子ども時代の忘れ難いゲーム「偽ファミコンサイト」に注意!!


 最近、やたらと目にするこのGoogle広告。

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 ファミコンとマリオ、そして「子ども時代の忘れ難いゲーム」という何とも言えないキャッチコピーが印象的です。クリックすると「utv.uubuy.jp」というURLに飛ばされるのですが、私のパソコンだと「危険を伴う可能性がある」という警告が出てきてアクセスできませんでした。

 よく考えてみると「原価11960円」ってのも意味不明だし、載っているファミコン本体もコントローラが何やらおかしい。

 気になって調べてみたら「uuBUYというサイトは安全ですか」という知恵袋を発見。どうやら「中華系の詐欺サイト」の可能性が高いようです。


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 こちらは別パターンの広告。たしかに日本語が怪しいですね。Facebookやミクシィなど有名SNSサイトにも堂々と表示されているようですが、これらの企業が安全を保障しているわけではありません。騙されないように注意してください。

 という記事をアップしたら、当サイトにも表示されてるし(笑)

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 当分の間、広告を外しておこう……



orotima-ku1.png違和感なくて、ビビったぜ(笑)
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ゲーム界の祟り神「飽きる」という感情をめぐる雑考


<ひとつのゲームをやり続けるひとたち>

 ひとつのゲームを愛し続け、何年間もプレイしてるひとっていますよね。

 26年間、ひたすらボンバーマンをやり続けているおばあちゃん(※)が話題になったとき、改めて「ゲームって偉大だな」って思ったもんです。
 世界に目を向けると、いまだに初代『スーパーマリオブラザーズ』の最速クリアに挑戦し続けているひと()や、『マリオカートWii』を9年間やり続け、隠しモードを見つけてしまったひと(※)もいます。おそらく、彼らは周りから変人扱いされてきたでしょうが、神様だけはちゃんと見ていました。

 ただし、私がメーカー側の人間だったら、きっとこう言うに違いありません。
 「いつまでやってんだ!」と……




<強力な殺虫剤のジレンマとは?>

 クイズです。

<問題>
 とある殺虫剤メーカーに勤務しているAさんが、長年の研究の成果によって、地球上の害虫をすべて駆除できるくらい強力な殺虫剤を開発したところ、上司から猛烈に怒られてしまったそうです。なぜでしょう?


dk3.jpg
 ※殺虫剤といえばこのゲーム

 答え合わせです。

 なぜAさんは上司に怒られてしまったのでしょうか。その理由は、地球上から害虫がいなくなってしまったら、殺虫剤が売れなくなってしまうからです。

 そもそも殺虫剤メーカーの目的は害虫を駆除し続けてお金を儲けることであり、完全に駆除することではありません。Aさんは越えてはいけない一線を越えようとしていたのですよ。命拾いしましたね。きっと殺虫剤メーカーのトップと、害虫のトップは裏でがっちり握手しているズブズブの仲なのでしょう……




<ゲームは飽きてもらってナンボの商売>

 この話をゲームソフトメーカーに置き換えたらどうなるでしょうか。

 たとえばメーカー側としたら消費者にゲームを買い続けてもらうためには、今やっているゲームに飽きてもらわなければなりません。よくゲームの宣伝文句に「1000回遊べる」とか「やりこみ要素が無限大」とかありますが、バカ正直にその通りやってくれたら困るわけです。SNS上で「ゲームなんてしょせん娯楽だ」「ジャンジャン消費してくれ」と愚痴をこぼしている関係者を見かけたことありませんか。夢もへったくれもありませんが、残念ながらそれが本音なのでしょう。

 そう考えるとゲームソフトメーカーにとって「飽きる」という感情は駆除すべき相手ではありません。むしろ必要不可欠な存在と言えるでしょう。ゲームビジネスは人々の「飽きる」という感情に依存してきたのです。

 おそらく冒頭に挙げたような、ひとつのゲームをやり続けるひとたちは少数派であり、幸いなことに、大半の人々は飽きっぽいので、いくらメーカーが最高だ、究極だと喧伝したところで、彼らは必ず飽きてくれました。

 それよりも、深刻なのは人々がゲーム自体に飽きてしまうことです。

 まるで禅問答のような話ですが、結果的にゲームには「適度に飽きられつつ、根本的に飽きられないこと」が求められました。前半部分は何とかなっています。しかし後半部分は永遠のテーマなのです。




