleon/(閉鎖)



ロゴ
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 イメージカラーはライトグリーン。カメレオンの舌を連想させるグルグルマークが特徴的。
 
キャラクタ
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レオン君(初期デザイン)
着ぐるみもあったらしい。

広報誌
 カメクラプレス。こちらの記事で1994年9月号の様子が掲載されている。

外観
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 ※画像:神奈川県の古淵店?(旧HPアーカイブより 

 (カメレオンクラブの店の外観を写した写真素材を募集中!!)

沿革
 1986年、ぼっくり屋インストアとして開業。1988年11月、山口県徳山市で店舗を構え、翌年に有限会社カメレオンクラブを設立。全国チェーン展開へ乗り出した。91年結成の「JAG」7社のひとつ。
 1994年12月、中古ゲーム裁判騒動では当初、メーカー支持派のテレビゲームビジネス協議会(GRA)へ参加していたが、1997年に離脱。反対派のテレビゲームソフトウェア流通協会(ARTS)へ乗り換え、見事に勝訴をもぎとった。
 2003年6月、ボックスグループ(ドキドキ冒険島)と業務提携。2007年3月に経営破綻した。ただし、数は激減してしまったものの現在もカメレオンクラブは存在しており、引き続き上昇が運営しているようだ。(参照) その辺り、どうなっているのか不明。

主な店舗(2001年頃)
北海道 網走店、岩見沢日の出店、北見夕陽ヶ丘店、新橋店、端野店、豊岡店、函館大川店、春採店
青森県 むつ店
秋田県 秋田茨島店
岩手県 前沢店
宮城県 小牛田店、中田店、名取店
山形県 寒河江店
福島県 会津門田店、郡山桜通店、郡山日和田店、須賀川店、福島西口店、保原店、南福島
栃木県 佐野 店
茨城県店、水戸見和店
埼玉県 岩槻店、春日部店、東大宮駅前店、川口グリーンシティ店、カメレオンマックス店、せんげん台店、草加店
千葉県 東寺山店
東京都 洗足池店、東陽町店、西調布店、練馬店、ミノワールド店、宮西店、綾瀬店、久米川店、豪徳寺店、高島平店、千歳烏山店、中延店、西葛西店、八王子店、方南町店、武蔵小山店、用賀店
神奈川県 上大岡店、湘南台店、東戸塚店、蒔田店、古淵店店、相模原駅前店、PATあやせ店、日吉店
新潟県 糸魚川店、柏崎店、木田店、三条店、高田北城店、燕三条店、十日町店、直江津店、長岡店、長岡西店、新井店
長野県 新飯田店、あづみ野店、石芝店、伊那店、駒ケ根店、佐久店、座光寺店、塩尻店、中野店、南松本店、若槻店
石川県 福久店、工大前店、宝町店、七尾駅前店、鳴和店、藤江店
岐阜県 加納店
静岡県 三島田町店、草薙店、島田店、沼津店、富士店、藤枝店、吉原店 磐田店(追加)
愛知県 一色店
京都府 千本通り店 福知山店(追加)
奈良県 奈良押熊
大阪府 岸和田店、堺陵南店、千林大宮店、高槻店、三国店、八尾高美店、あびこ店、高石店
兵庫県 洲本店、高砂店、宝塚安倉店、津名店、西鈴蘭台店、舞子店、三原店、明石西店、播磨店
島根県 浜田店、大田店、益田店
広島県 蔵王店、広島祇園店
山口県 厚南店、新田店、防府店、防府駅南町店、岩国店、宇部店、宇部西岐波店、宇部東店、下松店、新下関店、新南陽店、徳山店、徳山中央店、萩店、柳井店、末武店
愛媛県 朝生田店、今治喜田村店、枝松店、大街道店、大洲店、片山店、鴨川店、川之江店、湊町店、余戸店、北宇和島店、北新町店
福岡県 門司港店
長崎県 上五島店
熊本県 楠店、健軍店
鹿児島県 照国店、西鹿児島店
沖縄県 BM美里店、安慶名店、石嶺店、糸満店、小禄店、宜野湾店、名護店、那覇上間店、牧港店、美里店、宮古店、与儀店、ハンビー店

 漏れがあったら教えてね。


主なトピックス
ASCII.jp:東京地裁、中古ゲームソフトの販売で中古ソフト店勝訴の判決--エニックスは控訴へ (1999/5/27)
中古ゲームソフト販売は合法――エニックス訴訟で東京高裁が判決 (2001/3/27)
「カメレオンクラブ」の上昇が経営破たん (2007/03/29)
上越市木田のゲームソフト店に強盗 逃走中 (2013/6/2)
また上越市木田のゲームソフト店に強盗 犯人は逃走中 (2013/7/15)
約24年前の中古ゲームショップ「カメレオンクラブ」のチラシをGET! あのソフトが驚きの買取価格だった!! (2018/5/7)



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定義と分類 【失われたファミコン文化遺産「ショップシール」の世界】


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ショップシールの定義

 当サイトでは、以下の3つの条件を満たしたものをファミコンショップシールと定義する。

◆FC・SFCに付された「ショップシール類」であること
 原則としてMD/PCE/64/PS/SS等、及びNES/SNES等は対象外。なお「ショップシール類」については下記参照。

◆FC-SFC時代(1983~2000年)に発行されたものであること
 2001年以降に発行された可能性の高い「ショップシール類」は対象外。

◆実在したお店(通販含む)が発行・貼付けしたものであること
 実在が確認できない場合は不可。また、実在したお店であっても該当物を販売してない可能性が高い場合(たとえば「◯◯工務店」とかまったく違う業種のシール等)は不可である。



ショップシール分類法

 当サイトではショップシールをラベル型・シール型・ケース型・値札型・判子型の5種類に分類し、これらを便宜上「ショップシール類」と呼ぶこととする。

 それぞれ解説していこう。


・ラベル型
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 ファミコンカセットの裏に貼られているショップの専用ラベル。ファミコンでは主に純正と同じ大きさのレギュラータイプと、全面を覆うフルタイプの2種類。スーファミには純正と同じ大きさのレギュラータイプ、上の小窓部分に付されたミニタイプの2種類がある。ただしミニタイプは極めて採用例が少ないレアタイプである。

 そもそも、多くのショップが専用ラベルを用いた理由は、落書き、破れ、他店のシール等、都合の悪い部分を覆い隠したのが起源と言われている。ついでにお店の宣伝をしたり、保証書代わりにしたのだろう。

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 ラベル型の代表格はドキドキ冒険島、カメレオンクラブが挙げられる。ファミコンショップヒーローもわりとよく見る。


・シール型
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 純正ラベルの上などに貼られている小型のシール。外箱に貼られていることもある。PCエンジンのHuカードの裏や、プレステ・サターン等のCD系ソフトのケースに貼られているのことも。検品済みを表す役目を担っていたと考えられる他、シールが貼ってあることによって買取査定がアップするシステムを採用しているお店も多い。

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 シール型の代表格はブルート、わんぱくこぞうが挙げられる。一休さんは名古屋っ子におなじみのファミコンショップ。

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 シール型といえば、おもちゃ屋さんがやたら採用していることにも言及しておかなければなるまい。その多くはパッケージに容赦なく貼られていることでも悪名が高かった。コレクターにとっては、むしろ敵なので跡形も無く剥がされていることが多い(笑)


・ケース型
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 裸のカセットを入れるオリジナルケース。ビニール製やプラスティック製もある。基本的にカセットにぴったり入る大きさだが、説明書を同封できる少し大きいサイズのものも存在した。
 純正パッケージを裁断、あるいはコピーしたものを貼り付けたり、説明書のコピーを同封したりという著作権無視の所業が公然と行われていた場合もあった。おおらかな時代だったんだなあ(遠いまなざし)

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 代表格はトップボーイ、ブルート、桃太郎など。オリジナルケースは、そのお店のカラーが出やすいグッズなので密かに集めているコレクターが多い。
 


 つづいて、上記3系統よりビジュアル的魅力に欠けるものの、一定の資料的価値が認められる2系統である。

・値札型
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 値札シールは古くから完全なる邪魔者とされてきたが、オリジナルデザインを採用しているショップも多いので、資料的価値がまったくないとは言えないだろう。しかしながらラベル型・シール型よりもサイズが小さく、店名やマークが記載されているだけなので、ビジュアル的な魅力をあまり感じないのが難点だ。

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 値札型はゲーム専門店よりも、家電量販店やデパートが採用していることが特徴だ。サンプル画像は名古屋っ子におなじみの伝説の家電量販店ウォッチマン。そして愛知県稲沢市が本拠地だった今は亡き地元スーパーのユニー。あと下のやつはたぶんイトーヨーカドー系列のデパートのものだと思われる。

 私オロチが愛知県民なので、どうしても愛知県色が強くなってしまうのだが、逆に言えば、このようにローカル色が強く出ることを特徴に挙げてもいいだろう。
 

・判子型
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 外箱の裏や、ふたを開けたところに、ごく稀に押してあるお店の印。地味すぎて見逃されていることが多い。

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 サンプルはファミコンランドのもの。
 
 全国制覇への道プロジェクトでは、この5種類の「ショップシール類」のみを「制覇可能アイテム」と定め、それ以外のものは原則として「参考アイテム」として扱うこととする。



その他のショップグッズ

 下記、ショップシール類以外の参考アイテムである。

・チラシ類、ショップ情報誌類
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 お店が発行していたチラシや情報誌。わんぱくこぞうの「ぱっくんぽっけ 」、TVパニックの「ファミかんプレス」などが有名。画像は、いまだに残っているフランチャイズのホームページより、ぱっくんぽっけ創刊号(91年)。

・オリジナルグッズ
 会員証や割引券、記念品、粗品などのオリジナルグッズ類。基本的にファミコン・スーファミ時代のもので、かつ、お店の名前の入っているものが望ましい。

・特典類
 そのお店でゲームソフトを買うともらえた特典グッズ類。こちらも上記オリジナルグッズ同様、ファミコン・スーファミ時代のもので、かつ、お店の名前の入っているものが望ましい。

・その他

 その他、重要と思われるもの。画像はかつて、わんぱくこぞうで抽選プレゼントされたGBソフト『内祝』。

 これらの参考アイテムは原則として「制覇対象アイテム」にはならない。



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