<「飽きる」という感情を軸にすると見えてくるもの>

 ところが近年になって、劇的な変化が訪れました。とある画期的なシステムが新機軸をうち立てて、急速に人々に受け入れられていったのです。それは携帯ゲームの課金システムでした。

 課金システムは同じゲームを継続的にプレイしてもらわなければ儲からない構造になっているので、飽きられたら困ります。そういう意味では従来のシステムとはまったく逆のスタンスでした。ならば「飽きる」という感情を軸にしたガウス平面を展開すれば、理論上、それぞれ対になる消費者が存在するはずだと私は考えました。

 今、こいつは何を言ってるんだと思いましたか(笑)

keizai02.jpg
 ※イメージ図 丸の大きさは適当です(笑)

 そんなに難しい話ではありません。軸を増やすことで上下逆、左右逆、裏表逆というような色んな逆が生まれるように、ゲームメーカーと消費者との関係にも色んな逆があるんじゃないかと思っただけなのです。

 たとえばこのような図にすることによって、レトロゲーマーと、ひとつのゲームをやり続けるひとたちって、実はそんなに近い存在じゃないんだなあとか、課金ゲームとは相性が悪そうだなあってことがわかるのです。もちろん、課金ゲームが好きなレトロゲーマーだって居るでしょう。そういった意味では、それぞれの丸はもっと重なっているのかもしれません。あくまでもこれは傾向が見えるという思考実験です。




<Dくんはチーズ蒸しパンが大好きだった>

 最後に、私の知人が実際に体験したという、とっておきの話をしましょう。

 高校生だったDくんはチーズ蒸しパンが大好きで、毎日、お昼にチーズ蒸しパンを食べていました。本当に、狂ったように毎日、チーズ蒸しパンを食べていました。
 その日も、いつものようにコンビニで買ってきたチーズ蒸しパンの袋を開け、一口、かじりつきました。普通に美味しかったそうです。ところが、二口目をかじりついたとき、Dくんは思いました。

 「もう、いいや」と……

ヤマザキ ニュー北海道チーズ蒸しケーキ×3個 ※ご注文確定後のキャンセルはできません。

 結局、Dくんはその日以来、チーズ蒸しパンを食べられなくなってしまったそうです。

 彼はシニカルな表情を浮かべながら「きっと、飽きちゃったんだ」と述懐しました。一口目までは普通だったのに、二口目をかじりついた瞬間、そのチーズの匂い、もちもち感、舌触り、生地の甘さ、色、持った感じ、すべてにウンザリしたんだ、と……

 正直言って「飽きる」という感情のメカニズムについては、よくわかりません。そのような悲劇は、ある日突然、理由もなく訪れるのでしょう。(しかも秒単位で!)
 しかし私は彼のことを笑えませんでした。なぜなら1面をクリアした瞬間、何もかも、どうでもよくなってしまう可能性は、ゲーマーにだってあるからです。その日から私はコントローラを握れなくなってしまうかもしれません。



<それは人々に宿っている小さな神様>

 以上のように、「飽きる」という感情は、うまく付き合ってさえいれば、我々に様々なゲームを楽しむ機会を与えてくれますし、大人しくしていてもらえば、ひとつのゲームを長く続けることもできるのです。ただし、機嫌を損ねてしまうと、取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう、言うなれば“飽き神様”です。

 祟り神の一種なので典型的なツンデレですが、決して忌むべき存在ではありません。それは立場に関係なく、あらゆる人々に宿っている小さな神様なのでしょう。

(完)
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7インチ大画面のFC互換機「エフシーポケットHDMI」10月発売予定!!


 手に持って、机に置いて、TVにつなげて遊べるFC互換機。

(FC互換機) エフシーポケットHDMI【FC POCKET HDMI】

 エフシーポケットの最新機種は7インチ大画面とHDMI出力を装備。本体に専用スタンド、ワイヤレスコントローラ2個にAC アダプター、そしてHDMI ケーブルが付いて、112種類のオリジナルゲームも搭載されています。

 発売予定日は2017年10月中旬。価格は13,800 円(税抜)となる模様。


orotima-ku1.pngまるで スイッチやで!




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[ 2017/08/11 13:49 ] ファミコンニュース | コメント(1)
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